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オウンドメディア戦略は、成果を出すメディアとそうでないメディアを分ける重要な要素です。

明確な戦略がなかったり、立案した戦略が機能しなかったりして成果を出せず、閉鎖するメディアも少なくありません。

本記事では、オウンドメディア戦略の重要性から、戦略を立てる基本的な5ステップ、戦略実行後の「軌道修正」まで、計画から改善のプロセスを徹底解説します。

    この記事はこんな人におすすめ
  • オウンドメディアの立ち上げを検討しており、何から手を付ければよいか悩んでいる
  • 失敗しないための具体的な「戦略の立て方」を知りたい
  • 計画通りに進まないときの「軌道修正」や改善方法を知りたい

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オウンドメディア戦略はなぜ重要?

「オウンドメディア」という言葉が一般的になってから、10年近くが経過しました。

多くの企業がその可能性を信じて参入する一方で、時間とコストをかけて大きな成果を生み出し続けているメディアと、成果が出ないまま更新が止まり、静かにクローズしていくメディアの二極化が進んでいます。

この差は、どこから生まれるのでしょうか。私たちは、オウンドメディア支援で多くの企業さまとご一緒してきましたが、その要因の多くは、戦略の立て方にあると考えています。

時間とコストを投資するからこそ、その成否が事業に与えるインパクトは甚大です。だからこそ、実行前の戦略設計が重要なのです。

戦略が「機能しない」とどうなる?よくある失敗例

戦略を立てていても、戦略が曖昧だったり、市場の現状とズレていたり、実行する体制と乖離していたり……。

こうした、戦略が「機能しない」状態になっている場合は問題です。以下のような失敗例に陥りがちです。


①成果に繋がらない記事を量産し、費用対効果が悪化

メディアの最終目的(KGI)が曖昧なため、「今、どの記事を制作すべきか」という優先順位がつけられません。

例えば、目的が「商談獲得」であるにもかかわらず、検索ボリュームの大きさだけを追い求め、成果(CV:コンバージョン)から遠い認知獲得用の記事ばかりにリソースを割き続けてしまうケースです。

結果として、コストはかかり続けるのにKGIは一向に達成できず、最終的に「成果の出ない施策」として予算が停止してしまう可能性も高くなります。

②成果が頭打ちになり、アクセスも減少

メディア立ち上げ当初は順調でも、やがて成果(CV)が伸び悩む「踊り場」に陥るケースも少なくありません。

これは、立ち上げ時に立てた戦略が古くなったり、市場の変化に対応できていなかったりするために起こります。

競合がより優れたコンテンツを投入したり、Googleのアルゴリズムが変動したりする中で戦略をアップデートできなければ、次第に検索順位もアクセスも奪われていくことになります。

③競合との差別化に失敗し、メディアの「ファン」がつかない

「自社独自の立ち位置(ポジショニング)」という戦略がないままコンテンツを作成すると、どのメディアにも書かれている「一般論」ばかりが並ぶことになります。読者にとって、それは他のメディアで読んだ情報と何ら変わりません。

結果として、読者に「この会社の、このメディア(この記事)だからこそ読みたい!」という動機を与えられず、アクセスはあってもファンは増えません。指名検索やリピーターにつながらず、中長期的な資産にならないメディアになってしまいます。

成功のポイントは「明確な目的」と「柔軟な軌道修正」

前述したような失敗を回避し、オウンドメディアを成功に導くためのポイントは、突き詰めると2つに集約されます。

一つ目は「明確な目的」です。メディアの一貫性を保つ上で、これは欠かせません。

「なぜ、なんのために、このメディアが存在するのか」という目的が明確であれば、施策がブレることなく、コンテンツの品質からCV設計まで、一貫した戦略を選択できます。

二つ目は「柔軟な軌道修正」です。

どれほど緻密に立てた戦略も、実行前は「仮説」に過ぎません。市場や競合、そして読者のニーズは常に変化しています。立てた計画を信じて実行しつつも、集まったデータに基づき「計画と現実のズレ」を認識し、改善し続ける「柔軟さ」こそが、オウンドメディア成功の必須条件と言えるでしょう。

オウンドメディア戦略の立て方<5ステップ>

オウンドメディアの戦略は、論理的なステップに沿って設計するものです。ここでは、私たちが実践している基本的な5つのステップをご紹介します。


【ステップ1】目的と目標(KGI/KPI)を決める

戦略立案の最初のステップは、「何のためにメディアを運営するのか」という最終目標(KGI:Key Goal Indicator)を明確に定義することから始まります。

