そういう話よくあるみたいですね。私も学生時代先生から聞いたりしました。
本に書いてあったのか、テレビなどの言葉なのかわかりませんが清水義範はたくさん出てきました。(小説家ですみませんが)参考URLに以下のように出ていました
「この文章で筆者が考えていることを答えよ」という問題があり、筆者である清水自身が解けなかった(いわく「おれってこんなこと考えてたのかな?」)、などは笑ってしまった。
ほかにこんなのも。↓
あの遠藤周作も自分の文章が国立大学の入学試験に出て
作者のいいたいのは、A、B、C、Dのうちどれかとあるが
作者本人がいいたのは全部なんだと書いている。
大学の先生が作者に代わって決めてくれるのかと抗議の手紙を書いたそうです
(返事はなし)。
そんな大学の入学試験で長い人生が決まるのじゃなし
試験に落ちても元気を出しなさいと浪人生を激励する遠藤先生。
そして、あの数学の森毅先生は、まあええやないの、世間の常識で採点するというのも
入学試験なんだからと
わたる世間の常識を受け入れる意義をすすめて
一種の慰めを書いているが.....
「遠藤周作も…書いたそうです」では都市伝説の域を出ず、「森毅先生は、…書いている」といいつつもその出典を示さないのもまた同様です。
小林秀雄に関する、以下の記述はありました。
”小林秀雄が自分の文章が試験の問題になって
作者の意図するところを述べよという模範解答で
「俺はそんなこといってない」と言ったとか言わなかったとか”
「小林秀雄が…言ったとか言わなかったとか」では都市伝説の域を出ないのです。繰り返しになりますが、求めているのは「書いてあるもの」です。出典の明確なものです。
http://media.excite.co.jp/daily/thursday/030904/yamada.html
「入試アイドルを探せ《小説編》−試験問題 『眠れる分度器』」 ニュースな本棚|Excite エキサイト : デイリートピックス
上の回答の通り「熱血ポンちゃんが来りて笛を吹く」(山田 詠美)にて、問題に対してのコメントが書かれています。
参考URLは実際の試験問題です。
ご紹介の本はエッセイ集のようですが、何という章に書かれているのかぐらいのお答えを頂戴しないと、「出典」とは呼べないと思います。
細かいことは忘れてしまいましたが、隠れキリシタンの小説の問題を作者が解いた話をきいたことがあります。
踏絵を踏んだ主人公が「痛い」と感じるシーンがあるのですが、どう痛かったのか、と言うような内容の4択問題でした。
作者の回答は、足が痛かったに決まっているじゃないですか、という、どう考えても問題の正解には程遠い答えでした。
ずいぶんあいまいな答えで済みませんが、何かのお役に立てば。
http://www.bk1.co.jp/product/2477171
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小林秀雄について、上の人が書いていることの補足。
小林の娘が父(秀雄)に国語の文章問題について質問したところ、秀雄は「こんなものは文章が悪いんだ」と言った。そうしたらその文章は小林が書いた文章だった、というエピソードだったと思います。これは小林が自分ではっきり書いている話です。
「自分の答えは正解でなかった」という質問者の意図とはずれていますが、少しは似ていると思います。
出典は小林秀雄の『考えるヒント』のなかの文章の一つです。(タイトルは忘れました)
URLで示されたページを読みましたが、あなたの言うような話は書いてありませんでした。
いずれにせよ、求めているのは「書いてあるもの」です。テレビの発言は要りません。