小説に限らずマンガでもOKですが、レシピ本は候補から外して下さい。
本に出てくる料理に触れたコメント(この料理が食べたい、この料理が美味しそう等)を添えてもらえると嬉しいです。
秋は旬の食材が多く、料理の美味しい季節ですね。皆様の回答お待ちしております。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4167127040/hatena-q-22
Amazon.co.jp: ロマネ・コンティ・1935年 (文春文庫 127-4): 開高 健: 本
既に古典になりつつありますが,食欲をそそります.
bk1に登録がありませんが,開高健の「ロマネコンティ・1935年」も名作です.
エッセイがきました。作家の食べたものを直に感じるなら、エッセイが良いかな、と思います。
ロマネ・コンティ……というとワインですね。ワイン短編の傑作らしいのでちょっと興味ありますね。
小説で料理というとまず真っ先に「仕掛人藤枝梅安」シリーズが思い浮かびます。
どれもおいしそうなんですが「梅安最合傘」では小鍋だての浅利と大根の鍋が、調理の段階も含めて実に美味そうなんですよ。
で、二冊目はそんな梅安シリーズに出てくる料理をまとめた本。これは小説ではないので趣旨とははずれますが、これを参考に美味しそうなものが出てるのから読むのも良いかも。
三冊目は「チョコレート戦争」。洋菓子が高嶺の花だった頃の、子供たちの洋菓子に対する憧憬というかハラペコ感が共感してしまいます。特に中盤、背徳感と共に食べるエクレアの描写が実に美味そう!
URLを見ましたが、ホントに美味しそうです!浅蜊の出汁と大根……。そろそろお昼に差し掛かるので、お腹が空いてきました。
チョコレート戦争は題名からして、美味しそうです。夏はちょっと……ですが、秋冬はチョコレートも美味しいですね。
辺境警備―決定版 (1) (Asuka comics DX)
辺境警備の兵隊さんたちが作る卵のスフレです。
鍋にバターをたっぷりいれて、そこに大量の卵を!!
実際に家でも作ってしまいました。素朴で美味しいです。
とっても素敵なファンタジーですよ。
男性にもオススメです。
お菓子の紹介は初めてですね。
スフレは出来立てが美味しいです〜。兵隊さんが作るところを実際読んでみたいです。
千一夜物語。
なんたって千と一夜分のお話がありますから
どこに何の料理とは言い切れないくらいの多彩な料理と
それに関する詳細な描写が登場します。
アラブ独特の料理の数々。
豪華な王宮の料理から庶民の食卓を飾る料理まで。
肉、米、小麦、野菜、素材も様々。
蜂蜜たっぷりの練り粉菓子とか、
様々な珍しいフルーツの盛り合わせ、
砂漠の国のお話なのに、
遠方の高山から取り寄せた氷で作られた冷菓まで登場します。
実際に作ってみたくなる料理が満載です。
料理や食に直接まつわるお話も数多くあります。
子供の頃に読みましたが、あの時代の料理が読めるのには気付きませんでした。
回答にも出ていますが、個人的にはどうも料理というよりフルーツのイメージがあります。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/489456100X/hatena-q-22
Amazon.co.jp: 魯山人の食卓 (ランティエ叢書): 北大路 魯山人: 本
寿司、魚、鍋、茶漬け和食にまさる美味はなし。
やっぱり寿司かなぁ。
料理人が語る食へのこだわり……どんなご飯が出てくるのでしょう。私はこの中なら、鍋とお茶漬けが好きです。
はてなユーザーは和食派と洋食派、どちらが多いのでしょうね。
http://www.fujisan.co.jp/Product/12802992/
おとなの週末 -雑誌のネット書店 Fujisan.co.jp
「おとなの週末」は美味しそうに見えてもまずいものをはっきり指摘しているので、一読の価値があると思います
。
店舗情報が載っている情報誌のようですね。ありがとうございます。表紙はいくら丼でしょうか、とても贅沢な感じがします。
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今回は本が質問の対象になっているので、これからの回答は雑誌は候補から外してください。
豪華客船の食事、その船のように豪華なんでしょうね。本の値段も豪華なようで……。
見ているだけでお腹一杯になりそうです。
鬼平犯科帳です。
鬼平が食べる料理が実に美味しそう。
たしか20巻には秋茄子の漬け物が出てきたような気がするのでISBNに選んでみました(笑)
仕掛人藤枝梅安にもやはり江戸の庶民的なお料理が出てきてお腹が減ってしまいます。
レシピ本は除外とのことですが、鬼平と梅安に出てくる料理のレシピ本もありますので
もし読まれて作りたくなっても大丈夫ですよ(笑)
池波氏は二回目の登場です。食通の作家なのですね。
そろそろ秋茄子が出る頃ですね。紹介、ありがとうございます。
物語全篇に渡り、とても美味しそうな食べ物の描写ばかりです。
旅の話が殆どですが、寄った先の宿屋の料理や館で饗されたもてなしの料理の数々。
何より一番おいしそうだったのは、終盤の旅の途上で兎を捕らえてつくったスープでしょうか。
貴重な塩を使い、焚き火からの煙で追手に発見されるのを危惧しつつも味わう料理……とんでもなく旨かったのではと、想像しつつこちらのお腹が鳴ったものです。
「これにあとジャガさえ入っていれば」という台詞がもう。
空腹は最大の調味料なんだなと逆説的に実感させる言葉でした。
書影がどん、と出てきたので驚きました。
旅の食事もまた格別のものがあるのではないかと思います。
兎のスープ、兎肉とは滅多にお目にかかる機会がありませんね。どんな味なんでしょう。
bk1に登録がないようなので、URLを載せておきます。
マンガですが『味いちもんめ』。
『美味しんぼ』の様な派手さや大げさな表現はありませんが、料理そのものを見せてくれます。
特に16巻から19巻までの京都シリーズは秀逸です。
板前さんが主人公だと、作中で色々な料理が楽しめそうです。
ドラマ化されていましたね、この作品。
料理を扱う漫画のドラマ化は結構多いような気がします。
<食べる女>
この本は料理の描写もよかったのですが
読みやすく、すんなりストーリーが体に入ってきました。
<はじめての夜二度目の夜最後の夜>
料理と共にストーリーが進んでいきます。
ハイクラスな料理ばかり。おいしそう!!