KGIは、「ブランド認知度の向上」といった曖昧なものではなく、「半年後にオウンドメディア経由の月間商談設定数を10件にする」のように、計測可能な具体的な数値で定義することが重要です。

なぜなら、このKGIを社内の事業目標と連動させることが、オウンドメディアの価値を社内に証明し、継続的な予算とリソースを確保するために不可欠だからです。曖昧なまま進めると、「成果が出ているのか分からない」と判断され、予算縮小や閉鎖の議論に繋がりかねません。

そして、KGIを達成するための中間指標として「KPI(Key Performance Indicator)」もセットで設定します。

オウンドメディアは、成果(KGI)が出るまで最低でも半年~1年はかかる長期施策です。ですので、KGIだけを追うと、立ち上げ初期は「成果ゼロ」と判断されてしまいます。

そうならないためにも、例えば

  • 立ち上げ3カ月:特定キーワードでのトップ10記事数
  • 半年後:記事からのホワイトペーパーダウンロード数

といったように、フェーズごとに適切なKPIを設定し、進捗を可視化することが重要です。

はてなでは、オウンドメディア支援において、お客さまの課題のヒアリングに時間をかけています。「事業部の中で、このメディアはどういう役割を担うのか」という上流工程からご一緒し、事業と連動したKGI/KPIの設定も可能です。

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【ステップ2】ペルソナ設定と競合リサーチ

目的と目標が定まったら、次に「誰に」届け、「市場でどう勝つか」という戦場と戦い方を決めます

まずは「ペルソナ」の設定です。ペルソナとは、自社の典型的な顧客像を、あたかも実在する一人の人物かのように定義したものです。

氏名、年齢、所属企業、役職といった属性情報だけでなく、ライフスタイル、価値観、そして「日常的に何に悩んでいるか」「どうやって情報を探しているか」「何を決め手に購入(行動)するのか」という心理や行動まで、リアリティのある人物像を描き出します。

顧客データを取得できていることを前提としつつ、既存顧客へのヒアリングや、KGIに基づく主要ユーザーの分析から得た実データをもとに設定すると、より精度が高くなります。ペルソナを具体的にすることで、コンテンツのトンマナや、取り上げるべきテーマの解像度が格段に上がります。

次に、設定したペルソナが検索するであろうキーワードで、競合となるメディアを徹底的にリサーチ(分析)します。

  • <競合リサーチの主な分析項目>
    • 競合がどのキーワードで上位表示されているか?
    • コンテンツの主な切り口は何か?(ノウハウ型、事例型、トレンド解説型など)
    • 記事からどのようにお問い合わせに繋げているか?(資料請求、セミナー誘導、無料トライアルなど)

このリサーチを通じて、「競合がカバーできていない領域」や「競合も提供しているが、自社の方がより深く、専門的に語れる領域」を見つけ出します。これが、自社メディアのポジショニングを確立するための重要なヒントとなります。

【ステップ3】カスタマージャーニーとコンテンツプランの設計

【ステップ2】で決めたペルソナが、自社や自社のサービスを全く知らない状態(認知)から、最終的に顧客になるまでの「感情と行動のプロセス」を設計します。これを「カスタマージャーニーマップ」と呼びます。

具体的には、「認知」「興味・関心」「比較・検討」「行動(購入・申込)」といったフェーズごとに、ペルソナの心理状態や行動を定義し、その時に「求めている情報(=必要なコンテンツ)」は何かを整理していきます。

カスタマージャーニーを軸にすることで、各段階においてどんなコンテンツが必要か、ペルソナとどこで接触するコンテンツになるか、そして各フェーズで計測すべきKPIは何か、といった要素が明確になります。

そして、「どのフェーズの読者に」「どのキーワードで」「どんな記事を」届けるか、コンテンツプランを具体的に設計していきます。設計を行う際は、ただ記事を量産するのではなく、戦略的に考えることが重要です。

例えば、自社のサービスに最も近い重要なテーマ(ビッグキーワード)を柱とし、それに関連する個別テーマ(ロングテールキーワード)を整理し、記事同士を内部リンクで紐づける手法も有効です。

