英米のSF作家のすべてが、日本に翻訳紹介されているわけではなく、また日本で出版された作品の人気がイマイチだったために、傑作が翻訳されていない英米ではメジャーのSF作家という存在がけっこうあるようです。
そこで、英語で読める海外のSFの傑作で、これはおすすめというものがあったら、紹介していただけませんか?
アマゾン・ジャパンの洋書サイトを通して注文できるものがベストですが、英米の同種のサイトで個人輸入が容易なもの(カード決済ができるサイト)なら、かまいません。
ただ、現在購入可能なもののURLを挙げてください。
どこがオススメかを短文でもけっこうですから、書き込んでください(もちろん、長いほど大歓迎)。
1ヶ月ほどオープンしておきますので、ゆっくりとどうぞ。
http://en.wikipedia.org/wiki/Thomas_M._Disch
Thomas M. Disch - Wikipedia, the free encyclopedia
NW系の作家です。
わたしが知る限りでは、邦訳は4冊だけ。
サンリオから「キャンプ・コンセントレーション」「334」が出てます。
早川から「人類皆殺し」「プリズナー6」(ノベライゼーション)
一種、ポスト・モダンの現代英米文学にも通じる(というか先駆けともいえるかも)ものがあったように記憶します。しかし、サイバーパンクという(あれは)「反動」(ですよね)の出現によって進路が塞がれてしまったような感があります。
購入は、すみませんUSアマゾンあたってみてください。
http://isfdb.tamu.edu/cgi-bin/ae.cgi?Kris_Neville
Kris Neville - Bibliography (Alphabetical)
クリス・ネヴィルってご存知ですか・・・・?
「槍作りのラン」というのが早川から出ています。
http://www.scifi.com/scifiction/classics/classics_archive/ne...
AUTHOR BIOGRAPHY AND BIBLIOGRAPHY
http://www.geocities.jp/astroalumni/5thstar/who.html
5thstar 宇宙開発 Who's Who
エリック・コタニのペンネームでSF小説を書いている近藤陽次氏を紹介します。
1933年生れ。東京外語大、ニューヨーク市立大学、ペンシルバニア大学宇宙物理学科を経て、NASAゴダード宇宙センター、ジョンソン宇宙センター、ゴダード宇宙センター。紫外線天文衛星、月面天文台(企画)、恒星間物質の研究など。1990年NASA Medal for Exceptional Scientific Achievement、1988年Federal Design Achievement Award、1995年National Space Club Science Awardなど受賞多数。1983年よりペンネーム「Eric Kotani」の名前でSF小説も執筆。著書に「Delta Pavonis」「世界の論争・ビッグバンはあったか」など。趣味は合気道など。
とあります。
http://dogbert.abebooks.com/servlet/SearchResults?ds=50&ph=2&an=...
eric kotani - AbeBooks
アメリカではペーパーバックで出ているようで、Abebooksなどに直接注文したほうがやすいです。カード決済もできます。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/067165392X/hatena-q-22/...
Amazon.co.jp: BETWEEN THE STARS: Eric Kotani, John Maddox Roberts: 洋書
初期の3部作のうち、第1作、第2作は翻訳が十数年前に出ているのですが、売れなかったようで、あえなく絶版。完結編にあたる”Between the Stars”も翻訳されない始末。
でも、これは読む価値があると思います。はインラインやポール・アンダースンに共通するところのあるハードSFです。
ほう、これは初見です。
翻訳された「彗星爆弾地球直撃す 」と「小惑星諸島独立す 」(しかし、どちらも酷い邦題ですな〜)は、マーケットプレイスで安価に入手できるようですので、まずこちらから読むかな・・・。
でも、Abebooksでも1$ですもんね。原書の方が読みやすいかも。
ときどき、こういうサイトを見かけますが、もちろん著者了承済みなんでしょうねぇ。
いまや電子ブックの世界ですね〜。
縦書きのテキストで寝ころんで読めるようになったら、日本でも一気に普及するのかも。
私も、古い漫画はもっぱらダウンロードして見るようになってしまいました。
おー、ありがとうございます。
ディッシュは最近、国書刊行会から『アジアの岸辺』という短編集が出ましたが、不当評価ですよね。『アジアの岸辺』が多数売れて、ほかの作品も翻訳されるといいのですが。
クリス・ネヴィルも「ベティアンよ帰れ」を早川の世界SF全集「世界のSF・現代編」で読んだだけですね。もっと紹介されてもいい作家ですよね。
ありがとうございました。