登場人物が非日常的な体験を経たのだけれど、当人にその実感が湧かず、「あれー実感湧かないなー。おかしいなー」と当人が思っている話を教えてください。例えば人を殺したのだけれど、意外と実感が沸かず当人がおかしいなと感じたりとか。ロックスターになったのだけれど、実感が湧かず当人がおかしいなと感じたりとか。本でも映画でも物語なら何でもどうぞ。

ダミー

ハサミ男 (講談社文庫)

• 作者: 殊能 将之
• 出版社/メーカー: 講談社
• メディア: 文庫

誰がどう実感がないのかは読んでからのお楽しみです。

異邦人 (新潮文庫)

• 作者: カミュ
• 出版社/メーカー: 新潮社
• メディア: 文庫

現実感の喪失ならこれで。

高らかになり響くファンファーレのような銃声がオススメです。

映画「シックスセンス」です。ブルース・ウィリス扮するマルコムは自分が死んだことに気づいていません。

映画「マトリックス」です。主人公が過ごしていた世界が仮想世界であり、現実ではなかったと・・・。

映画「バニラスカイ」です。現実のような夢を見続けていますが、本人は気づかないのです。

漫画「MONSTER」のヨハンです。ヨハンの内なるモンスターが人を殺しても実感がないようです。

ルート225

• 作者: 藤野 千夜
• 出版社/メーカー: 理論社
• メディア: 単行本

藤野 千夜の『ルート２２５』があてはまるかな？

ある姉弟が、一見今までと同じ世界のように見えるパラレルワールドに入り込んでしまいますが、2人はしばらくそれに気づかず、気づいてもしばらくはあまり実感がわかず平然としています。

蜘蛛の糸・杜子春 (新潮文庫)

• 作者: 芥川 龍之介
• 出版社/メーカー: 新潮社
• メディア: 文庫

オーソドックスすぎますが、「杜子春」芥川龍之介　が、まさにそのままです。

しかしながら、書かれた文章をそのまま読むと「離人症」の症状の説明みたいでもありますね。

刑務所の中

• 作者: 花輪 和一
• 出版社/メーカー: 青林工芸舎
• メディア: コミック

ずばり、刑務所の中に入ったのだけれど、どうも

実感が沸かない、張り合いがないなぁ〜というお話です。

これには同名の映画もあるので、そちらもかなり面白いので観てみてもいいと思います。

参考ＵＲＬは、僕の自サイトです。

まだ閲覧されていない回答があるので重複していたらごめんなさい。私が思いついたのはちょっと古いのですが、小林信彦の『極東セレナーデ』。現在流通していないようでbk1で検索できませんでした。内容については参考URLをご覧ください。このサイトのBookReview中『日本文学」というところをクリックするとこの作品のレビューがあります。（

）ふつうの女の子が、アイドルに祭り上げられる話です。裕木奈江主演で「ウーマンドリーム」というドラマにもなりましたが、原作とは似て非なるもの。ドラマでは信州の片田舎から母を探しに上京してきた女の子、という設定になっていて、全体に原作のおしゃれな感じやユーモアが消えてやぼったく貧乏くさくなったかんじでした。