あと川上弘美さんの小説は
庶民のおいしい料理がお酒と共によく出てきます。
食べる女、amazonで抜粋文を見てきました。出てくる食事はどれもシンプルで美味しそうです。
二冊とも大人の恋愛と美味しい料理に纏わる小説ですね。ありがとうございます。
取引先との接待なんかで高級な料理が出てくるのでしょうね。
課長、部長、取締役……島耕作シリーズも長いです。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4253051960/qid%3D109512...
Amazon.co.jp: 鉄鍋のジャン 1 (1): 本: 西条 真二
「ある種」との断りつきになってしまいますが、漫画「鉄鍋のジャン」は非常にすごいです。最初の方こそそれなりに真っ当な料理だったのですがそのうち鮫、ミミズ、鳩の血、ダチョウ……といったキワモノ食材のオンパレードに。週刊漫画雑誌に連載されていたせいか、話が進めば進むほどキワモノ度がエスカレート。
しかし、アクが強いだけに、中にはきわめて心惹かれる物があるのではないかと思います。個人的には「鳩の血で作ったデザート」は是非一度食べてみたいと思っています。
残念ながらbk1では取り扱っていないようです。
紹介文を見て、ちょっと驚きました。
キワモノ食材……その食材でどんな料理を作ったのでしょう。うう。
鳩の血のデザートは食べたいとかそうのではないですけど、ちょっと気になります。
讃岐うどんブームの火付け役にもなった「恐るべきさぬきうどん」を挙げましょう。
香川県民以外には不可解な部分も多い、讃岐弁丸出しの語り口。お店の紹介よりも、その店の噂や店主、そこに集うお客のことが詳しく書かれてあるようなシロモノですが、これが読んでいるうちにものすごーくおいしいうどんがすぐさま想像できてしまう。読んでいるだけでおいしい本。
普通のグルメ本でも、情報誌でもないけれど、何よりも正確で何よりも面白い“うどん屋情報”が満載。
日本一小さい香川県、四国の中でもいちばん目立たない香川県だけど、なぜか行ってみたくなる。そして、行って、現場で本場の讃岐うどんが食べたくなる。そんな本なのです。
>読んでいるだけでおいしい本。
紹介文でも呼んでみたくなりました。
麺類はなんでも好きなので、手に取ってみようかと思います。
最近は駅の中でも讃岐うどんが食べれるのですよね。ブームの凄さを実感です。
e-NOVELSの読み物で、こういうのがありました。
田中啓文と我孫子武丸おすすめの食味随筆です。
どちらも好きな作家なので嬉しいです。
あ、私の好きな餃子の回もありますね。後でじっくり読ませてもらいます。
村上春樹全作品 1979~1989〈4〉 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド
村上春樹全作品 1979~1989〈7〉 ダンス・ダンス・ダンス
「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」
には、トマトソースでソーセージを煮込む朝食が。
優雅な朝食な感じがします。
生物学者の孫娘の作るサンドイッチもなんだかおいしそう。
「羊をめぐる冒険」には、たらことバターのスパゲティー。
個人的にはたらこ、苦手なんですが。
「ダンス・ダンス・ダンス」には、ローストビーフのサンドイッチ。
「おいしそうな」というよりも、「読んでいると食べたくなる料理」かもしれません。
>トマトソースでソーセージを煮込む朝食
朝ごはんはきっちり食べる主義ですが、時間に余裕がないので手のかかった食事は滅多に摂れないのです。
確かに一手間かかった優雅な食事という感じがしますね。
アガサ=クリスティのミスマープルものの長編、『バートラム・ホテルにて』を推します。
イギリスの古き良きブレックファーストの描写とアフタヌーンティーの
描写が短いながらも実に生き生きと輝いています。
ブレックファーストの中でも美味しそうに焼けたトーストの上で二つに
割られたポーチドエッグの黄身の流れる様子を思うと途端に台所に立って
ポーチドエッグの再現をしたくなってしまいますね。
英国風ブレックファースト、というのは先程の回答に続き優雅な食事という感じがします。
ポーチドエッグとトースト、それにベーコンの組み合わせも美味しいですね。
農場の少年―インガルス一家の物語〈5〉 (世界傑作童話シリーズ)
大草原の小さな家シリーズなのですが、その中でも
おいしそうなもの満載です。
