R・ドーキンスの「利己的遺伝子」説について質問します。「近親相姦」について、ドーキンスと竹内久美子氏はそれぞれどのように解釈しているのでしょうか?

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回答3件)

id:blueskyM No.1

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ポイント20pt

「我々は概して、自分と似た人を好きになりがちである。これは、遺伝子が、似たものと手を組むことによって、自分たち(遺伝子)を生存させようという、遺伝子の働き、という考え」がR・ドーキンスの「利己的遺伝子」説なのだから、近親相姦は利己的遺伝子がもたらす、典型の例といえるでしょう。

id:tengen

竹内氏の解釈はいかがでしょうか?

2004/06/16 23:00:50
id:akkatone No.2

回答回数126ベストアンサー獲得回数1

ポイント20pt

http://www.asahi-net.or.jp/~wf3r-sg/ntztakeuchi.html

読書のおと(竹内久美子著作のページ)

竹内久美子さん… けっこう懐かしいです。

それはさておき、彼女はリチャード・ドーキンス(など)の説を“翻訳≠コピー”して日本に紹介した、という前提で『もっとウソを!』にそれらしき箇所があったのでそこからひきますね。

━「赤の女王仮説」というのは、進化の世界では生物は、動く歩道に逆向きに乗ってるようなもので、その場所に留まるためには静止していてはだめで、絶えず走り続けなくてはならない、そこから動くためには、少なくともそれ以上のスピードで走らなくてはならない、━

━遺伝子が自分のコピーを残そうと思ったら、無性生殖が一番いい。そのまま全部ストレートに残っていくから。ところが実際には性があって、半分ずつしか残っていかない。二代目になったら四分の一になっちゃう。━

━要するに、病原体に対する抵抗力なんです。━

━自分とまったく同じコピーばかりだと、環境が今のままならいいけれど、変化すると全滅する恐れがある。だから、子孫にヴァリエーションをつけたいんですね。━

━病原体に対応できるように。そのために性があって、遺伝子を混同してるほうがいい。進化論ですから、結局そういうやつが残ったということになる。━

━多様性を確保すると同時に、走りつづける──変化しつづけることによって、常に新しくもある━

という説によるとすれば、「近親相姦」→ 子孫にヴァリエーションがなくなる→ それ自身がどんどん変異していく病原体に対応できない→ 弱い遺伝子を残そうとする行為≠「近親相姦」

という解釈が可能になるのではないでしょうか。

id:tengen

ありがとうございます。でも、実際に近親相姦は起こってますよね。それはなぜでしょうか?この点の解釈を知りたいのです。また、ドーキンスの解釈はいかかがでしょうか?

2004/06/16 23:03:05
id:reply No.3

回答回数787ベストアンサー獲得回数0

ポイント20pt

真に「利己的な遺伝子」、つまり、なるべく自分の複製をいっぱい残したい、と思う遺伝子にとっては、遺伝子の複製度が高いほどその目的を果たしているとも考えられます。

しかし、各遺伝子の立場から考えると、自分の存続に不利な遺伝子まで一緒に複製されることは「利己的な遺伝子」の行動からは反しているとも考えられます。

より、自分自身が残るために、「都合のいい仲間」=存続に適した優秀な遺伝子を求める行動、が、自分自身が遺伝されない危険性があるにせよ、重要になってくるはずです。

線虫のように自分自身で自分の子供を作れる生命体ですら、1/1000(位だったと思う)の確率で、オスを発生させて、遺伝子の劣化(陳腐化と言った方が適切でしょうか)を防いでいます。

つまり、「利己的な行動」を行うときにある程度の目安があって、それに従って行動をしていると考えられるわけですが、それが何かのきっかけで壊れてしまうことも考えられます。

緊急避難的な行動、例えば、他の遺伝子グループが近くにいないので、他の遺伝子グループと出会うまで自分たちのグループ内で、遺伝子を存続させる。

新しいグループと出会えばブレーキがかかるはずだったのに、その時にはブレーキがすでに壊れてしまっていたとか。

よりすぐれた遺伝子を積極的に取り入れる機能が壊れてしまったとか。

まあ、あくまでも遺伝子が利己的に振る舞うという立場から近親間での遺伝子のやりとりについて空想しただけですが、利己的という言葉が一人歩きして、人間の行動まで正当化されるのはどうかという気もします。(^^)

id:tengen

御丁寧な御返答ありがとうございます。再度のお願いですが、各氏それぞれの解釈をお願い致します。

2004/06/19 22:24:10

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