人間の経済・産業活動は地球温暖化に「無視できる程度」しか影響していないということを、それなりの科学的根拠をもって説明しているサイトがあったら教えてください。
http://www.yasuienv.net/GWItoBook.htm
伊藤「温暖化本」 市民のための環境学ガイド
書評です。恐らくあなたのお考えにかなり近い気がします。
私は未読ですので、
今どう捉えられているかという点について調べてみたことを以下に記します。かなり公的な資料を引っ張ってきたつもりです。
>人間の営みは本当に地球温暖化に関与しているのでしょうか?
まず、
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1995年にIPCC(気候変動に関する政府間パネル)が公表した1860年からの地球全体の平均温度の推移を見ると1910年からの80年間で0.6℃の上昇、日本の気象庁が発表している国内15ヶ所の測定データからは同期間で約1℃の上昇が読みとれます。
かつて、人類は氷期―間氷期の間にかなりの温度変化を経験したそうですが、その変化速度は100年で0.5℃程度といわれております。
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という記述から、この100年が今まで人類における温度変化の中で最もおおきいものである、ということはほぼ事実として受け止められています。
ここで重要なのは、メカニズムがどうかはどうでもよく、この100年の間が最も温度が上がっている、という観測されている事実であるということです。
統計的なはずれ値であるという風に考えるのは非現実的ですので、何らかの原因があって温度が上昇していると考えるほうが論理的です。
では、この100年間に人の営み以外に、他の要因で温度上昇があった、と考えられますか?
太陽がどうというのなら、なぜこの100年だけ特異なのでしょうか?
>どうも「50mプールに目薬一滴」ぐらいの、規模的に次元の違う話に思えてしかたありません。
感覚的にはそうかもしれませんが、観測されている事実からは、温暖化が人間の近代の活動の結果(CO2かどうかは別にして)である、ということに対しては異論が挟めないのが現状のようですが、いかがお感じでしょうか。
今確実にわかっていることは
・温暖化を行うガスがあること
・CO2は温暖化ガスであること
http://www.data.kishou.go.jp/climate/cpdinfo/ipcc_tar/spm/spm.ht...
気象庁 | IPCC第三次評価報告書の要約(気象庁訳)
・大気中のCO2濃度はこの100年の人間の活動において、大きく増えていること
・地球全体の平均温度は確実にあがっていること
今未確定なものは
・地球全体の炭素循環のメカニズムがわからない
・温暖化の仕組みそのものがわからない
>やはり地球全体の気候モデルの解明が待たれる現時点では、特定の因子のみに着目した極端な単純化は危険であることを、再確認できた気がします。
未確定な部分があるからといって、既に明らかになっている部分の信憑性がなくなるわけではありません。
少なくとも温暖化ガスの量をコントロールすることで、温暖化の要因の一部を下げられるということはわかっています。
また、温暖化がこれ以上進むことはクリティカルな影響がある、ということもわかっています。
ご指摘の通り、どれだけコントロールすれば温暖化を防止できるのかはわかりません。
原因が究明していないからなにもしなくてもよい、という行動をとった場合のリスクを勘案した方が良いと思います。
今回のご質問は、
>リスク便益原則を従属的位置に据える予防原則
あたりが最もお求めの答えなのかもしれませんね。
結局はよくわかってないようですがここの3番目の項目が参考になるかと。
量的な説明が難しいと・・・。
ホントに目薬一滴の可能性もあるわけですね。
http://tanakanews.com/971216COP3.htm
地球温暖化京都会議への消えない疑問
それは二酸化炭素の増加は第二次大戦後の世界の工業化が一因と思われる。そして、最近の100年間で地球表面の気温は約0.5度上昇したという。ところが、過去100年間の温暖化傾向のうち、気温上昇のほとんどの部分は1940年までの40年間に起きており、その後1970年代までは平均気温が下がっている。1970年代初頭には「もうすぐ氷河期がくる」とさえ予測されていた。
「主因は太陽の磁場変動」「二酸化炭素原因説は高コストに悩む欧州の策略」と説明される方が、はるかに納得感がありますね。
http://www.miyagi.coop/07_groupinfo/able/200401-02.htm
エイブル2004.1・2月号・特集「はじめてみませんか?簡単エコライフ」
え、無視できる程度しか影響していないことを説明してるサイトですか!?
