プロテスタントの人々はローマ法王の逝去をどのように受け止めているのですか。同じキリスト者として悼んでいるのでしょうか。それとも比較的冷静な態度でいるのでしょうか。

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回答7件)

id:lovemusic21 No.1

回答回数28ベストアンサー獲得回数0

ポイント15pt

私はプロテスタントですが、平和のための働きはやはり宗教を越えたものであり、プロテスタント、カトリックも関係なく偉大な方逝去したことはかなしいことだとおもいます。そして、カトリックほどではないかもしれませんが、偉大な方、世界平和のために活動をされた方、そして同じキリスト信徒としてプロテスタントの人も悼んでいると思います。

id:k980504

本当の慈愛やそれに基づく行為は宗派の壁を超えて人々の心を動かすのですね。

2005/04/06 23:40:27
id:TomCat No.2

回答回数5402ベストアンサー獲得回数215

ポイント15pt

http://rinascimento.egoism.jp/archives/000231.html

Rinascimento[ リナシメント ]: 法王、死去

基本的に日本のプロテスタント各教会は、

公式に声明を出したり、

あるいはヨハネ・パウロ二世のための礼拝を行う、

といったことは行っていないようです。


ローマカトリック以外では、

イギリス国教会が特別のミサを行っていますが、

その系譜につながる日本の聖公会が同様のミサを行ったのかどうかも、

教会自体からの声明も第三者からの報道もありませんから、

おそらく行われていないものと思われます。


ただ、個人としては、教皇の歩まれた

力強い平和のための歩みを想起して、

その逝去を悲しむ人は少なくないようです。

 

http://d.hatena.ne.jp/TomCat/20050404

TomCatの にゃんこの目withゴッゴルの耳 - さらに教皇ヨハネ・パウロ二世のこと

私も一応プロテスタントですが(名目だけ)、

ヨハネ・パウロ二世の生涯は尊敬すべきものと思っています。

id:k980504

公式にはコメントや礼拝はなされていないのですね。

2005/04/07 07:58:44
id:kanija3939 No.3

回答回数164ベストアンサー獲得回数0

ポイント14pt

↑ダミーです


私の友人で、洗礼まで受けたプロテスタントがいますが、それほど動揺もなく冷静でしたよ。やはり宗派が違うとそんなもんでしょう

id:k980504

個人によってはそういうこともあるのですね。もう少し色々なお話を聞いてみたいと思います。

2005/04/07 08:32:41
id:opponent No.4

回答回数1876ベストアンサー獲得回数7

ポイント14pt

米大統領「歴史の流れ変えた」ホワイトハウスは半旗@読売新聞


【ロイター通信によると、プロテスタント・メソジスト派のウィリアム・オデン主教は、「多くの偉大な業績の一方、教会における女性の地位など未解決の問題も残した」と語った】


http://umc.org/interior.asp?ptid=2&mid=7082 は、現在システムダウン中なので Google キャッシュをあげておきます)

Pope embodied courage, love, United Methodist leaders say @ UMC.org : the official online ministry of The United Methodist Church


[合同メソジスト教会のウィリアム・B・オデン主教による公式発言の報道]


【“John Paul II personified the Roman Catholic Church for more than a quarter-century,” said Bishop William B. Oden, ecumenical officer for the United Methodist Council of Bishops. “He embodied its conflicts, its strengths and weaknesses and its struggles.】


The Methodist Church of Great Britain:The death of His Holiness Pope John Paul II


[イギリスのメソジスト教会代表者による発言の報道]


ローマ法王8日葬儀 米大統領が異例の参列へ


【カトリックよりプロテスタントの信者が多数を占める米国の大統領は、通例、法王葬儀には出席してこなかったが、米大統領報道官は四日、ブッシュ大統領が参列すると発表した。クリントン前大統領らも列席する見通しで……】


ローマ法王死去: 一般弔問始まる 信徒や巡礼者ら長蛇の列


【また、米国アトランタから夫と共に訪れた弁護士、スマリ・ヘンダーソンさん(40)は「来世では平和に、穏やかに過ごしてほしい」と語りかけた。夫はプロテスタントだが、法王に敬意を表して同伴した。8日の葬儀にも参加するという】


http://www.cofe.anglican.org/news/archbishoppopetribute.html

Archbishop – Pope’s last days a ‘lived sermon’ | Church of England

Archbishop - Pope’s last days a ‘lived sermon’ | Church of England


[英国国教会の公式声明の報道]


一概にプロテスタントといっても、見当もつかないくらいの諸教派が存在しますから、それぞれ対応や態度が違ってきますが、一般的に同じキリスト者として弔意を示したり、上記のように発言したり、礼拝をするところは多いと思います(国や教派によって違ってくると思います)。