開拓時代のアメリカの食事、アメリカの代表的な食べ物はファーストフードという感があるのですけど、この頃は何が代表的だったのでしょうね。
農場の美味しいものって何なのでしょう。乳製品……とか、でしょうか。
村上龍氏のは全部料理にまつわる小品集。ミステリーぽいものも混じっています。
老妓抄は表題作ではないのですが「鮨」という作品が
収録されています、自分は読んでイカを食べたくなりました。
寿司屋のかみさんシリーズはほのぼのエッセイで
どのお寿司も、そしてお寿司屋さんのまかないの描写がたまりません
料理小説集は全部料理にまつわる短編というところが良いですね。短編だと、たくさん料理が見れますから。
miyakowasureさんはお寿司がお好きなんですね。
まかない料理というのも興味ありますね。
津原泰水さんの幻想怪異譚集。
伯爵と猿渡のコンビが食す豆腐が、すごく旨そう。このふたり、旨い豆腐に目がなくて、全国津々浦々、豆腐を求めて食べ歩いてるんです。その道中で、妙な事件に遭っちゃうんですけど。
柴田よしきさんの連作ミステリー短編集。
小料理屋の女将が、旬の食材を使って料理する京風の「おばんざい」。これも、とっても美味しそうでした。
そして、藤沢周平さんの時代小説。
小料理屋「涌井」で出される、赤蕪の漬け物や「クチボソ」(魚のマガレイの焼いたの)。ああ、すごく旨そうだあ。あたしも仲間にいれとくれーと、主人公と佐伯熊太に声をかけたくなりました(笑)。
美味しい豆腐の食べ歩き、豆腐を食べ歩くのはちょっと珍しいですね。豆腐も冷奴から湯豆腐へ。まだ早いですけど。
ふたたびの虹は小料理屋の女将が主人公だったのですね。知りませんでした、ありがとうございます。
時代小説は美味しい料理の描写が多いのですね。
回答時代小説が多いです。
きみはペット (7) (講談社コミックスKiss (426巻))
「きみはペット」
主人公のスミレちゃんも器用にいろんな料理をしますが、
親友のユリちゃんが作るガルバンゾーカレーが美味しそうで、
私も食べてみたくなり、ガルバンゾー豆をカレーに入れた事があります。
「空の食欲魔人」
他に収録されているお話も食いしん坊ばかりでてきます。
読んでいると自分も食べたくなってしまいます。
不思議と男性の漫画家さんのお話は豪華な料理が多く感じられます。
どちらかというと私の場合、女性の描いた「庶民の食卓」的なものの方が、
食欲をそそられてしまいます。
解っていてもつい“ガンバルゾー”と誤読してしまうカレーです。きみはペットの中では一番印象に残ってますね、このカレー。
空の食欲魔人、カーラ教授の作品でこれは未読なので読んでみます。
>不思議と男性の漫画家さんのお話は豪華な料理が多く感じられます。
鋭いですね、言われてみて気付きました。そういえば、女将とかを除く女性の料理人が出てくる漫画って余り見ない気がします。
http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/4134bc9ad1ad40...
オンライン書店ビーケーワン:味な旅舌の旅 中公文庫
開高健『越前ガニ』。ドンブリいっぱいにカニをむき、一口にあぐっとほおばる瞬間の、描写力。このエッセイを書くために、氏は何年も冬に現地へかよっては自腹でカニを喰べてたそうな。
椎名誠『全日本食えばわかる図鑑』、真夏に、井戸で冷やしたトマトにかぶりつくと、きゅぅ〜っとほっぺが痛くなる・・というあたり。
あと絶版になってましたが、宇能鴻一郎『味な旅 舌の旅』、広島牡蠣の「あまりのやわらかさに、噛まずにそっと舌でつぶして喰う」あたり、うまそ〜&妙にセクスィ〜ですよ(笑)
どの作品も著者の食へのこだわりが伝わってきますね。
牡蠣、生で食するのはやってみたいけど微妙に勇気が……。フライが好きです。
食べ歩きを一遍やってみたくなってきました。
池波正太郎氏は、これで何作目でしょうか。
氏の食に関する代表作のようですね。
食一つとっても昔とは違う面が多いですよね。ありがとうございます。
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今回も多くの回答を寄せていただきありがとうございました。
どの作品も紹介文を読むだけで、お腹が空くものが多かったです。意外な作品も出てきたりと、今回も楽しませてもらいました。
『キッチン』、昔読みましたがカツ丼が出てきた事はさっぱり忘れていました。
回答、ありがとうございます。