http://www.sanshiro.ne.jp/activity/98/k01/lecture5.htm
第5回 地球温暖化問題に答える
太陽熱は地球の表面には断面積1平方メートルあたりJ=1360ワット、実際には30%が地表で反射されるので952ワット
人間一人の発熱量は20ワットですが、生活エネルギーで2000ワット使っています
地球の表面積はおよそ127,800,000平方km
地球上の人口を65億人とすれば
19660平方メートルに1人いる計算
つまり太陽光の 1/9360の影響があります
20x50x1mのプールを想定すると0.1立方メートル
つまり、50mプールに 牛乳パック100本分位、市販のごみ袋が50リットルですから二袋分くらいの影響はあるようです
人間が、普通の動物の営みをしていれば、影響は1/100ですから
牛乳パック1本分くらいの影響力ですね・・・・
う〜ん、分かったようなわからないような・・・
ん?計算変じゃありません?
だいぶ環境庁の意向を色濃く感じさせるサイトですね。
あまりに断定的な表現が多いのは、科学者の態度として疑問を感じてしまいます。
http://www.tric.u-tokai.ac.jp/isite/satellite/jrondoforest.html
森林モニタリング-----東海大学情報技術センター
この写真を見てください、50mプールの目薬一滴では決してありません。また人口そのものが食料生産の限界にほぼ達していることからも人間の活動が地球環境にとって無視できる範囲でないことははっきりしています。
疑問の余地があるとすれば、増加した二酸化炭素の影響がどうでるかでしかありません。どこで仕入れた知識かわかりませんが、まず現実をしっかり見たうえで仮説をたてましょう。
写真いちまいが現実ですか?
科学的因果関係が知りたいのです。
2度目の回答です
一枚の写真でも注意深く縮尺を見ればどれほどの規模かはわかるでしょうに。
今度のデータは実際の二酸化炭素濃度の変化です。このページの図2−1−6のようなものはいくつもみつかります。どの図も残念ながら縦軸の原点が0ではありませんから、変化が強調されてしまっていますが、現実に二酸化炭素は増えています。
現実を無視した議論はやめましょう。
地球の平均気温が上がっていることも、森林面積が減っていることも二酸化炭素が増えていることも知っていますが、それらの「量的」因果関係知りたいのです。問題は「影響量」です。少なくともご回答の中に科学的量的因果関係に関する説明は、何も見当たりません。
一方、科学的な事実を追究することが不謹慎であるかのようなご意見には、大変違和感を感じます。
なお、誤解のないように申し添えますが、仮に因果関係が科学的に充分に明らかになっていないとしても、重大な影響を及ぼしている可能性がある限りは、エコロジーが無意味と言うつもりはありません。ただ、どこまで因果関係が明らかになっているか、を知っておきたいのです。
引き続き、設問の主旨に合った回答をお待ちします。
http://www.omsolar.co.jp/main/om03-02.shtml
OMソーラー協会 - 太陽熱で床暖房する家
まず、これは検算です
952w/平方m が127800000平方kmだから
1.278x10^8x10^6x952=1.216x10^17
2000[w/人]x65x10^8[人]=1.3x10^13
太陽光で受ける熱量と比較すると
1.216x10^17÷(1.3x10^13)=9.354
つまり1/9354倍の影響力・・・これはさっきの書き込みですが
http://www12.ocn.ne.jp/~take03/j23co2.htm
地球の変化 2-3.森林とCO2の吸収、生き物の量
よく考えると二酸化炭素で検算してませんでしたね
http://www.newfarm.org/japan/features/200310/200310033Carbon/SJ_...
