昔の映画が好きな方にお尋ねします。

先日ジャック・ドゥミの「ロバと王女」を見て感激、こういう映画を子供に見せたいと思いました。
ペローに材をとりながら、映像へのこだわり、そして愉快なはじけっぷりに大笑いです。
そこで、
あまり知られていない映画で、必ずしも子供向けでないが、子供にも見せられ、大人も楽しめる映画を教えてください。
多少のペーソス・アイロニー・エスプリで味付けされているものが希望です。
洋画邦画白黒カラーは問いません。お勧めのポイントを熱く語ってくださるとうれしいです。

なお、質問者はハリウッド映画・ディズニー映画を好みません。
これらのメジャー映画は避けてください。
質問者の知らない映画を魅力的にご紹介いただければ高ポイントです。
宮崎アニメ、チェコやロシアのアニメもだいたい知っていますのでなるべくアニメも避けてください。

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回答7件)

id:kn2 No.1

回答回数23ベストアンサー獲得回数0

ポイント15pt

http://www.cinema-today.net/0009/15p.html

日々是映画(サイクリスト)

1.『サイクリスト』

ここ数年で有名になったイランの映画監督モフセン・マフマルバフの代表作。奥さんの病気の治療費を稼ぐために自転車に乗り続けるという賭けを受けるという話。主人公ナシムと息子との関係の描き方、そして映像が素晴らしいです。

ぜひ多くの人見て欲しい映画です。

イラン映画には子供に見て欲しい作品が多いです。これはメジャーだと思いますが『友だちのうちはどこ?』をはじめとするアッバス・キアロスタミ監督の作品なんかも見ていなければぜひ見てください。

JAN:4944285001511


2.『100人の子供達が列車を待っている』

映画を見たことのない子供たちが映画を体験する授業を撮影したチリのドキュメンタリー。ドキュメンタリーだけれど、すごく楽しいし、ためにもなる。子供たちの表情が最高にいいです。


とりあえず、その二本を。

http://www.cinema-today.net/0105/16p.html

日々是映画(100人の子供達が列車を待っている)

id:nachtzug

けっこうまじめなものを挙げていただきました。イラン映画にドキュメンタリー、どちらもよい映画だと思いますが、子どもに見せたら寝てしまうかも? 以降回答してくださる方へ:学校で上映されるような教育的によい映画を見せたいと思っているわけではありません。

2005/12/13 00:41:39
id:kokezaru753 No.2

回答回数96ベストアンサー獲得回数4

ポイント100pt

http://www.rose.ne.jp/~french/index.html

フランス映画通信 【French Mania】

こんばんは。映画に関して個人的にはてな史上でも実に答え甲斐を感じるご質問で早くも熱い涙がこみ上げてまいりました。(ようやく2件目の映画回答です、なみだ)

「子供」「ペーソス・アイロニー・エスプリ」という観点で自分がうまく答えることができないかもしれませんが、nachtzugさまの「ジャック・ドゥミ」「チェコ」(ヤンですよね?)で映画としてよくできていて子供にきつくない(ように思える)という観点で考えてみます。

(それでもたくさんありすぎるので監督名をあげるにとどめることもあるのでそれはnachtzugさまがお子様とご一緒にパッケージとかで楽しく吟味してくださいね。

記憶が定かでなかったりするかもしれませんがご容赦ください)


まず日本映画であると何をおいてもお勧めは

日本映画史上の天才といえば山中貞夫監督作品「丹下左膳・こけざる百万両の壷」1936年製作です。

時代劇コメディのスタイルを踏襲しながら演出・台詞回し・カメラ、すべてにおいて完璧といっていいほどで出来は芸術映画を観るおもいです。これはだまされたと思ってひとまずnachtzugさまだけでもご覧になっていただきたいです。冒頭5分は音声大変聞き取りにくいですが、脚本の素晴らしさ、各俳優の存在意義、台詞使い、どれをとっても超一級です。特に主役大河内伝次郎とその奥さんの台詞の掛け合いは話し方自体面白いので時代を超えた笑いを誘ってくれるものと思います。