▼オウンドメディアのカスタマージャーニー設計について、より詳しくは以下の記事もご覧ください。
www.hatena.ne.jp

【ステップ4】実行・運用体制の構築

戦略がどれだけ練られていても、それを実行し、継続的にコンテンツを生み出し、改善できる現実的な体制がなければ理想で終わってしまいます。

オウンドメディアの運用には、以下のような役割(スキル)が必要です。

  • <オウンドメディア運用に必要な役割>
    • 全体責任者(ディレクター):戦略決定、KGI/KPIの進捗管理、予算管理、全体指揮。
    • 編集者(編集長):企画立案、キーワード選定、品質管理(校正・校閲)、ライターやデザイナーとの連携・ディレクション。
    • ライター:構成案作成、記事執筆(専門知識やSEOライティングのスキルも必要)。
    • 分析・改善担当:データ分析、レポーティング、軌道修正の提案、リライト実行。

これらの役割を「内製」で全て行うのか、あるいは専門知識が必要な部分を「外注」するのかを決定します。

「内製」のメリットは、コストを抑えやすく、社内にノウハウが蓄積される点です。ただし、担当者のスキルへの依存度が高く、リソースの確保が継続的な課題になりがちです。

「外注(制作会社・フリーランス)」のメリットは、プロの品質とリソースを確保できる点です。一方、当然ながらコストがかかり、依頼する会社によって品質にも大きな違いが出るため、自社の目的やフェーズに合った「パートナー」選びが非常に重要になります。

私たちはてなでも、各オウンドメディアのフェーズごとのニーズに合わせて、全体責任者らを適切にアサインし、運用をサポートしています。

▼記事制作の内製と外注の比較について、より詳しくは以下の記事もご覧ください。
www.hatena.ne.jp

【ステップ5】効果測定とPDCA設計

最後のステップは、立てた戦略(仮説)が正しかったかを検証し、継続的に改善するプロセス、すなわち「PDCA」の仕組みをあらかじめ設計することです。これが、オウンドメディアの成功を中長期で左右する重要なステップの一つです。

まずは「効果測定」の方法を定めます。【ステップ1】で設定したKGI/KPIを、どのツールで、どう測定するかを決めます。

  • <測定方法の例>
    • 【必須】Google Analytics 4(GA4)と Google Search Console(GSC)の導入
      • GA4:記事の「中身」と「出口」の状態を把握します。(読了率、ページ間の回遊率、コンバージョン(CV)数など)
      • GSC:記事の「入口」の状態を把握します。(検索キーワードごとの順位、表示回数、クリック率(CTR)など)
    • 【任意】導入を検討すべき分析ツール
      • SEO分析ツール(Ahrefsなど):競合メディアの詳細な流入キーワードや被リンク状況を分析できます。
      • ヒートマップツール(Microsoft Clarityなど):記事のどこが読まれていて、どこで離脱しているかを視覚的に分析できます。
      • MAツール/アトリビューション解析ツール(HubSpotなど): 記事を読んだ人が、その後どのようなプロセスを経て最終的な商談・受注に至ったかを可視化できます。

これらのツールを使って得たデータを「いつ」「誰が」「どのように」レビューし、次のアクションに繋げるかという「PDCA設計」をあらかじめ決定し、運用スケジュールに組み込むことが重要です。

  • <PDCA設計の例>
    • 誰が:分析と改善の責任者を明確にします(【ステップ4】の分析・改善担当)。
    • いつ(頻度):レビューの「頻度」と「目的」をあらかじめ決定します。
      • 月次レビュー:KPIの進捗を確認し、記事のリライトや導線改善など、すぐにできるレベルの改善策を決定する会議。
      • 四半期/半期レビュー:KGIへの貢献度を評価し、ペルソナの見直しや、注力テーマの変更など、全体戦略そのものを見直す会議。

はてなが支援するオウンドメディアでは、GA4やGSCを活用した「月次レポート」を作成し、公開記事の初速データはもちろん、PVや検索流入の成長推移、はてなブックマークやXでの定性面での反応などをまとめてレポーティングしています。

オウンドメディア戦略の成功事例

ここまでは戦略の立て方を解説してきましたが、実際の企業がどのように戦略を立て、成果に繋げているのか、具体的な事例を見ていきましょう。ここでは、私たち、はてながご支援したオウンドメディア戦略の事例を2つご紹介します。


事例1:Agile Journey(株式会社ユーザベース)

