拘置所と刑務所は、中にいる人にとってはどちらが厳しい環境でしょうか？

こちらは拘置所

こちらは刑務所。

どちらが厳しいかは個人の見解次第と思われますが、刑務所は労役がありますから、私個人としては刑務所の方が厳しい気がします。

刑務所とは

刑務所（けいむしょ）は何らかの法に反する行為に及び、裁判で有罪を宣告され、その刑に服するために受刑者を収監する場所のこと。日本においては法務省矯正局が所管している。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%88%91%E5%8B%99%E6%89%80

拘置所とは

拘置所（こうちしょ）とは未決囚（被疑者、被告人）を拘禁する法務省管理施設である。判決を受けた服役囚を収容する刑務所とは異なる。外国では逮捕直後から拘置所に収容されることが多いが、日本では逮捕後取調べが終わるまでは警察の留置場（代用監獄）に収容されるのが常である。7大拘置所のほか、各地に拘置支所が設置されている。未決囚は無罪を推定されている立場であるが、拘置所の生活環境は刑務所並みに劣悪であると批判されている。

http://gyousei-lab.com/8D5392758F8A/

以上のことから，刑務所の方が厳しい環境にあると思われます。

いかがでしょうか。

刑務所は一日終われば出所が近いということで希望に満ちた一日であることでしょう。しかし拘置所にいる人たちはみんな「刑を待っている」のであり、それはそれは辛いことかもしれません。

刑務所のほうがまだましです。

こちらは極道経験者の書かれた拘置所生活の説明です。

こちらは刑務所生活を取材したものです。

これらを比べると、刑の言い渡しも受けていない、

無罪かもしれない人を拘禁する拘置所と、

刑が確定して服役している人の懲罰と更正のために存在する刑務所の、

驚くべき類似性が見て取れます。

一日のスケジュールで見ると、作業や反省のための時間のない

拘置所の方が楽なように見えますが、

精神的には、服役囚でもないのに人権を抑制され

受刑者扱いされる拘置所の方が辛いものと言えそうです。

こちらは拘置所と刑務所におけるそれぞれの人権や

拘禁者、受刑者の処遇の改善を求めている文書です。

この面でも、拘置所と刑務所の極めて類似した

劣悪な状態が見て取れます。

これらのことから基本的に、拘置所と刑務所はほとんど変わらない。

生活面では作業や反省を強制される分刑務所の方が厳しいが

(禁固刑も労役の強制がないだけで

更正のためのプログラムは適用されると思います)、

それ以外はほとんど変わらない、と言えそうです。

諸般伝えられるところを拾い読みするだけでも圧倒的に拘置所の方が楽だと考えられます。

まず、拘置所には、刑務所にあるような厳しい服役規則も懲罰ものはありません。未決囚です。

拘置所では面会も特別な場合(接見禁止令が出てる場合）を除いて毎日誰とでも(まったく未知の人とでも）できます。買い物もできます。金品の差し入れも誰からでも受け取れます。

刑務所では限られたあらかじめ登録した親族１～２名としか定期的にごく何回か面会できるにすぎません。手紙のやり取りもその親族のみに限られます。

わたしが知る限りでは、比較にならないほど拘置所の方がゆるいようです。