これが楽しめないとすれば映画の責任ではなく鑑賞者との相性が悪すぎたというしかございません。

個人的にはもし完璧な日本映画トップ5を選べといわれたら、迷うことなく余裕のランクインの一本。


さてこれだけで長くなってしまいました。

洋画は監督名中心で急ぎ足で参りたいと思います。


いきなりの大物です。小津安次郎(「生まれては見たけれど」「突貫小僧」はnachtzugさまにお勧め)に多大な影響を与えた

ベルリン生まれのエルンスト・ルビッチ監督!作品は1942年作「生きるべきか死ぬべきか」。映画大好きな人はこれは見逃してはならない世紀の大傑作(何も言わず鑑賞すべし)。(ビリー・ワイルダーが弟子にです。ワイルダーもプロットの運びが上手ですが比肩等恐れ多くてできないでしょう。お子様にはワイルダーはまず「第17捕虜収容所」?個人的には「アパートの鍵貸します」ですか。。ハリウッドといっても馬鹿にはできないと思いますが、ファンタジー性には欠けますか。。)とにかくはルビッチです。


ルイ・マル(死刑台のエレベーターの監督)のどうしたのこれはというくらいハチャめちゃな「地下鉄のザジ」(1960)これは映画の出来はシビアに言うと今ひとつですが、好きな人には大変価値を持って迎えられる映画です。ヌーベル・ヴァーグどうのこうので死刑台を語るくらいなら

こちらのほうがよっぽど希少性はあるでしょう。おこちゃまザジが、おとなを翻弄するファンタジー。超シュールにどたばたです。(これはちょっと映画マニア向けかもしれません、お子様の方が感情移入が簡単かも)


巨匠フェリーニからは「そして船が行く」(1986)。映画前半に個性豊かなキャラクターばかりが次々に登場しますが、個々のキャラクターを楽しんでください。(説明不要)

余りに映画的余りに美しい、子供も鑑賞可能と思えるフェリーニの最後の御伽噺大傑作。

孤高のジャック・タチ監督は「プレイ・タイム」「ぼくのおじさんの休暇」(ビデオ・ジャケットとかご覧になってお考えください、ばかばかしいか超越性を感じるかは人次第です。)


ひとまずはこのあたりでどうでしょう。

有名そうな当たりものはきっと皆さんがお書きになってくれてるものと思いますが、nachtzugさまの鑑賞感想は是非ともおききしたいです。(特に百万両とルビッチ)

別にお気に召されなくとも、(一年後でもいつでも)いわしに一言かいていただければこれに勝る幸せは。。多々あってもやっぱり嬉しいです、出来ましたらよろしくお願いしますね。


最後に余談ですが、アニエス・ヴァルダの撮った「ジャック・ドゥミの思春期」は、感傷におぼれることなく亡くなった夫の思い出を綴った美しい(と私は思う)映画でした。

これもお子様に「ロバと王女」をつくった人の幼少期の思いで映画だよって教えて差し上げてから見られると人生についてちょっと考えたりするかもしれませんです。

(確証は全くござりません)

http://www.allcinema.net/prog/index2.php

映画データベース - allcinema ONLINE

id:nachtzug

感激です!こういうご回答を待っておりました。ルビッチまでさかのぼるならハリウッド全然オッケーです。「天国は待ってくれる」見せてもいいかなぁと思ってました。ザジ大好きです。すでにDVD持ってます。「五月のミル」とか、ルイ・マルは誰か挙げてくれるかなと期待しておりました。タチはまだ見たことがありません。ヴァルダはドゥミの妻だったんですか、それも知らなかった。たくさんのご紹介ありがとうございます!見たい映画が増えました。とりいそぎ丹下左膳は見ることに決定です。ほかにも思いつかれましたら、再回答でも結構ですのでよろしくお願いします。

2005/12/13 01:04:16
id:kokezaru753 No.3

回答回数96ベストアンサー獲得回数4

こけざる調子に乗って連投の再登場です。

まずはお喜びいただいてほっとしております。

「ルビッチまでさかのぼるならハリウッド全然オッケーです」「左膳は決定です」

これにはわたくしも感激いたしました。こういうのは、なかなかお互いの認識度が違っていたりするので難しいところなのですが、

「ルビッチ」「さかのぼるならハリウッド」で手ごたえを大いに感じましたですよ。(何の?)(笑

ルビッチ評価のnachtzugさまに御満足していただけるような映画なら何かの本1冊、目の前に逐一解説したいくらいで、ごまんとでてきますというてごたえ?


