以下の3点を書いてください。
1, 選んだ歌
2, 自分の言葉による訳(←ココ重要!)
3, 好きな部分や、興味深い点のポイント
通説や学説とは違っていたとしても、自分のイメージや想像を交えた訳や、面白く曲解した訳などをお待ちします。
参考:http://www.hatena.ne.jp/1116335657
夜もすがら もの思ふころは 明けやらぬ
閨のひまさへ つれなかりけり
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独りの夜は眠れない… つい君の顔が浮かんでサ。
ため息ばかりでツライから 早く明るくなってよと 何度も窓の外を見る。
こんなに待っているのになぁ… 朝も来なけりゃ、君も来ない。
*こうゆう時間、好き♪ …切なくて。
1.心あてに をらばやをらむ はつしもの 置きまどはせる 白菊のはな
2.適当に折ろうとおもえば折れるかなぁ?
真っ白な初霜が降りてきてるから、どこに白菊の花があるのか分かりづらいけど。
3.初霜がおりてたって花の場所ぐらい分かるでしょ!と言うのをいつも思います。
ホントは分かってるのに、カッコつけてるな!って感じです。
(まぁ、歌ってそういうものなんですけどね)
つっこみつつ、ついつい気になっちゃうタイプですね、きっと。
私は単純に、歌の構成や言葉のきれいさに単純にまどはされちゃいます。
百人一首の中には、イメージするととてもグラフィカルなものがあると思うのですが、ここでも霜と白菊の透明感が交錯して綺麗です。
逢ひ見ての 後の心に くらぶれば
昔は物を 思はざりけり
頭の中が、あなたのことでいっぱいで、あなたのことを考えているだけで、一日があっというまに終わってしまう。
私の世界はあなただけで満ちている。
あなたと出会うまでにしてきた恋など、恋ではなかった。単なる好意や、居心地の良さだけ。
純情な頃に夢見ていた恋ですらも、まだまだ全然足りなかった。
これが人を恋うるということ。
自分でも知らなかった感情と、思考のループが目覚め、私は以前の私のことをなつかしく思い出す。今はもう私は前の私の知らない私だ。
私は、あなたを、いとおしいと、思うわたし。
長くてごめんなさい。
これが好きなのは実感としかいいようがないです。
私はずいぶん長いこと自分のことを理知に偏った人間だと思っていて、制御できない感情に翻弄されることなど絶対にないと思っていました。
というわけで、自分が変容することへの戸惑いを含んだ、苦しいほどの「恋」の叙述が好きなのであります。このひとも理知に偏ったひとで、自分が陥ったこの状況をなんとか分析し、記述しようとして失敗し、この歌をためいきをつきながら詠んだように感じ、共感してしまうのです。
そうですね。現在の心情については詠まれていず、比較して読み取ってもらう、あるいはその状態を共感してもらう歌ですよね。
その経験のない人には、その感覚をうまく伝えることが出来ない。
そうですね。
例えれば、長く心の中の洞窟の中で暮らしてきたのに、あるとき開いた扉から外の真実の世界の広がりに飛び出したような感覚でしょうか。
ああ、あの狭い洞窟の中で暮らしてきた日々はどれほどの意味があったろうか!