オーガニック農業は、炭素を大気中から隔離して土壌の栄養物にする
で、計算してみました
http://www1.cominitei.com/earth/3Mecha/3_12.html
転職 求人 投資 キャッシング 金融 at cominitei.com
世界の食糧植物のCO2吸収量は生産量から約 46億トン
人間文明でのCO2排出量は239億トン
(普通に息をしているだけなら22億トンです)
つまり193億トンずつ増えていってるわけですね
ところで、地球上の大気中の二酸化炭素は
29333億トン(8000x44(CO2の分子量)/12(炭素の分子量))
1/152ずつ増加してるわけです
で、大気全体から考えると
152÷0.000456=333300
さっきのプールが大気と考えると3リットル相当 毎年二酸化炭素を増やしているということになります
1年だとこんなものですが1日だと8.2ml
一時間では0.34ml、1秒だと5μlですから
一秒間に1滴ずつ目薬を垂れ流している・・・と言う表現は適切かもしれません
大変な計算、ありがとうございます。
食糧植物以外にも、残っている森林や海洋プランクトンなどは二酸化炭素の還元に寄与しませんか?また、人間以外の動物・昆虫などの二酸化炭素放出はさすがに微量ですか?
二酸化炭素が増加した結果、地球の温度にどのぐらいの影響があるか、についても、回答をお待ちしています。また、太陽の活動周期や太陽定数の変化、磁場反転などについても、情報をお待ちしています。実は地表の70%を占める海洋が、過剰な二酸化炭素を溶かし込んで濃度を調整する、みたいなウマイ話はないですかねぇ?あるいは炭酸飲料の二酸化炭素量はバカにならないとか・・・。
引き続き、様々な視点からの回答をお待ちしています。
http://env01.cool.ne.jp/ss02/ss025/ss0252.htm
二酸化炭素地球温暖化脅威説批判/二酸化炭素地球温暖化説
ここに詳しいデータがあります
しかし,膨大.読むの疲れました.
関連してこれも
ありがとうございます。大ボリュームですが素晴らしいサイトですね。
そうなんです、結論が短絡的過ぎるのが気になっていたのです。地球環境を決定付ける変数は熱源の太陽から始まって、火山噴火、温度と海洋への溶解量の関係、寒冷化の要因、二酸化炭素排出源のバリエーション、そもそもの二酸化炭素による温室効果の大きさなどなど、書ききれないほどたくさんあるはずで、しかもその多くが未解明の中で、たった一つのファクターを取り出して、二酸化炭素濃度が2倍になると気温が1.2℃上昇、などと結論付けるのは余りに性急に思えるのです。科学的でない別の意図、思惑があると疑わざるを得ない、と考えてしまいます。
感覚的ですが、風向き一つ変えることの出来ない人間の自然に対する影響力は微々たるもので、地球は有史以来、人間の些細な振舞いなどはものともせずにダイナミックにその環境を変えてきているのだと思います。大気・水質汚染やエネルギーの枯渇、紫外線問題などについては、人間の都合に直結するので、緊急度が高いかもしれませんが、温暖化については再度科学的に踏み込んだ慎重な検討がなされるべきでは、とやはり思います。
banned interdit verboden prohibido vietato proibido
面白いデータを発見しましたよ。
ソース元が複数なのでダミーで割愛させていただきますが・・・
○自然現象で発生するカロリー(1時間あたり)
太陽(1.1x10~20)+(地熱2.3x10~16)=110023000000000000000カロリー
○人為的に発生させるカロリー(1時間あたり)
(石油、石炭、ガス7.8x10~15)+(原子力6x10~14)+(人間の熱量5.2x10~11)=8452000000000000カロリー
即ち、人為的な発熱量は、宇宙の営みによる発熱量の約0.00007681%・・・
こりゃおもしれー!
仮に、この人為的エネルギーがすべて蓄積されたとして、1%の影響を及ぼすのが130年後、3%が385年後、5%が635年後。
今すぐどうにかなるわけではありませんが、さすがに5%を超えると影響が大きいと思います。でも、今から温暖化対策やれば間に合う数字ですね。
温暖化というのは、単なる発熱量だけではないですが、今後どんどんエネルギー消費量が増えつづけていけば、なっがーい目で見れば確かに熱はこもりますね。
ありがとうございます。
平均的な台風の持つ運動エネルギーは10の18乗J(ジュール)だそうですから、地球全体のエネルギー規模に対しては、やはり一滴の目薬に思えます。
大気中の二酸化炭素濃度は370ppm程度であり、現在1.6ppm/年程度ずつ増加しています。これは人間活動によるものである可能性が高いようです。
二酸化炭素の増加は気温の上昇と雨量の増加をもたらすようですが、その程度はまだよくわかっていないようです。
現在の2倍の濃度になったと仮定すると気温は約2度〜5度上昇するのではないかという試算などもあるようです。
http://soundhis.fc2web.com/Climate/CliHis.html
これまでの気候の移り変わり
現在起きている1度/100年程度の気温の上昇は急激であると言われていますが、かつて、それ以上の速度での気温の変化が起きたことも多々あったようです。
http://www-sys.eps.s.u-tokyo.ac.jp/~tajika/introduction/intro.ht...