さて、先の質問でお子さんのお年をお聞きすればよかったという後悔がありますが、

”まっとうな映画”でお子様にきつくないという観点で今一度検証してみたいと思います。

((お子様の年齢不詳に、また私自身、子供が”楽しめるか”(コメディーも優秀なものは往々にブラック的であったり、シュール・エスプリさにどこまで耐えうるか)と


いうことまで判断は難しいですが、優れた映画を第一義にご紹介させていただきますね))

nachtzugさまもたくさんご覧になるようなのでなるべくたくさん挙げてみます。

(お子様に適当か否か、詳細などはレンタル屋さんでご一緒に家族会議のひと時お楽しみください)


会議といえば。。エリック・シャレルの1932年サイレント・ドイツ映画「会議は踊る」。こういうのはお子様に退屈ですか。。。観ないとわからないですねえ。


サイレントといえば、1902年製作あまりに有名な(でも観た人は少ない)メリエスの「月世界旅行」。人間はかくも創造性豊かだったことを認識させてくれる1本。

お子様がこれを見て今のハリウッドSFX と比較してどう反応するか見たいところですね? アイディアふりしぼりが驚きであるとともに涙ぐましい。


スペインのビクトル・エリセ監督のデビュー作「みつばちのささやき」(1972)

10年に1本という凄いペースのデビュー作。このときこの瞬間の光撮影にこだわる映像美でもって(だから10年だ。。待ち続けるんですね、理想の思い描いてい


る自然光を)、かわいいお子様二人が(村で上映される)フランケンシュタイン(映画をわくわく観ての)幻想の映画。

映画が、村に巡回してくるような古きよき時代。

映画を真剣に見詰める子供たちがなんともいえない。いまの子供たちが、これを見てどう思うのだろう。。。


ブラザーズ・クエイの玩具が魂吹き込まれる人形的アニメ「ストリート・オブ・クロコダイル」はちょっときついかなあ。


ドゥミの有名作はミュージカル「シェルブールの雨傘」(こけざる未見です)それなら個人的には(ミュージカルは余り好きでないけど)

スタンリー・ドーネン、ジーン・ケリー「雨に唄えば」おっかしかった。

生きる喜びを伝えようとするドゥミの映画はチェックされるとよいかもですね。「ロシュホールの恋人たち」(恋人探し。町をパステル色に塗った)

ミュージカルでは、歌う舞台を生かしたという設定の「コーラス・ライン」が一番自然に楽しめたかな。どんでん返しに踊りは見事。


同じくフランス、ルネ・クレール「自由を我等に」(1932)このあたりの、有名なフランスものは、はずさないもの多いと思うけど。。

えすぷり(?)もきいてるかもしれないけど、お子様が楽しめるかですよねえ。。純シネ・ミュージカルと呼ばれる大有名作品、とりあえず観てみますか。。

「ル・ミリオン」宝くじ大当たり、紛失コメディも陰に隠れながらも佳作。

似た名前に「禁じられた遊び」のルネ・クレマン、シリアス監督なのでお間違えないように(笑


トリュフォーの”逸脱した映画”は”女の情念映画”に隠れ、観られてないことが多い。「ピアニストを撃て」(1960)「日曜日が待ち遠しい」など。


トリュフォーの弟子といえば、何とかっていう人の「小さな泥棒」。少女をシャルロット・ゲンズブークが演じる。個人的には楽しめなかった記憶があるけど

タイトルと少女ということでよいかな。。。と。(短絡的ですいません)評判はいいんじゃないかな。


トリュフォーが神様と呼んだヒッチコックは、うまく選べば当たるかなあ。(サイト下のほうにある) 「ハリーの災難」 は一番お笑いかな。

「ファミリー・プロット」もいけるかな。。パッケージでのご判断お願いします。一応各映画nachtzugさまチェックはお入れくださるよう。。。


そして哲学者ドゥルーズがタチと並んでフレンチ・コメディの最高傑作と言い放ったジャック・リヴェット1974の作「セリーヌとジュリーは船で行く」。

キャンディをなめてアリスのごとくコクトーに影響された幻想的な世界に変幻自在な二人のヒロインのお話。歴史的重要性でもこれは必見か!??


