「J・S・ミルが真に教養ある人間とは、すべて(everything)について何事か(Something)を知り、何事かについてはすべてを知る人間だ、と…」
ここでの、「すべてについて何事か…」という言葉の出典であるミルの著作をご存知でしたら、お教えください。
「丸山はこのことばをよく引くが、ミルが1867年に行った「セント・アンドルーズ大学名誉学長就任講演」(Inaugugural adress delivered to the University of St.Andrews)の中で、大学における
”generaleducation”の内容として語られたところがそれに通じる。」
『丸山真男集第13巻』の「解題」449頁に、注記があります。
URLはダミーです。
http://cruel.org/econthought/profiles/mill.html
$B%8%g%s!&%9%A%e%"!<%H!&%_%k(B (John Stuart Mill)
再回答です。急いで綴りが間違っていました。
正確なタイトルは、
Inaugural address delivered to the
University of St.Andrews,1867
です。訂正します。
お、どうもです。ありがとうございます。
http://cdl.library.cornell.edu/cgi-bin/moa/pageviewer?frames...
Cornell University Making of America
Inaugural address delivered to the University of St.Andrews,1867
この翻訳はこれまでに3種類出版されていますが、現在いずれも絶版のようです。
図書館などで見ることができるのではないでしょうか。
石上良平訳『学問の理想』みすず書房(1948)
堀秀彦訳『自由主義教育論』思索社(1948)
竹内一誠訳『ミルの大学教育論』御茶の水書房(1983)
また、英語の原文、全文がこのサイトで読めます。
Page643からPage671までです。
この「everything」と「something」を含むような簡潔なフレーズが
含まれているのかどうかは、詳細に読んでいないのでわからないのですが、はじめの方に「大学とは単一の知識とか技能を身につけるところではない」と言い、それに続いて、理系文系に偏らずさまざまな分野の学問の重要性を具体的に述べています。
(短いかと思って読み始めたら、意外に長かったので途中で挫折してしまいました。なかなか格調高い文章です)
ミルの思想や教育論については、多くの研究書が出されているようですので、そういったものにあたると、このミルの考え方がどのような背景を持って生まれたのかがわかるのではないでしょうか。
ありがとうございます。
わたしも当たってみたのですが、高けえ。学術目的ではまったく無く、趣味の一環なのでたいへん助かります。
わたしは必ずしもミルの思想を支持するわけでは無いのですが、「everythingについてsomethingを知る」というのはちょっと気に入ってます、ふふ。
素早い回答ありがとうございます。
なるほど、調べてみます。
このフレーズ、他でも見かけるのですが、ミルのオリジナルなんだろうか…。