下記の、いずれが原文に忠実なのでしょうか。
一言一句(福音書の題名とも)正しい文言・表記を教えてください。
a「野の百合は、いかに育つかを思へ。労せず、紡がざるなり。されど、
われ汝らに告ぐ、ソロモンの栄華だに、この花の一つにも如かざりき」
b「野の百合はいかにしてそだつかをおもへ。つとめず紡がざるなり。
われなんぢ等につげん。ソロモンの栄華の極の時だにも、其装この花の
一にしかざりき」
c「野の百合を見よ ソロモンの栄華の極だに その装 この花の一つに
及ざりき」 (一九五四・十二・二十八 賀川 豊彦)
M「マタイ伝 6章25節〜34節」
L「ルカ伝 12章22節〜34節」
── 《舊新約聖書“文語訳” 1917-1954 日本聖書協会》
http://www.faithofgod.net/TyNT/mt.htm#6:1
THE NEW TESTAMENT (Tyndale, Rogers, Coverdale, Cranmer) : Matthew
★えー、ご質問の3つはおそらくギリシャ語からの訳ではないでしょうね。たぶん英語からのものでしょう。問題は「原文」をどこに求めるか、何語で書かれたものに忠実なのかですね、英語については、そもそも英語訳でも実にたくさんの訳わけですが、いわゆる直訳をするとざっと次のようになります。(どれも、それなりに忠実ナのではないでしょうか、、、とギリシャ語の原典を読まずに空想の上、判断いたします。アーメン!)
Behold {Consider} the lilies of the field, how they grow. They labor not, neither spin.
6:29
野の百合を考えてみなさい、どんなに広がり増えるか? 百合は働くわけではない、
動き回るわけでもない。
And yet for all that I say unto you, that even Solomon in all his royalty, was not arrayed like unto one of these.
6:30
だが、わたしはきみらに言おう、ソロモンのあらゆる栄光でさえも、それらの見事さには及ばないのだ。
http://faithofgod.net/TyNT/lk.htm#12:1
THE NEW TESTAMENT (Tyndale, Rogers, Coverdale, Cranmer) : Luke
Consider the lilies how they grow: They labor not: They spin not: and [yet] I say unto you, [that] Solomon in all this royalty was not clothed like unto one of these.
http://www.ywad.com/books/563.html
「新約聖書」の誕生
新約聖書成立の歴史
http://homepage1.nifty.com/bible/
文語訳聖書電子化計画
原文とは、「そもそもの原語(ギリシャ語)の聖書」ということでしょうか?それとも、「日本語の文語訳聖書本文」ということでしょうか?
後者だとすれば、残念ながら、お書きになった文章はどれも、いわゆる文語訳聖書(改訳)とも、その前の明治訳とも、細部が違います。おそらく、それぞれ誰かが翻訳したものと思われます。Cは賀川豊彦の訳でしょうね。
前者について言えば、厳密に検討してはいませんが、文語訳の本文と比べて大差はないのではないかと思います。
また、マタイ伝とルカ伝が違っていることについての質問であれば、「共観福音書」ででも検索してください。説明されていると思います。
上記URLは、私は利用したことがないのですが、参考までに。
残念ながら「文語訳電子化計画は再開のめどが立つまで休止」(!)
↓=過去はてな:文語体《旧約聖書》&《新約聖書》
http://www.hatena.ne.jp/1055707496
↓=命名の傑作例(有賀 のゆり 教授)
おそれいりました(!)これ以上の正答は得られないと思います。
惜しむらくは、わたしのいう原文は、引用された文語文だったのです。
(しかし、予想外の収穫だったので、いずれMyWebで活用します)
他のサイトで、あなたのような勇気と博識ある回答者を求めています。
ちょっと、のぞいてくれませんか? あなたの語学的造詣が、あなた
自身のダジャレによって台無しにならないことを祈ります。
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1141267