私は日本のゴルフ場が嫌いです．

　私はゴルフ場の存在を支持しているわけではありませんが・・・。

　しいていえば、キャディーさんはじめ、雇用確保に役に立っている、といった所でしょうか。

　上記URLは文章としては比較的よくまとまっているように思われます。

　よく、ゴルフ場の農薬いっぱいの汚水が垂れ流しされている、といった話を見かけますが、最近はあまり聞きませんね。どうなんでしょう。

経済活動に善悪の倫理はありません。何万年何億年のときの流れに浮かぶ浮き草のようなあなた自身と同じです。当然実害が支払いを上回れば淘汰されます。山や地下水も本来永遠でもなければ必然でもありません。

私が思うに、重役出勤と同じ論理でしょう。

お偉いさんが無意味に遅刻したり、無駄に訓辞を垂れたりするのと同じ。

その無駄でなんら正当化できないことを「あえて行うこと」で、それが出きる者を権威付けしようという動物的なマーキングです。偉きゃ黒でも白になる。それがより無駄でより不当であればあるほど、その権威が逆説的に高められる。日本中の無駄な公共事業と同じ。

ゴルフ場は地域の活性化に繋がるという考え方はいかがでしょうか？

ゴルフ場ができる→税収が増える→雇用が増える→地元の消費拡大という捉え方です。

会員権を売る→（仮に、1人１５００ 万円）→会員１０００名で１５０億円が入つてくる

→増税費を引いて70億残る→他の施設を作れる→市町村の赤字財政の解消

すべてのゴルフ場に当てはまるわけではないですが個人的には環境汚染への代償は大きいとおもいます。

ゴルフはどこか「自然と一体化したスポーツ」という美化した印象により、

そういった地下水の汚染や源泉の枯渇が世間に知られにくくなっているのかもしれません。

「山をそのままにしておくのではなく、ゴルフ場などにしてもうけよう」、

「ゴルフをして楽しもう」という人の欲が、

やはりからんでくるのではないでしょうか。

ゴルフ嫌いの方のゴルフ擁護論というところがあるので、一度読んでみてください。

ちなみに私は全くゴルフには興味がないのですが、ゴルフにはまる人は多数見ているので、ゴルフが面白いと思う人がそれなりの数がいて、そういう人の需要を満たすためにあるんだろうという理解をしています。

わざわざ早朝から行くのはご苦労さんなこって・・・という感想はありますが、それだけの魅力はあるんでしょうねえ・・・・

ゴルフ場はなにを持って来ても正当化できません。

ゴルフ場は、偽者の自然です。偽善の自然です。芝をいじめて短く刈り込み、農薬を散布し、樹を切り倒し、自然破壊の上に成り立っています。

一般の商売がすでに自然が破壊された後の都市で行われるのに対し、自然が残っている田舎にまでわざわざやって来て自然を破壊するゴルフ場は悪以外の何物でもありません。

ゴルフ場が正当化できるなら戦争も正当化できるでしょう。