まあでもそんな扉はいくつもないわけで、とほほ…。
恋の気持ち、伝わってきましたありがとうございます。
Good luckであります。
花の色は
うつりにけりな
いたづらに
わが身世にふる
ながめせしまに (小野小町)
訳
春の長雨が降る間に、眺めていた桜の花は色あせてしまった。
私自身もまた、長雨の間することもなく世の中のことを考えているうちに、いつの間にか衰えてしまったようだと気付いてしまったよ。
百首全てを詳しく学んだわけではなく、高校の授業でこの歌を含めいくつか習っただけですが、この歌が一番印象に残りました。
まず、技法に感心しました。「ふる」(雨が)降る―(自分自身と世の中のことを)振り返る、「ながむ」長雨―眺める。
そして、歌の内容。自分が衰えてしまったことを桜の花になぞらえて切なく詠んでいるわけですが、作者が小野小町というところが何とも切なさを増しています。たいへん美しく聡明だと評判だった小野小町こそ、自分の見かけと頭脳と気力が衰えていくことが耐えがたかったのでしょう。花の命も人の盛りも短いものなのですね。
しかし、少々嫌味にも感じます。この歌ひとつで小野小町は非常に自意識が高かったんだろうなぁと分かるような気がしてなりません。
この歌を歌っても、それが滑稽にならないほど誰もが認めた才気と美しさだったのでしょう。
春の長い雨が、桜の花を打つというのもいいです。
Yahoo! JAPAN
『玉の緒よ 絶えなば絶えぬ ながらへば 忍ぶることの 弱りもぞする』ですね。叶えたいものが叶わず生きながらえるぐらいならば花と散り命絶えたほうがマシだという解釈を僕はしています。
醜く生きながらえるぐらいだったらキレイに死んだ方がいいという心意気がいいですね!
ふーむ、心意気ですか。
具体的なイメージが湧いてこない、つまり心に訴えかけてこないんですよね。
例えば、醜く生きるということはcrossesさんの中ではどういうものであるのでしょうか。
http://www.hatena.ne.jp/1128759733#
人力検索はてな - 手持ちのスナップ写真をデジタル化したいと思っています。 分量が大量で、現像済みカラーネガで80本分ほどあります。ほとんどが24枚か36枚撮りで、ネガの分だけ、サービ..
あまのはら
ふりさけみれば
かすがなる
みかさのやまに
いでしつきかも
大空をはるかに見渡すと
今しも月が美しく上っている
ああ、この月はふるさとの春日にある
三笠の山に登った、あの懐かしい月なのだなぁ・・・・。
昔を思い出すような、寂しさがなんとなく好きです。
なんとなく……ですか。
もっと頭を捻ったり、イメージを膨らませてください。lucifer07さんが感じる「好き」をこちら側にもっとわかるように表現してください。
http://www.karuta.org/data/all.html
かるた一病息災 - 百人一首一覧
1:これやこの ゆくもかえるもわかれては
しるもしらぬも あふさかのさき
2:この関を越えて別れてしまったらもう何をしているのか私には知る術もありません。
3:世の中の人間関係が現れていると思います。
対句して
朝ぼらけ 有明の月とみるまでに
吉野の里にふれる白雪
(朝霞の中まだ月も姿をみせています。この里にも雪がふりました。あなたは今何をしているのでしょう。)
を付け加えたいです.
これだけだと、わかりません。
説明が足りません。
訳にも魅かれません。
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回答するかたは
・独特の世界(鋭い切り口)
・深い考察
・豊かなイメージ
などを盛り込むようにしてください、その方がポイント高いです。
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%a4%de%a4%b8%a4%ab%a4%eb%a5%ab%a5%...