特に、世界的なキリスト教諸教派の一致と協力を目ざすエキュメニカル運動(「世界教会一致運動」「超教派運動」などさまざまに訳されています)に携わっている諸教派や、その担当者が属する教会では、立場上、カトリック教会とのつながりも深いため、世界各地で公式コメントを出したり、礼拝が行なわれていると思います。


たとえば英文ですが、上の二番目のリンクページに「ウィリアム・B・オデン主教」(Bishop William B. Oden)の名前が出てきて、その肩書きは「合同メソジスト教会のエキュメニカル・オフィサー」(ecumenical officer for the United Methodist Council of Bishops)となっています。


また、参考として下にあげた、超教的(エキュメニカル)キリスト教関連報道メディアのひとつである『クリスチャントゥデイ』など、エキュメニカルなメディアはたくさんあり、そこで報道されていますから、そういった報道の読者は他人事として受けとめず、同じキリスト者として悼んでいると思われます。


参考:


プロテスタント @ フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


エキュメニカル @ フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


【20世紀に起こったキリスト教の教会一致運動を、エキュメニカル運動といい、「世界教会一致運動」と訳される。この立場にたち、キリスト教の超教派による対話と和解、一致を目指す主義をエキュメニズム(世界教会主義)という】


【エキュメニカル運動では、プロテスタントと正教会が加わる世界教会協議会(WCC)が長年取り組みを続け、カトリックも第2ヴァティカン公会議を経てこれに呼応し、近年では特に、カトリックとプロテスタントのルーテル教会、聖公会の取り組みが成果を挙げている。活動のレベルとしても、教派を越えた信徒レベルの対話や交流から、ローマ教皇やコンスタンティノポリ総主教、ロシア総主教のような高位の聖職者・教役者を交えた教派間の対話まで様々な活動が世界各地で行われている】


:: Christian Today :: Japan Edition:クリスチャントゥデイ - 基本信条


【株式会社クリスチャントゥデイは、超教的(エキュメニカル)キリスト教関連報道メディア会社で、一般クリスチャン大衆に向けての公正かつ迅速な情報提供を信条とします】


Ecumenical Links @ Rev. Keith H. McIlwain’s homepage http://www.geocities.com/pastorkeith/

id:k980504

ご丁寧にありがとうございます。プロテスタントというものの性質や歴史的経緯についての視点からの理解も必要ですね。

2005/04/07 19:59:23
id:salam No.5

回答回数146ベストアンサー獲得回数0

ポイント14pt

http://wilson.seesaa.net/article/1879039.html

In Memoriam: Dr Bryan Wilson: 比較文化特論2【第6回】

はっきり言って、かなりの温度差はあるはずです。


カトリックは、ローマ教皇を頂点とするピラミッド型社会(ヒエラルキー)をその特徴としています。

教皇は、カトリック聖職者の中でも司祭→司教→枢機卿のさらに上に立つ、この世におけるイエス・キリストの代理者ですよね。

ですから、教皇の死は、カトリック信徒にとって、位階の最上位の方の死であり、非常に大きな意味を持つものです。

が、プロテスタントは、歴史的にもこうした教会至上主義にプロテスト(抵抗)することから発生した宗派であり、教皇を特別視したり崇めたり、といったことは決してしません。

プロテスタントの教会は、信徒が聖書を中心に集まる学習の場であって、 信仰の拠り所は聖書のみ。

プロテスタントのきっかけとなったルター曰く「全ての人間が聖職者である」で、牧師は、聖書を学習するための単なる教師にすぎず、もちろん位階もありません。

ですから、人間はすべて神のもとで平等と考えるプロテスタントの信徒にとって、教皇や聖人といった考え方こそが、カトリック批判の際の材料になりがちなのです(私もプロテスタント時代には、そういう批判を教会やプロテスタント系の学校で何度も聞かされました)。

教皇の死をこれほどに嘆くカトリックの方々を見て、いかにもカトリック的な反応だという冷めた感想を持つプロテスタント信徒は少なくないと思います。

もちろん、同じキリスト者として悼む気持ちがあるのは当然ですが、キリスト教徒の有名人が一人が亡くなった、という程度で、教皇だから特別に、という感情は全くないはずです。

(だって、教皇を認めちゃったら、その時点でプロテスタントの教義に反してしまうでしょ)

