プロジェクトチームを作りましょう
こちらもおすすめ
http://www.kokuyo.co.jp/yokoku/100/history/
コクヨ100年草紙|コクヨのヨコク|コクヨ
上記サイトは、かつて情感たっぷりの技術マニュアルだったのですが、
いま開いてみると、すっかり内容が変化していました。
(わたしのアンテナに残された「失われたコメント」は、つぎのとおり)
── 歴史ある会社ならどこにでもあるものなのに、誰も作ったことが
ない。いったい何人が、ビジネス人生の間に「社史」を作る機会に恵ま
れるだろう?
── 《社史編纂の達人 20030901》→《コクヨ100年物語 20050304》
http://d.hatena.ne.jp/adlib/19680707
あとがきにかえて - Awa Library Report
わたし自身の私的モノローグとことわって、ふつうは姿を見せない、
存在感のない編集者が「社史」の制作課程を詳述した、稀有な実例です。
── 《創業70周年記念誌 19680801 十字屋楽器店》
このうち《初演年譜》と《ジャズ年表》に手をくわえ、三十数年後に
(ネット上で)リニューアルしました。とても愛着があるからです。
http://d.hatena.ne.jp/adlib/19680101
《初演日誌》 January - Awa Library Report
http://d.hatena.ne.jp/adlib/19680602
《Jazz Diary 0101〜0115 Birth Days》 - Awa Library Report
その後、多くの「社史」に興味をもって目を通しましたが、いまでも
大切に保管するのは下記の一冊です。本社あてに「何卒お譲りください」
と手紙を出したところ、こころよく恵送されたものです。
── 《石井茂吉と写真植字機 196906‥ 写真植字機研究所》非売品
石井 茂吉 “石井明朝体”18870721 東京 19630405 75
/全自動写植機発明 ── 諸橋 徹次《大漢和辞典 1960 大修館》
おそらく「社史」の評価は、一世代のちに定まるように思われます。
しかるに制作時の発行者は(はじめての経験なので)耳ざわりのよい
ストーリーで過去を語りたがります(自慢話は誰も読みかえしません)。
要約すると、標準的な「社史」は、つぎの三部構成がおすすめです。
1.業界の歴史 2.創業以来の沿革(年月日を正確に再調査)
3.創業者の出生から現在の家族構成(一族の出自など要検討)。
以上の内容を、年譜・画像・対談の三種類の形式に組合せます。
一冊の書物に、おなじ内容が二か所あると、読者はうんざりします。
社訓や家訓、座右の銘(他からの引用)は、バッサリ削除しましょう。
http://www.hatena.ne.jp/1111138600#
人力検索はてな - 社史を制作しようと思います。何か制作の手引きのようなものはないでしょうか?例えば、こういう項目は入れたほうがいいとか、これは絶対いれるべきだというものがありまし..
二社の社史にライターとして関わったことがあります。
おそらく周年記念事業でされるのだと思いますが、社史はまさしくその会社の生い立ちを記述したものですから、創業から今日までの時系列の出来事をできるだけ詳しく記述していくことが大切だと思います。
会社の成り立ちはさまざまですから、書かなければならないこともさまざまです。しかし、良い社史を書くために、はずせないポイントはあります。
第一は、創業者のことです。創業者の創業の動機、理念、創業期の苦労、越えてきたハードル、躍進のきっかけを掴んだ時の創業者の行動などです。
第二は、躍進に貢献した幹部社員です。創業者をいかに助け、どんな苦労をかいくぐり、何を引き受け、何を犠牲にしたのかです。
第三は、コアコンピタンスとなる特性についてです。コアコンピタンスとは企業の核となる能力のことですが、それがどのように開発され、どのように発展し、どのように変化したかです。コアコンピタンスを語らずして、企業の成り立ちは語れません。
この記述では、コアコンピタンスの確立と発展に寄与した社員たちを忘れてはいけません。彼らがどのように貢献したか、人間像として書きたいものです。
第四は、企業が置かれた時代背景や市場の背景の活写です。どのような社会状況と市場、技術水準、顧客ニーズがあってその企業のコアコンピタンスが成立してきたかです。
最後に、経営のシステム化についてです。どのようにシステム化が進んだのか、そのレベルはどこまで到達したかを、判定基準に準じて書いておきます。
そして、注意しなければならないことは、企業秘密を書かないことです。書きたくなる秘密はあるものです。しかし社史は公表されるものです。もう公表していい秘密はいいのですが、公表できない秘密の一端すら書いてはいけません。
単に時系列で出来事を記述しても、おもしろくはありません。人間ドキュメントになるようなものが書けたら、ステークホルダー全員に喜ばれる社史になります。
しかし実際は単に時系列に出来事を書き連ねたつまらない社史が多いのです。そんなものにはしないでください。
社史・記念誌・年史制作 社史編集室
社史企画制作請負会社のHPですが、書籍の紹介や「社史の泉」で季刊誌のバックナンバーが参考になるのでは?
参考書があるようです。
社史をつくる目的によると思いますが、一般の人や顧客にも読んでもらうことを想定しているなら、お客様とのおつきあいの情報や、営業でのこぼれ話やコラムを入れても良いかもしれません。
社内向けなら、社員のスポーツクラブとか厚生施設とか組合の情報とかも入れた方が良いでしょう。
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