Research B, Tajika
また、長期的に見ると、(短期的な変動も含めて)本来地球の気候は安定したものではなく、逆に、ここ1万年程が安定期だったと捉えられるのかもしれないようです。
少なくとも、地球は、現在起きている以上の急激で大きな変動は、何度も経験してきたようです。
以下は私の感想に過ぎません。
人類の活動は、人類の生活や生存に大きな影響を及ぼす程度の影響を環境に対して与えることができ、また、与えつつあるのではないかと思います。
しかし、人類とは関係のない気候変動はそれ以上に大きな影響力を持つことも多く、また、ありふれたものなのではないかと感じました。
ありがとうございます。
気温と二酸化炭素量が連動する関係にあることはほぼ間違いないようですが、どちらが原因でとどちらが結果なのか、他の要因とのどう影響し合っているのか、などについてはまだまだ研究の余地があるようですね。炭素循環システムの調節機能が炭酸塩の生成量をコントロールし、大気中の二酸化炭素量を調整する、という仮説は興味深いものでした。収入、支出、貯蓄に例えると、二酸化炭素濃度は「貯蓄」の瞬間値が約370ppmということで、その変化を追うことは大事だと思いますが、その背景にある収入、支出の規模感とその調整メカニズムの解明がさらに重要なのだと思います。そうした全体像の中で初めて「人間」の影響量が大きいのか小さいのかが分かってくるのだと思います。まだ分からないことだらけの「複雑系」にチャレンジする「気候システム科学」という新分野の研究が加速的に進むことを期待したいと思います。
やはり地球全体の気候モデルの解明が待たれる現時点では、特定の因子のみに着目した極端な単純化は危険であることを、再確認できた気がします。
ありがとうございました。
人間の活動がプールの一滴であると考えたいお気持ちはわからんでもないです。しかし、ここ2000年の人口増加と、それに伴う不可逆的な自然破壊と文明化(自然を人工的な環境に変質させる)の歴史を概観すると、人間活動が地球規模の環境危機を引き起こしていることは理解できないでしょうか。60数億人の人間の存在自体、おそらく一線を超えてしまっており、近い未来に急激な揺れ戻しが来るでしょう。温暖化は、森林喪失・砂漠化・海洋汚染など地球規模環境危機に比べると目に見えにくいものですが、気候変動(台風の増加やさまざまな異常気象)をともなって現実のものになっています。プールの一滴であっても、地球の気候の微妙なバランスを崩している。科学的に考えるということは指標化・数値化を求めておられるのかもしれませんが、大局的、地球的にものを考えればご理解いただけるのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。
また、余談ですが、日本は海流も、大気の流れも、中国の下流に位置しています。酸性雨、海洋汚染などとともに、局地的な温暖化現象を実感できる絶好の位置にいます。
大気、水質汚染を除外し温室効果による地球温暖化に限定をするなら、人間が地球規模の環境危機を引き起こしていて、それが地球規模の気候バランスを崩している結果、気候変動という形で現実のものになっているかどうか、あるいは60億という人間の数が一線を超えている規模なのかどうかも、私には分かりません。細かい数値はともかく、まさに大局的、地球規模的に考えた気候システムのメカニズムが知りたいと思っています。
ただし、科学的に分かっていないことが多いということで、可能性を否定しているわけではありませんし、一滴だと思いたい訳でもありません。分からないことに対して可能性としての危険性を認識し、予防阻止を講ずることは、重要なリスク管理のありかただと思っています。
ただ、やみくもで短絡的な「小賢しい意図を感じる煽動」には抵抗を感じるのです。「異常」は正常な状態が明らかになって初めて「異常」と認識できるはずです。正常な状態が分からない中で量的根拠の希薄な「異常」キャンペーンは、なかなか鵜呑みにする気にはなれません。
