今まで、数学者の伝記はかなり読んできたつもりですが、おそらく、どれも、読んで退屈になるようなプロセスについてはあまり触れられていないように思えるので、普通の伝記等では省略されている部分を詳しく説明しているサイトや本があれば教えていただけないでしょうか。英文でも構いません。
たしか岡潔さんが本の中で、実際に問題が解けるときのことを書いておられたと思います。この本の中だったかな。いずれにしても「春宵十話」は、一読に値する本ですよ
特殊な例ではあると思いますが、ラマヌジャンの紹介を。
藤原正彦の『心は孤独な数学者』です。
この中にラマヌジャンの章があります。
他にもラマヌジャンの伝記としては『無限の天才〜夭逝の数学者ラマヌジャン』がありますが、当方未読です。
本人は、「信じられないかもしれないが、すべて毎日お祈りしているナマギーリ女神のおかげなんだ」と言っていたそうです。
こちらでは回答に至るプロセスを「連分数→自然に浮かぶ」と答えています。
ハーディーと話している時に自動車のナンバー1729から9^3+10^3を一瞬で導きだした例も有名でしょうか。
特殊な例ですね。
ロールシャッハ・テストにヒントを得て、我々が数や時のイメージを
どのように描いているかという設問を(はてなで)こころみました。
天才的な数学者は、独自の“脳内風景”を持っていると推測されます。
http://www.hatena.ne.jp/1085083249
人力検索はてな - あなたは“数の風景”を、どのように描いていますか。 0.デジタル派=0123456789の組合せが変化する。 1.アナログ派=頭の中で、順序よく数字が並んで..
過去はてな↑“数の風景”↓“時の風景”
http://www.hatena.ne.jp/1104304375
人力検索はてな - あなたは“時の風景”を、どのように描いていますか。 ↓(あなたのイメージに近い番号を選んでください) 1.アナログ派=時計のように、ギリシャ数字が並んでい..
<PRE>
Rorschach,Hermann 18841108 Suisse 19220402 37 “Ink Brot Test”
Huxley,Aldous Leonard 18940726 England 19631122 67 〜《Eyeless in Gaza》
</PRE>
── 「そうらできた!」と彼は、勝ち誇ったように言った。そして、
立ち上がって、自分のかいた図形を見た。「さあ、説明するよ。」
彼は、ピタゴラスの定理を説明しはじめた──ユークリッド的方法で
はなく、恐らく、ピタゴラス自身が用いたと思われる、もっと簡単で、
得心のゆく方法で。即ち、彼は先ず、正方形をかき、それを、直角に交
わる二つの垂直線によって、二つの正方形と二つの等しい矩形に分けた。
それから、二つの矩形をそれぞれの対角線によって、四つの等しい直角
三角形に分けた。すると、二つの正方形は、これらの三角形の斜辺以外
の二つの辺の上の正方形のように見える。第一図(注1)の方はこれで
終りである。第二図(注2)では、矩形を分割して出来上がった四つの
直角三角形の直角が、もとの正方形の四つの隅にかさなるようにならべ
変えた。すると、斜辺は内側をむき、他の大小二辺は、正方形の各辺の
うえに連続することになる。(正方形の一辺はその大小二辺の和に等し
い。)こういう風にして。もとの正方形は、四つの直角三角形と斜面の
上の正方形に再び分割される。この四つの三角形は、第一図の二つの矩
形に等しい。故に、斜面の上の正方形は、もとの正方形を二つの矩形と
二つの正方形に分割した時の二つの正方形(即ち、大小二辺の上の正方
形)の和に等しい。
── Haxley,Aldous《Young Archimedes 〜 Little Mexican 〜 1924》
── 瀬尾 裕・訳《天才児/世界短編文学全集 19630520 集英社》01-P369,379
「はてな」での質問と、天才的な数学者の脳内風景を、なぜ、関連づけることができるのでしょう。理解できません。
ありがとうございます。