難しい話を抜きにすれば、水は電気を通します。
ノートPCのキーボードの下には、メイン基板があり、ここには複雑な電子回路が「むきだしで」収まっているので、水がメイン基板に侵入すると、メイン基板のあちこちで配線がショートします。
この際、本来非常に少ない電流しか流れない、細い信号線と、常に大電流が流される電源線とがショートしますと、半導体部品や基板そのものが焼き切れてしまったりします。
また、キーボードは電気接点の集合体です。1つのキーには必ず1つのスイッチがあります。ここも水に濡れてしまうとショートしてしまい、キーが押されたのと同じ状態になってしまいます。また、何かが混ざっている水(ジュース・コーヒー)などは、乾いたあとに残ったものがスイッチの接点に挟まってしまい、キーが効かなくなったりもします。
感電の危険もありますので、電子機器に水がかかった場合は、すべての電源から切り離し、よく乾燥・洗浄することが重要です。
ショートによって回路が壊れていない場合は、乾燥・洗浄で復活します。ただし、ちゃんと分解して乾燥・洗浄というのは簡単ではないですが・・・
http://www.hatena.ne.jp/1106214016#
人力検索はてな - コップの水が少し溢れてキーボードにこぼれました。こぼれた量はそれほど多くないのですがキーボードの一部が動かなくなりました。(エンターキーやバックスペースキーなど..
キーボードも電気のスイッチの一つですが、電気製品の電源スイッチなどと違い、非常に小さな電流でON/OFFするように作られています。電源消費を極端に節約したいノートの場合はなおさらです。それで、水がキーボードのスイッチに中にはいると、水によって導通してしまい、キーを押し続けることと同じ動作をする場合もあります。また、回路の他の部分と導通してしまうことによって、あるキーは動かなくなる場合もあると思います。もちろん、スピーカーやディスク装置など、水によって実際に壊れる部品もありますが、言われたような症状は、部品が直ちに壊れた訳ではなく、一時的に内部が導通してしまった状態だと思います。すぐに修理に出して中の水を拭き取ってもらうか、もし非常に器用な方ならご自分で分解して(保証は効かなくなります)キーボード内部を拭いてしまうなどで改善すると思いますよ。
Yahoo!
水によって、ショートしたのが原因でしょう。つまり、パソコンは電流を操作することで入出力を行っていますが、電流を流してしまう水が基盤等に流れ込むことで、本来意図していない電流が流れてしまうためです。
それゆえ、水をこぼしただけでPCはすぐこわれるし、下スクロールボタンを押されたのと同じ電流が当該個所に流れるよう水が流れ込むと、当然、下スクロールボタンを押したのと同じ挙動を示すことになります。
こんなんで説明になってますでしょうか。
http://www.hiroshi.org/html/research/kaitai/keyboard.htm
web cafe -- research keyboard --
キーボードの中身はこうなっています。一般につかわれているメンブレン方式キーボードでは、ここに見えるようなおわんのようなスイッチが押されて張り付くことでオンオフが切り替わります。ここの中身に水分が入り込むことでスイッチが入り続けることになります。吸い付くわけですね。
(張り付きが原因なので、キーボードをまるごときれいに洗って陰干しで完全に乾燥させると復活する、こともあります。)
機械的にオンされたスイッチに対し、キーボードを制御しているコンピュータチップが読み取りに行きますと、キーが押されている状態(キーメイク)と認識されます。キーが離される(ブレイク)の状態にならない限り、たいていのキーボードとOSでは自動的にリピートして同じキーが押されている状態を保ちます。このため同じキーが押されているように見えます。
このためあたかも下向きのキーが押され続けているかのような状態となります。
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