というわけでジャン・コクトー。ディズニーではない「美女と野獣」。白黒画面は映画の魔術。(御存知でしょう)


「セリーヌ」以上にカルト的有名さといえば(私は未見ですが)チェコのヴェラ・ヒティロバの「ひなぎく」(1966)。

逸脱した現代っ娘が社会を翻弄というようなお話みたいです。 支持者の大半は女性なので大丈夫な気がしますが。。。。


映画界の哲学者といえばベルイマンですが、1975年の「ベルイマンの魔笛」はモーツァルトの偉大な御伽噺オペラの映画版(テレビ用)。

最初の序曲が流れる間、観劇者のかおかおかおを映し出すところは映画的演出。この数分を乗り切れば、お楽しみであると思います。

オペラ(特に魔笛のような”御伽噺”)は、作り手によって舞台設定が全然違うので鑑賞前に何かアラ筋だけ読まれて望まれると想像力刺激します。

ここでのモーツァルトの楽曲はこれぞ人類を代表する天才のできばえ。初聴きでは退屈部分があるかもしれないですが、楽しめる(有名な)ものも、てんこ盛り。

映画鑑賞前に(図書館)CDでも家庭で10回も流しておれば感動は5倍。(20倍といいたいですが)

これは、テレビ用オペラ短縮版と思ってよいので楽にいけると思います。ほかの舞台もご覧になると同じ話でありながら人間の想像力・解釈の差に

感動できるという未来も楽しいおまけつきの一本。 これもいけるかもしれない手ごたえが。。。(ふつふつ)

((台本自体は奥深いテーマ(=解釈の多様性)があるので何か斜め読みでもされると更に楽しい))


フランス映画の大御所といえば、リヴェットが映画界のわれらが親父と呼んだジャン・ルノワール。

名作「黄金の馬車」はお子様に?ですが「捕らえられた伍長」(1961)では捕らえられたフランス兵が

ドイツの農民にカフェの作法を教えたりとおおらかさが出た作品(らしいですが、未見)。他の作品も基調には地球を包み込むおおさかさがあって

よいですが、ちょっとまだはやいかな。。。「フレンチ・カンカン」ならいけるかな。。

ちなみに「ゲームの規則」「大いなる幻影」は映画史上はずせない親父の作品。フランス文化も知ってくると更に深まってくる恐るべしルノワール。


2人の少女といえばロメール(←テーマはわりと”いい感じ”ですが出来にむらがあったりする)の「レネットとミラベル 4つの冒険」 (1984)都会育ちっ子が田舎


体験するという”冒険”。


以下はちょっときついかなあ。。。


イタリアからは、映画に愛を感じることの出来るタヴィアーニ兄弟。「グッド・モーニング・バビロン」はあの「イントレランス」にまつわるまさに映画の映画的なお話。

これが確かハリウッドに渡っての第1作か、これ以降彼らの愛は消滅したかのよう。。これ以前のイタリアでの作品は大体どれも本当に美しい。

まずは、のりがわかりやすいこの作品から手始めにどうぞ。

フェリーニは、作品大吟味要ですが(ほとんどだめだろうけど)、ボッカチオ70の「誘惑」はアニタ・エヴァーグが巨大化されるという楽しい短編。

先の「船が行く」とともにお勧め。


天才的な幻惑映画監督ルイス・ブニュエル(アンダルシアの犬)は、テーマまでわからなくてもシュールな2人の巡礼者の珍道中記「銀河」だめかなあ。。

地下鉄のざじがいけるというのが逆に判断するのが難しくなってきております。。。(お子様にはこれか「昇天峠」のみ大躊躇しながらお勧め)


なぜか、本当に知名度のないダニエル・シュミットはスイスの監督、あるもの全て(せいぜい5本)nachtzugさまには是非ご覧になっていただきたい。

(パッケージをよ~くご覧になって楽しめそうなものからどうぞ)


定番的ワイルダー、フランク・キャプラは大丈夫ですね?(いずれにせよ、こういうのは無難ですね)(調べもすぐつきますよね?)