  • 課題・目的(KGI)
    • 事業(SpeedaやNewsPicks)は広く認知されているものの、エンジニア層に対する認知度や技術的なブランディングが課題でした。オウンドメディアを通じて技術力をアピールし、優秀なエンジニアの「採用活動」に貢献することが最終目的(KGI)でした。
  • 戦略
    • まず、ターゲットを「ユーザベースを知らない、あるいは技術的な側面を知らないエンジニア」に明確に設定しました。技術全般という広いテーマではなく、「アジャイル開発」という一つのテーマに専門特化することで、他社との明確な「ポジショニング」を確立しました。
    • コンテンツは、社内エンジニアが執筆するノウハウ記事だけでなく、社外の著名な専門家へのインタビュー記事なども積極的に発信。これにより、高品質な技術情報メディアとしての信頼性を構築していきました。
  • 成果
    • KPIは「エンジニアからの認知度」や「技術ブランド」に設定。具体的な成果として、採用のカジュアル面談において、応募前に「Agile Journeyを読んで、ユーザベースの技術的な取り組みを知っていた」と回答するエンジニアが増加しています。

www.hatena.ne.jp

事例2:おなじみ(LINE株式会社)

  • 課題・目的(KGI)
    • 飲食店や美容院といった中小規模店舗のオーナー(潜在層)に対し、法人向けサービス「LINE公式アカウント」の認知を拡大し、新規ユーザー(アカウント開設)を獲得することがKGIでした。
  • 戦略
    • 立ち上げ当初の目的は、まず潜在層に広くリーチするための「PV(認知獲得)」に設定。ターゲットである店舗オーナーに「自分ごと」として捉えてもらえるよう、専門用語を避け、実際の導入店舗への取材記事など「一次情報」を重視したコンテンツ制作を推進しました。
    • そして、立ち上げから約1年で当初のPV目標を達成した後、マーケティング戦略の変更に伴い、より事業貢献(KGI)に近い「コンバージョン(アカウント開設、資料ダウンロード)」も目的として追加。現在は、認知獲得とリード獲得の両輪を回すフェーズへと戦略をアップデートしています。
  • 成果
    • 立ち上げ1年で当初設定したPV目標を達成。その後、戦略のフェーズ移行にも成功し、現在は認知獲得とリード獲得の両方を担う重要なマーケティングチャネルとして機能しています。

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これらの事例からわかるように、成功しているオウンドメディアは、「明確なKGI」と「ターゲットに合わせたポジショニング戦略」を持っているものです。

戦略は「立てた後」が本番。成果を出す軌道修正のポイント

オウンドメディア戦略の5ステップと成功事例を見てきました。しかし、担当者の皆さまにお伝えしたいのは、「戦略は立てて終わりではない」ということです。むしろ、戦略を立てて運用を開始してからが「本番」です。

軌道修正の重要性

最初に立てた戦略は、あくまで「現時点での仮説」に過ぎません。

実行してみると、さまざまな要因で計画通りに進まないことが当たり前のように起こります。だからこそ、実際にオウンドメディアが公開されてからは、常に「改善(軌道修正)」を前提として捉えておくことが重要なのです。

計画通りにいかない要因は、大きく分けて2つあります。

①コントロールできない外部要因による変化
  • Googleアルゴリズムの変動
    • 昨日まで検索1位だった記事が、コアアップデートの影響で大きく順位を落とすこともあります。
  • 競合の進化
    • 自社よりも優れたコンテンツを競合が投入したことにより、相対的に自社記事の価値が下がり、順位が逆転することがあります。
  • 市場・トレンドの変化
    • 読者のニーズが変化したり、新しいサービスやツールが登場したりすると、古い情報は急速に価値を失うこともあります。
②仮説のズレ(内部要因)
  • 検索意図の読み違え
    • 私たちが「読者はこれが知りたいはずだ」と思って提供した「記事」と、読者が本当に求めていた「答え」との間にズレが生じているケースです。
  • CV導線の不備
    • 記事の内容は良くても、CTA(行動喚起)ボタンが分かりにくい、資料の内容が記事とマッチしていないなど、成果(CV)までの導線に不備があるケースです。

「軌道修正」とは、これらの変化やズレをデータからいち早く察知し、戦略を現実に最適化させていく作業です。

見るべき指標と具体的な改善アクション

では、具体的にどのように軌道修正を行えばよいのでしょうか。基本は、Google Analytics(GA4)や Google Search Console(GSC)を使い、【ステップ1】で設定したKPIのどこにボトルネック(課題)があるのかを特定することです。

ここでは、よくある2つの課題「PV(流入数)が伸びない場合」と「CVR(コンバージョン率)が低い場合」について、見るべき指標と改善アクションの例を表で解説します。

