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Yahoo!辞書 - すべての辞書 - 当て字
普通、「当て字」といいます。
http://www.hatena.ne.jp/1062991967
わざと違う漢字で単語を表記することを指す適切な用語はあるでしょうか。例えば「氏ね」「基地外」といった表記法のことです。.. - 人力検索はてな
当て字、では?
誤字と当て字が重なってるような感じですね。どちらにしろ一般的には当て字以外には表現されてなさそうだとわかります。
当三字〜当て字な三字語〜
当て字
宛字
【漢字のもつ本来の意味にかかわらず、音や訓を借りてあてはめる表記。】
真実の物語
【「当て字 日本語を表記する際に、その語と意味のうえで直接関係のない漢字の和訓や字音を借用する用法、またはその漢字をいう。「宛字」とも書く。本来、漢字を用いて日本語を書き表すには、「やま―山」「たに―谷」のように、意味上の対応関係をもつ漢字を使うのが通常であるが、対応する漢字がない場合に、便宜的にある漢字の音や訓を借りて書き記し、さらに和語以外の外来語、外国語の表記にも及んだ。これが「当て字」である。】
tnikki
【漱石先生お久しぶりです】半藤一利
【俳句以外では、漱石の小説には当て字が多いといわれ、魚の秋刀魚を「三馬」と書くなどを代表としてよくあげつらってあることに関して
されどこれは漱石の造語にあらず。『言海』にはっきりと三馬とあるのである。さきの林原宛ての書簡にみるように、漱石は好んで『言海』をぱらぱらとやっている。音なしく、地烈太(ぢれつた)い、糠る海(ぬかるみ)、反吐もど、寸断々々(ずたずた)、蚊弱い、烏鷺々々(うろうろ)----漱石が無造作に使っている当て字が、すべてそうであるのかどうか、『言海』にいっぺん問うてみる必要があるのではないか。
と、あったので、言海大好きのMorris.はさっそく、以上の語をチェックしてみた。
「三馬」に関しては確かに見出語の後に「小隼|三馬」とあり、語釈のおしまいに「秋光魚」というのもある。現在良く使われる秋刀魚は見当たらない。
「音なしく」は見当たらず、穏順シキ 大人しいという漢字があてられている。
「地烈太い」は、見出し「じれつたし」と語頭が「ぢ」でなく「じ」であることからしても、漱石の文字遣いは間違っているようだ。 語釈に「懊悩ル-ジレル」とあるので「懊悩つたい」なら使えそう。
「糠る海」は言海には「ヌカリミ」という見出ししかなく、 泥濘の語が付してある。
「寸断々々」は「づたづたに」の見出しの後に「寸断」とあり、繰り返しは無くてもヅタヅタニと読めるようだが、これはまあ漱石の使い方でも良しとしよう。他に「寸斬」で「ヅタヅタニ」と読ませる例も挙がっている。
「蚊弱い」は「かよわし」というひらがなのみである。「か」は発語という注あり。
「烏鷺々々」は「うろうろ」とひらがなの見出ししかなく、語釈のおしまいに「彷徨」が並べてある。
以上の調査(^_^;)からすると、漱石の当て字で、許容範囲なのは「三馬」と「寸断々々」くらいで、あとはちょっとおかしいといえるだろう。】
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閼伽出甕 論考集「新版・山窩 第四部 補足編」(2)
閼伽出甕 論考集「新版・山窩 第四部 補足編」(2)
【とはいっても、「『イタカ』及び『サンカ』」の原資料の一つとされる旅日記「美濃越前往復」(『北国紀行』昭和23年(1948)11月発行)を読み返してみると、明治44年7月7日(金)に《サンカのことを注意して行きたしと思う。普通山窩と書くも当らぬ当て字なり。》(ちくま文庫版『柳田國男全集3』p234)とあり、……(略)】
【サンカなる呼称について三角寛氏は、『サンカの社会』〈サンカ名義考〉で、「明治八年二月の島根県令井関盛艮時代の邏卒(後の巡査)文書に、「山家の徒、山窩、浮浪の徒」などとあり、「山窩(山家)は雲伯石三国辺隅の深山幽谷を占居する」とも記載されてある。おそらくこれが文字に書かれた山窩の最初であると思われる」と述べている。これは、山窩の宛字が明治時代に入ってからの警察官吏などの所為かとする、柳田氏の先の指摘に通ずるものである。(p12)】
「当て字」あるいは「宛字」の、国語上の定義としては、
「日本語を表記する際に、その語と意味のうえで直接関係のない漢字の和訓や字音を借用する用法、またはその漢字」
の総称ですので、やはり「当て字」「宛字」の一部と言えましょう。古来から用例は無数にあります。インターネット上での呼称が別にあるかもしれませんが、あったにせよ、恐らく一部に通用する、用語としてはまだ熟していない呼び名ではないかと思われます。
ありがとうございました。
やはり、当て字の今日的側面という感じですね。国語学方面ではこういうのは取り上げてくれないんでしょうか。