最後にちょっと日本映画も先に挙げた小津も短いので一応軽く観ていただきたいですが(ちょっと暗いかなあ)、

小津といえば泣く子も黙る黒沢ですが、涙の感動作「生きる」もしくは、台詞回しがこれまた秀逸に、すっとぼけたちゃんばら映画「椿三十郎」、

色彩が凄い「どですかでん」あたり。


日本映画史上よく引き合いに出されるのは川島雄三の「幕末太陽伝」(1957)。

宿代を払えないフランキー堺が、その宿屋に居ついての世渡り上手にして楽しい大活躍人情劇。映画空間を感じさせるという点でも有名。

そして「左膳」のあとはnachtzugさまには、悲哀の名作「人情紙風船」でお子様抜きで切なく泣いていただきたいと思います。


段々、個人的主観の色濃いものとものとなった気がしますが、お子様を考慮するのは初めてのことで今までにない考察での選択でとんでもないものになった気


がいたしますことお許しください。超定番ははずしていくとか、記憶が今ひとつのことも(よいもので思い出せないものもいくつか)あったりいろいろ悩み抜きました


が、貴重な体験をさせていただきました。

こうしてみるとフランス映画が全般的に合ってるのかな。。古いイタリアは”暗い”ものしか思い出せなかった、

アメリカ映画は、ストーリー性強かったりするのでのりが合うか。。(キートンなど本気で体張って命がけで面白かったりしますが、マルクス、う~んどうだろうとか)

nachtzugさまは、既によくご存知のように見受けられますので、まあ、参考程度とお考えになって、ビデオ屋さんでパッケージ見られて話し合われるのが無難か


もしれないですよね。まだまだ足りないですが、これらを探しているときに連鎖反応で(?)よいものに遭遇することもあるかと思います。

(映画・ビデオ)会社にもやはり”色”があったりで映画監督(ついでに出来れば脚本関係)と一緒に系列立て覚えていかれると、はずれも少なくなるかもしれませ


んです。(お子様向けでないですが、脚本家で凄いといつも思わせられるのはトニノ・グエッラという人です。ヨーロッパ系映画で凄いと思った物ではよく彼の名前


発見しました。(「やっぱり、ぐえっらかぁ」が合言葉☆)


今後、これは!っていうの思い出したり遭遇したら、いわしにでも書き込んでみますね。

全く自信のない選択となって長々書いてしまいましたが、記憶に残るような一本でもあればと思います。

本当に楽しい時間でした、ありがとうございました。貴重な質問の立役者(?)おこさまによろしくです♪

id:nachtzug

たくさんのご紹介ありがとうございます。

子どもの年齢は5〜10歳ぐらいまでと考えてください。

私は映画好きですが、いかんせん歴史や監督の知識がないため、どこに探している映画があるかわからないのです。また、好きな映画はいろいろありますが、たいていは高校生以上でないと見ても仕方がないように思うのです。

この度「子どもに見せられる映画」としたのは、「露骨な」性的・暴力的描写がなく、なるべく見ていて退屈しないもの、そして私も一緒に見たいもの、です。

退屈しない、というのは、いくらテンポがよい映画でもストーリー偏重だと子どもには楽しめないだろうし、映像が美しかったり、時代・風俗が変わっていれば、それだけでもいいだろうと思っています。

「私も見たい」という点が実は一番やっかいかもしれないですが、kokezaru753さんの挙げてくださったものは当たりが多かったです。別件で子供向けでないお勧めも教えていただきたいくらいです、いやほんとに。