まじかるカナンとは - はてなダイアリー
1. ちはやぶる 神代も聞かず 龍田川 からくれなゐに 水くくるとは
2. 千早ちゃんに振られ、神代ちゃんにも振られた関取の竜田川ことトワくん、せめておからを恵んで欲しいと頼んだのにもらえなくて、悲観して身投げして水死してしまったのだよ。あわれだね~。
3. すいません、あの落語大好きなもんで^o^;;。
歌というよりかは、落語の面白さですね。
オリジナルをお願いします。
1.あまつかぜ くものかよひじ ふきとぢよ をとめのすがた しばしとどめむ
2.風神さん、もうちょーっと雲を脇に寄せて、明るくしておいてほしいなぁ。いい女が今目の前におるんやから。眼福、眼福。
3.「乙女」とわざわざ書くところが、なんとなくお爺さんっぽい気がします。好々爺が散歩中に詠んだようなほのぼの感が好きです。
雲で天界への帰り道を塞いでくれって意味だと思うんですが、kimariさんは雲を退けて明るくしてよという意味に訳しましたね。「ふきとじよ」の部分の訳が汲み取れないので、単純に勘違いかも。
私は、天津風まで持ち出しちゃうところが、熱っぽく感じるんですけど。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A7%8B
秋 - Wikipedia
1.奥山に紅葉踏み分け鳴く鹿の声聞く時ぞ秋は悲しき
2.山奥に紅葉狩りに出かけていったら鹿の声を聞いたよ、かの鹿も愛しいものを呼んでいるのか、はたまた狩人に狩られてしまったのか…。悲痛なその声に私も悲しくなってくる秋の一日。
3.鹿はなんで鳴いてるのか不思議でした。どうやら牡鹿が雌鹿を呼んでいるらしいんですが、案外ハンターとかに撃たれたときの悲鳴とかだったらそれはそれで悲しいなと思いました。
秋は悲しき と詠んだ人間の像がもう少し浮かび上がってくるといいんだけどな〜。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005EW5R/250-2911678-...
Amazon.co.jp: 小倉百人一首: 音楽: 百人一首
*前回は「君が為 春の野に出でて若菜つむ」を回答しましたが、この歌も好きなのです↓
1.いまこむと いひしばかりに長月(ながつき)の ありあけの月を待ち出でつるかな
2.
「会いにいくよ」って言ったじゃない。
言ったわよね?
だから私、待っていたのよ。
だってあなたが会いに来てくれるって言ったから。
だから寝ないで待ってたのに。
もう夜が明けちゃうわ。明け方の月も昇ってきたわ。
来てくれないの?待っていたのに。。。
…
もう少し待つから、会いにきてよ。
*妄想大暴走。お恥ずかしい。。
3.うーん、「待っていたのに、あなたは来てくださらないのね」
と恨み言を言っているのに、
「でも待ってしまう、私。」みたいな、
そこはかとなくただよう色気、ですかね。
「電話くれるって言ったから待ってたのに、くれなかったじゃんっ」という、
当時(学生時代)の自分の心境と重ね合わせたりしてました。。(恥)
再度回答ありがとうございます、お待ちしてました。
「君が為」「今来むと」のチョイスが、女の子っぽくてよいです。
電話だったら自分からでもしようと思えばできるのだけど、「電話する」って言ったわよね?
だからずっと待っていたんだよ、せっかくここまで待っていたのだからもう、こっちからは意地でもかけられない。
なんてリアルな気持ちも妄想できちゃいます。
妄想大歓迎、他の回答の皆様も妄想力発揮してくださいませ。
1, わたの原 八十島かけて 漕ぎ出でぬと 人には告げよ 海女の釣舟
2, ちいさな漁師の船ばかりが浮かぶこの入り江から、大海に今漕ぎだし世界を巡る旅に出ます。故郷の人たちにこの出発を伝えてください、私の一歩を祝福し、喜んでくれることでしょう。
3, 本当は、流刑になった人のうたらしいですが、わたの原の”わ”の音のせいだと思うのですが、未来に向かって進んでいく若者のイメージがあるのです。
jyousekiさん、前回は「田子の浦に〜」でしたね。
例えば「昔嗅いだ花の香りは」心の中にどのように残っているかなど、オリジナルなイメージを表現してほしいのです。
直訳に近い訳の回答をみるより、下記のサイトで解説を見たほうが随分意義深いのです。
http://www.ogurasansou.co.jp/hyakunin/hyakunin.html
自分なりの言葉で、オリジナルなイメージを表現してください。
歌自体は、変わり行く人や環境の中で、記憶に残る故郷の梅の香りに心重ねる美しい歌ですね。
「人」に具体的な相手を想定して花と合わせてイメージするのも面白いですね。