PV(流入数)が伸びない場合
状況 見るべき指標(ツール) 考えられる原因 改善アクション(リライト)例
そもそも検索結果に表示されない GSC:表示回数 ・キーワード選定ミス
・インデックスされていない
・キーワードを再選定する
・GSCでインデックス登録をリクエストする
表示はされるが、順位が低い GSC:平均掲載順位 ・コンテンツの品質不足(網羅性・専門性)
・検索意図とのズレ・競合が強すぎる
・最新情報への更新、専門性を強化する
・検索意図を再分析し、不足している情報を追記する
順位は高いが、クリックされない GSC:クリック率(CTR) ・記事タイトルが魅力的でない
・ディスクリプションが最適化されていない
・検索意図を反映し、クリックしたくなるタイトルに変更する
・ディスクリプションを見直し、修正する
CVR(コンバージョン率)が低い場合
状況 見るべき指標(ツール) 考えられる原因 改善アクション例
記事は読まれているが、CVしない GA4:CVR ・CV導線(CTAボタン)が分かりにくい
・CTAのオファー(資料など)が記事内容と合っていない
・オファー自体に魅力がない
・CTAボタンのデザインや文言、配置を見直す
・記事内容と関連性の高いオファーに変更する
・内容そのものを見直す
記事が最後まで読まれていない GA4:読了率(スクロール率)
ヒートマップ:離脱箇所
・導入文で読者が離脱してしまっている
・記事が長すぎる、読みにくい構成になっている
・記事の途中で検索意図とズレている
・導入文で「記事を読むメリット」を明確にする
・図解や箇条書きを入れ、視覚的に読みやすくする
・不要な情報を削り、結論を先に書く

このように、一口に「成果が出ない」と言っても、原因はさまざまです。データを元にどこが悪いのかを特定し、仮説を立てて改善を行うことが、軌道修正の第一歩です。

戦略を見直すタイミングと判断基準

前項で述べたような改善アクションは、日常レベルのものです。しかし、オウンドメディア運営においては、より大きな視点での戦略そのものを見直すタイミングも必要です。

軌道修正には「短期的な改善」と「中長期的な見直し」の2つの時間軸があります。

  • 短期的改善(月次レビューなど)
    • 目的:日常レベルの改善、KPIの達成。
    • 内容:KPIの進捗確認。GSCやGA4のデータに基づき、PVやCVRが低い記事を特定し、リライト計画を立てて実行します。【ステップ5】で設計した「月次レビュー」で回していくイメージです。
  • 中長期的な見直し(半期・年次レビュー)
    • 目的:戦略レベルの根本的な見直し。
    • 内容:KGI(最終目標)への進捗は順調か、そもそもKGIの設定は正しかったかを評価します。設定したペルソナはズレていないか? 競合の動きは大きく変わっていないか? 自社の事業戦略が変わったことで、オウンドメディアの目的自体を見直す必要はないか? といった、戦略の「土台」部分をレビューします。

オウンドメディアは、一度立てた戦略に固執するのではなく、このように短期と中長期の2つのサイクルでPDCAを回し、常に「最適化」し続けることが、成果を出し続ける方法の一つです。

まとめ:オウンドメディア戦略成功のポイント

オウンドメディアの成功は、「事業目標と連動した強固な戦略設計」と、「データに基づく柔軟な軌道修正」という、この両輪が揃うことが必要です。

どれだけ完璧な戦略(計画)を立てたとしても、市場や競合、Googleのアルゴリズムの変化に応じて改善(軌道修正)し続けなければ、その戦略はすぐに陳腐化し、成果は継続しないでしょう。

しかし、戦略立案から日々のデータ分析、そして専門的な軌道修正までをすべて実行するには、高度なマーケティングノウハウと膨大なリソースが必要であることも事実です。

もし、オウンドメディアの立ち上げを任されて、

  • 「戦略を立てる時間がない」
  • 「データ分析や改善の方法がわからない」
  • 「リソースが足りず、実行まで手が回らない」

といったお悩みを抱えている場合は、ぜひ一度、はてなにご相談ください。

オウンドメディア戦略設計の一連のプロセスを熟知した私たちが、貴社の事業課題に寄り添い、成果への最短距離をサポートします。

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記事の担当者:オウンドメディア戦略ラボ by はてな 編集部
はてなでは、経験豊富なスタッフがオウンドメディアの計画から記事制作、システム、集客、分析まですべてをサポートいたします。オウンドメディア戦略ラボでは、これまでのオウンドメディア支援で培った知見やノウハウをお届けします。
Web:オウンドメディア戦略ラボ

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