余談ですが、個人的には自然破壊という言葉にはやや違和感を感じています。人間も自然の一部であり、人間が自らの仕業を除外して「自然」の変化を評価するときは、あくまでも人間に対する影響が中心になるので、何とも思い上がった存在に思えます。地球自身は生命体ではないので、気候バランスが変わろうが、放射能に汚染されようが、文句は言いません。文句を言うのは人間です。むしろ「自然破壊」ではなく「人間の人間による生活環境破壊」と表現すべきと思っています。しかし、一度思い上がった限りは、科学的解明にチャレンジすることもこの際義務のひとつと考えてもいいとも思います。
http://www.es.jamstec.go.jp/esc/jp/index.html
地球シミュレータセンター : The Earth Simulator Center
例えば単純な意味での「地球規模での天候変動」でも、最先端でやっとこのレベルまで来たところです(これが大成果なのは事実ですが)。
ここのセンター長の人が日経サイエンス(号数失念)で触れていたのですが、シミュレーターは3次元量+時間を扱うので、分解能を2倍にするには2^4でコンピューターの性能が16倍にならないと無理、となります。
そういうわけで、「それなりの科学的根拠をもって」行われている他の分野(材料とか建築とか)の解析水準にまで到達できるのは(方法論が劇的に改善されない限り)相当未来のことだと思います。
「50mプールに目薬一滴」=「影響が小さい」とも限らないのがカオス理論とかのやなところなので、ちょっと問題のレイヤーが違うかもしれませんが。
ありがとうございます。
素晴らしい試みですね。MOM3という海洋大循環モデルを勉強してみようと思います。
目薬一滴が致命的な影響を与えないことを祈りつつ・・・。
http://www.wmo.ch/web/wcrp/wcrp-home.html
World Meteorological Organization (WMO) -
まだまだ鋭意調査中、というのが現状だと思いますが、ご質問を読みますと”「無視できる程度」しか影響していない”と断定されたいように見受けられます。科学的な根拠が欲しいとおっしゃりながら感覚的に答えられていらっしゃいますしちょっと面食らいます。
お話に出てきた二酸化炭素の”地球規模”の量的試算については、ご指摘のとおりまだまだ雑な計算式(例えばアルベト値の扱い方、森林のCO2吸収量等)で行われている上、環境問題が叫ばれ始めた当初のマスコミの煽りで一部の極端な計算値が出回ってしまっていて、通説は正確さには欠けると思います。ただ、マスコミでは政策的な話でしか地球温暖化については扱われていませんが、科学的に踏み込んだ慎重な検討、は今でも辛抱強く行われています。リンクは一応WCRPのホームページにしてみました。
日本語のサイトとしては
http://www-cger2.nies.go.jp/asiaflux/indexJ.html
移動しました。Just Moved.
などが良いでしょうか。
そうして、これらの膨大な研究がまとめられた結果、たとえ”50mプールに目薬一滴”であるという話になっても、その目薬一滴に左右されるのは現状の環境に適応している動植物です。影響量、を知りたいとおっしゃいますが、何に対する影響量なんでしょうか?”地球規模”の定義がいまいち判然としません。人間の自然に対する影響力が微々たるものとおっしゃいますが、”自然”の定義も曖昧ですね。森林は”自然”の一部ではないですか。世界地図の規模で見た森林面積が目に見えて変化する様を微々たるものとは言い難いと思いますが。
質問にも明記してある通り、今回のテーマは地球温暖化に対する影響量です。森林の減少等の話は、地球温暖化に影響がない限りはスコープ外と考えています。
「一部の極端な計算値が出回ってしまっていて、通説は正確さには欠ける」というご指摘は腹落ちしますし、紹介頂いたサイトの冒頭に書かれている「炭素・水などの物質の循環と収支の解明」が今まさに重要なのだと思います。
様々なご意見を頂きましたが、政策的に地球温暖化問題が叫ばれている割には、まだ科学的な研究の余地が大きいこと、総合的な循環・収支のメカニズムはまだ分かっていないことがよく分かりました。一方で、多くの地道な研究が進行していることが分かったことは、大変有益であったと思っています。
ありがとうございました。
なるほど。因果関係が「ある」とも「無い」とも分かっていないのですね。