人間関係や職場環境の変化などによるストレス過多で自律神経が乱れてしまったためかと思われますが、今年1月から毎日不眠状態(中途覚醒)になりました。
そして4月から、頭痛や前頭部の締め付け感、手足の痺れ、気持ち悪さ、胃腸の不調などが続き、睡眠薬・抗うつ薬・抗不安薬を飲んで仕事を休んでいます。
この1ヶ月間、毎朝30分間散歩をしたり、夜寝る90分前までにゆったり入浴をしたり、ストレッチなどのセルフケアを行ったりして、多少は改善しているような気がするのですが、あとどのくらいかかるものなのでしょうか?
また、早く治すには何をしたらよいでしょうか?
(suppyaro)
睡眠薬・抗うつ薬・抗不安薬を服用されているということは、医師によって鬱病と診断されたんでしょうか。「自分がやらねば」と頑張りすぎてしまったんですね。
自分は薬の処方には至りませんでしたが、仕事のストレスで、顔面チック、自律神経失調症による過呼吸、中途覚醒、入眠困難になったことがあります。
そして、精神医学や心理療法、ケアワークの専門書を読み漁りました。
鬱病や、睡眠薬・抗うつ薬・抗不安薬を必要とする状態は、
活動強度に対して栄養バランスと栄養摂取量が足りないとか、睡眠不足の期間が長引いた結果、心身が不具合や故障を起こした状態と理解されたほうがいいと思います。
「活動の強度」は通常、肉体労働やアスリートのパフォーマンスで使われる言葉と概念ですが、デスクワークや頭脳労働、家事労働であっても、意識されるべき概念だと痛感します。
活動の強度に対して、栄養バランスと栄養摂取量が足りないまま働き続けたり、睡眠不足のまま働き続けることは、自動車のブレーキパッドが危険なほど擦り減っていたり、ウインドウォッシャー液がほとんどないまま走行したり、エンジンオイルが濁りきっていたり、タイヤが擦り減って溝がない危険な状態で走り続けることに似ています。
活動や行動には資源(人間の場合は、端的に言って栄養)の消耗が伴い、補充とメンテナンス(充分な睡眠時間、自分らしい趣味、良好な人間関係)が無ければ、いずれ不具合を起こし、そのうち命に関わる事態が出てきます。
さて、「どれくらいで元のように回復するのか」については、「故障に至るまでに要した期間+α」くらいに考えておいたほうがいいと思います。
ストレスフルな部署に配属されてから2年頑張っていたのであれば、3年くらいで薬が一種類だけになるか、何かあった時の頓服薬だけになって「まあ、おおむね元気」くらいに寛解できたら、御の字です。
補充とメンテナンス不足で走り続けた結果、摩耗してしまった心身を、ゆっくり補修して過ごして下さい。休んでいる自分を、心の中で撫でてあげて下さい。実際に自分で自分の腕や肩を撫でるのも、ある程度効果的です。
>>毎朝30分間散歩をしたり、夜寝る90分前までにゆったり入浴をしたり、ストレッチ
の習慣は、とてもいいことです。ぜひ続けて、欲を言えば樹木や草花が豊かなロケーションに散歩やトレッキングをしに行くのもオススメです。
手近なところだと、神社仏閣や、植物園や庭園などですね。
緑豊かな植生が通勤路にある人は、鬱病の発生リスクが二割下がるとの研究結果もあります。(出典:ナショナルジオグラフィック)
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