個人的な話ですが、私、プロテスタント信者であったにもかかわらず、81年の教皇来日の際には、後楽園球場の野外ミサに出席しました。

が、私の通っていたプロテスタント教会では、教皇来日の話すら出ませんでしたし、私もミサに出席したなんて、口が裂けても言えませんでした。

それくらい違うんです、同じキリスト教でも。

id:k980504

具体的な経験に基づくお話なので説得力があります。なかなか単純には割り切れない実情がおぼろげながら見えてきました。

2005/04/07 20:03:28
id:adlib No.6

回答回数3162ベストアンサー獲得回数243

ポイント14pt

http://d.hatena.ne.jp/adlib/20050402

Awa Library Report -  カトリックの落日 〜 歴史的秋分 〜

(↑=年譜参照)

 

 カトリックには、いずれ総括すべき四つの命題がありました。

 近代科学に矛盾するため、聖職者の三分の一が懐疑的でした。

 前法王の功績は、つぎの三つを(駆足で)クリアしたことです。

 

1.天動説の撤回=ガリレイの名誉回復(同郷ポーランド人だったので)

2.進化論の容認=学説は尊重するが、中絶・体外受精などは認めない。

3.唯物論の譲歩=ソビエトに宗教法案を成立させた(のちに連邦崩壊)。

 

 総括できなかったのは“奇跡認定委員会”の存続です。

 アグネス・テレサを聖人認定するためにも、奇跡が必要なのです。

 いかにも不合理ですが、プロテスタント諸派も沈黙しています。

 

 フランスはカトリック、ドイツはプロテスタント、英国は国教会で、

ロシアは正教会が多いと分っていても、個人的にはバラバラです。

 欧米の紳士淑女にとって、食事中にふさわしくない話題なのです。

 

 誰もが合意するのは、実体のない“平和”を唱えるときです。

 これなら、ビン・ラディンもオウム信者も、仲間入りできます。

 いちばん熱心なのは(武力を奪われた)日本人なのです。

 

 なお、わたし自身は無神論者ですが、プロテスタント系の私立学校で、

毎朝の礼拝に親しみ、聖書や賛美歌を学びました。

 もちろん校長・教頭はもとより、数人の恩師は受洗者でした。

 

 同級生はじめ、先輩・後輩にも聖職者がいます。

 カナダ合同教会で、プロテスタント牧師を勤めている同級生の義兄は、

カトリック司祭(!)で、他に聖公会幹部の大学教授もいます。

 

 後輩の一人は、バプテスト教会の幹部信者です。

 もう一人は、パリのユネスコ本部に勤務していたそうです。

 彼らに再会しても、宗教に関する話題は、なるべく避けるはずです。

 

 しかし、つぎの世代では、もう避けることはできないと思います。

 医学部や工学部をもつ宗教団体系の私立学校が、安直に“奇跡と科学”

の併存をとなえることには限界があるのです。

id:k980504

なかなか難しい壮大な話になってきましたね。近代科学と宗教の関係というレベルのテーマにわれわれは直面しているのですね。

2005/04/07 20:06:06
id:TomCat No.7

回答回数5402ベストアンサー獲得回数215

ポイント14pt

10日付「リバイバル新聞」に新たな報道を見つけました。


◆世界福音同盟(WEA)世界実行委員会の緊急声明

「ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世は

ローマカトリック教会の指導者以上の存在でした。

彼は文化や宗教の違いを超えて、

『平和と自由と人権』を推し進めた

国際的な政治家でもありました」


◆同実行委員長ヌダバ・マザバネ師

「福音派の信仰者として、私たちは人間の命の尊厳の擁護者であり、

真に弱者に心を配られた存在であるローマ教皇をたたえます。

多くの神学的相違が存在するにも関わらず、

彼の在職期間中に福音派とカトリック教会の間で

重要な対話と共同の活動が可能となったのです」


◆世界的伝道者ビリー・グラハム師

「教皇ヨハネ・パウロ二世が過去100年間、

世界で道徳と平和への最も有力な発言者であったことは疑いない。

彼は、この世を去ってからもその遺産が長く継承される、

極めて稀な存在の1人であった」


◆テレビ伝道者パット・ロバートソン師

「教皇ヨハネ・パウロ二世は今日、

いかなる信仰の指導者をも超えて最も愛された宗教指導者となった。

彼は素晴らしい温かさ、深遠な理解、深い霊性、

疲れを知らない力強さを持った人であった。

彼の人間的魅力はすべてのキリスト者を理解の新たなきずなで結び付けた」


プロテスタントの指導的立場にある聖職者が

カトリックの指導者をこのように讃えるのは異例のことです。


特にパット・ロバートソン師は

教皇の「深い霊性」に言及していますが、

これは異なる宗教の指導者としてではなく、

同じクリスチャンとして讃えていることを意味します。

このようなことは、かつてなかったことと思います。

id:k980504

ありがとうございます。こういったヨハネ・パウロ二世を評価する公式なコメントも出されているのですね。

2005/04/13 21:09:59

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