「役に立つ」理由を付けていただけるとありがたいです。
また、Web上にサイトを持たれている方が理想ですが、旺盛に論考を発表している方の場合は、活動の場を明記していただければ、URLダミーで結構です。
哲学論を戦わす目的ではないので、哲学に「役に立つ」という価値基準を立てることはおかしい、などの主張の書き込みは御遠慮ください。
それでは、よろしく御願いします。
横浜国立大学の室井尚さん。
2001年の「横浜トリエンナーレ2001」に椿昇氏とともにオブジェ「インセクト・ワールド」を出品する、1997年に劇団「唐組」主宰者の唐十郎氏を、教授会の懸念のなか、教育人間科学部教授として招聘するなど、行動する哲学者として推薦します。
著作の一部や主張は、サイトで読めますので、ぜひ目を通してみてください。
野矢茂樹さんです。
ご自身のウェブサイトは見当たりませんでした。
東大の助教授だそうです。
大学での活動以外に初心者にも読める哲学や論理学の本を書いておられます。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/search-handle-url/index=book...
Amazon.co.jp: : generic
哲学については、論理を組み立てて空虚なことをしているイメージが私にはありました。
しかし野矢さんの著書を読むと、哲学者の仕事は空虚なものでなく、豊潤なものであると感じられました。
思考することのエンターテインメント性を味わうことができました。
そういう意味で「役に立つ」と思います。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/478280136X/hatena-q-22
Amazon.co.jp: 論理トレーニング101題: 野矢 茂樹: 本
ちなみに、論理学の演習書などは実用のうえで「役に立つ」といえるかもしれません。
(しかしそれは哲学の役に立ちかたとは異なると思います)
なるほど。
私は「哲学の謎」しか読んでいませんが、結構歯ごたえのある書籍でした。
論理学の演習書、というと敷居が高そうですが、食わず嫌いでなく、とっついてみるといいのかもしれません。
グローバリゼーションとともに、論理的思考法を身につけないとビジネスの世界でもやっていけないですよね。ニッポン放送騒動も資本主義のルールを守っているのはライブドア側で、既得権で押し切ろうとしているのはフジテレビ側なので、欧米でならば勝敗は見えているのですが、どうなるかわからないのが日本の特殊性だと思います。
成り行きを注視したいところです。
「論理学」の解説者としての野矢茂樹さんの紹介、ありがとうございました。
hiroki azuma portal
90年代で燃え尽きたポストモダニズムの恐らく唯一の継承者(笑)。
哲学者としてオタクを初めて系統的に分析して有名になり、
ネットワーク社会の倫理やあり方についても積極的に発言している。
信者が多いなど何かと叩かれる人でもありますが、
30代前半の日本人の問題意識をよく代表していると思います。
内田樹の研究室
「寝ながら分かる現代思想」で有名なフランス現代思想の専門家。
分かりやすさとレトリックの巧妙さを身上とし、
近代的なものの考え方の原点を掘り返す取り組みを続けている。
教育面でも「コミュニケーション能力」にポイントを絞った
実践的な教育を続けており、神戸女学院大の看板教授の1人。
東浩紀氏も内田樹氏もアカデミーの枠を超えて活躍している感じですね。前者というとデリダ、後者というとノーマン・コーンしか連想しない質問者はいささか不勉強のようです。
ありがとうございました。
鷲田清一(わしだきよかず)氏ではないでしょうか。
身近なもの−ファッションや日常生活そのものの中にあるもの−を哲学することをもくろんでいると思います。
なるほど、古典に頼らずに「哲学している」という点では、たしかに御指摘のとおりです。
ありがとうございました。
まだいろいろ考え中ですが僕のサイト。
(哲学だけではないですが)
有名な哲学者の本も良いと思いますが、日々のニュースについて自分で分析していくのも「役に立つ」ことだと思います。
(ニュースは毎日いろいろあるから毎日いろいろな哲学の勉強ができる)
または哲学者が言った言葉をニュースに当てはめてみるのも良いです。
答えになっているか解りませんが、よろしければ一度見てください。
ダイアリー読ませてもらいました。
なかなかいいじゃないですか。挑発的に「役に立つ」哲学者などと書き込んでしまいましたが、日々のニュースについて自分で分析していくという態度を保持することも十分「哲学する」ことだと思うし、忙しさを理由に思考することを中断したまま時間が過ぎ去ってゆくことが悔しい毎日です。
Randaさんのように「僕は考えてるぞ〜」と主張できることが「哲学する」ことの第一歩で、生活に追われ分析的思考を持続できない質問者などは情けない限りです。
ありがとうございました。
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C3%E6%C5%E7%B5%C1%C6%BB
中島義道とは - はてなキーワード
中島義道さんを挙げます。
働くのが嫌な人や引き篭もりの人、怒れない人、よい子にしかなれない人などのお尻を叩いて、
なんらかの自然な形で社会に出そうとしてくれる哲学者だと思っています。
「人間学アカデミー」というサイトに、新聞と雑誌からの引用文章が2つあります。
中島義道さん!
この人ほど毀誉褒貶の多い方も最近の「哲学者」では珍しいですよね。
ちょっと最近お疲れのようなのが気にかかりますが、「いい子ぶってる」学者さんより好感を持って著作を読んでおりました。
自分の弱さを強調することは「逃げ」のように見えるけれど、現在の管理社会のなかではかなり勇気のいることと思います。
ありがとうございました。
過去に「哲学」に言及した質問があまり無かったので、回答が集まるか不安でしたが、好調な滑り出しなので、もう少しオープンしておきます。
http://www.logico-philosophicus.net/profile/MorinakaTakaaki.htm
哲学の劇場 > 作家の肖像 > 守中高明
鈴木雅大先生が個人的には好きです。哲学という課題はいわば机上の空論に徹してしまいがちですが、「役に立つ」実践の哲学(スピノザを書いたドゥルーズの本)を非常に感動的に和訳されているからです。守中高明 先生は鈴木先生とよくドゥルーズの仕事を一緒にされていますが、ドゥルーズもまた非常に実践を根ざした哲学を構築している学者にあたり、専門はポスト構造主義あたりなので、現代フランス哲学なのでしょうが、その領域にとどまることなく生きる上で「役に立つ」哲学者だと思います。
若手が出てきましたね〜。
鈴木雅大氏も守中高明氏もまったく読んだことがないので、少し勉強させてください。
パソコン教室「OAルーム ビギン桜井」 プロバイダー「ビギンネット」 検定資格 出張サポート 奈良県
梅原猛氏を推薦します。晩年は歴史、仏教に傾倒されていますが。西洋文明を否定的に考察されています。但し、弁証法は西洋哲学をしっかり、ふまえておられます。
脳死臨調の際の梅原猛氏の存在は貴重でしたね。
ひとまず論議は尽くした、ということで「脳死臓器移植」が公認されましたが、その後の実施例の少なさは、梅原氏のとらえた日本人の心性の特徴が正しかったことを物語っていると思います。
ありがとうございました。
arsvi.com:立命館大学グローバルCOEプログラム「生存学」創成拠点
立岩真也さんです。
彼を「哲学者」の範疇にいれるかどうかは議論がでるかもしれませんが、「よく生きるためにはどうすればいいのか考える」ことが哲学の目的であるとすれば、彼の論考は十分に使命をはたしていると思います。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4000233874/hatena-q-22
Amazon.co.jp: 自由の平等―簡単で別な姿の世界: 立岩 真也: 本
近著『自由の平等』は教えられるところが多かったです。
立岩真也さんは、どちらかというと生命倫理から来た方ですが、最先端医療の分野で「生きる」「死ぬ」の問題を考えることにあたって、哲学の大きな課題の一つである「自由とは何か」「よく生きるとはどういうことか」という問題にぶちあたって、それに真摯に取り組まれているという方ですよね。
asiv.comは私も良く見せてもらってます。
ありがとうございました。
「哲学」の話題で回答の集まりがおそいと予測していた思いこみは間違いでしたが、時間の経過とともに回答が集まらなくなるのは仕方のないことのようです。再質問まで待つ、という考え方もあるのですが、いったん終わります。
回答してくださった皆さん、ありがとうございました。
ありがとうございます。
サイトの「短信」はブログですね。
けっこう面白く読みました。
堀江社長が、東大駒場のサーバーを立ち上げたグループのひとりであり、今でもサーバーの具合が悪いと気軽に見に来てくれる、などというのも「ほりえモン」らしいエピソードで、好感がもてました。
tnkatakntさんの「役に立つ」理由が今ひとつはっきりしないのですが、情報発信を心がけている哲学者であり、しかも既成の枠にとらわれない柔軟なアタマの持ち主とみました。
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