今のところ購入を検討しているのは「丹下左膳餘話 百萬兩の壺」(注文しました。豊川悦司主演のものとあやうく間違えるところでした)、ルビッチ、 「みつばちのささやき」(品切れですね…)、「ひなぎく」、トリュフォー以下フランス映画の諸作です。

やはりフランスが多いですね…おっしゃるようにイタリア映画は、私にはともかく子どもには?という感じです。

あと知りたいとすれば、イランとチリをすでに挙げていただきましたので、そのほかドイツ・イギリス・スペイン・アジアおよび南米でしょうか。なかなか回答がつかないのは、ほっとするというか残念というか…ゆっくり待つことにします。

2005/12/15 00:47:49
id:mediter No.4

回答回数12ベストアンサー獲得回数0

ポイント50pt

なるべく避けてください、とのご質問ですがあえてアニメを一本提案します。すでにご存じかもしれませんが、、


ポール・グリモー監督『王様と鳥(または王と鳥)』というフランス映画です。お話は「教育的によい映画」の系統ですが、ディズニーほどの勧善懲悪でもなくて、ややひねったユーモアがあります。


絵本のような映像と音楽がとても美しく、プレヴェールという詩人による流麗なセリフまわしもおすすめポイントです。フランス語を音として聞くだけでも楽しめると思います。

id:nachtzug

あえてのご紹介ありがとうございます!こんな作品があるとは知りませんでした。興味を引かれたので早速購入手配をしました。

2005/12/19 13:43:23
id:mediter No.5

回答回数12ベストアンサー獲得回数0

調子にのってもう一本。ふだんあまり聞かない国の映画ということで、アイスランド映画『氷の国のノイ』はいかがでしょう。めったにみられない雪国の田舎の風景はそれだけで興味深いものがありますし、思春期の少年のもどかしさをユーモアまじりに描いた佳作だと思います。お子さんがもうすこしだけ大きくなってからの方が楽しんでもらえるかもしれませんけれど。

id:nachtzug

ご紹介ありがとうございます。まだ募集したいところなのに、あれ?締め切るつもりもないし締め切ってないのに締め切りに?

2005/12/19 13:44:56
id:tosh139 No.6

回答回数19ベストアンサー獲得回数0

ポイント30pt

http://d.hatena.ne.jp/soapland/00001209

名称なんかどもでもいい - ピンチクリフ・グランプリ

人形劇ですが、妙に記憶に残っていました。Webで調べてみたら、それなりに知られているようですね。単純に単純に楽しめる、映画です。ちなみに映画探しに私はcinema scapeを愛用しています。きっとご希望の映画が探せるかと。

id:nachtzug

諦めかけていましたが、回答がついてうれしいです。この映画もはじめて知りました。ご紹介ありがとうございます。cinema scape、愛用しています。

長期戦になってまいりました。すでに「丹下左膳」「王と鳥」は鑑賞し、たいへん満足しています。感想は後日いわしにて。重ねて御礼申し上げます。

2006/01/16 13:20:32
id:Yumiko No.7

回答回数250ベストアンサー獲得回数6

ポイント15pt

外すかもしれないので、恐々(?)回答してみます。

“王様と私”、は如何でしょうか?


以前ジョディ・フォスターとチョウ・ユンファ主演による『アンナと王様』

を映画館で見て「楽しめる映画だなぁ」と思ったのですが、半年位前にURL

で紹介した映画をTVで見て「昔の映画は味があるなぁ」と感心しました。

うまく表現できないのですが、じわーっとくる深みがあるんですよね。


熱く語るのはなかなか難しいのですが、シャムの王様とイギリス女性が衝突

しながらもだんだんと心を通わせていく、その過程が丁寧に描かれている所

が気に入っています。 URLでは丁寧に紹介されていますので、見て下さい。

元になった『アンナとシャム王』は未だ私は見ていないので、機会があったら

こちらも見て「比べてみたいなぁ」と個人的には思っています。


>> この度「子どもに見せられる映画」としたのは、「露骨な」性的・暴力的

>> 描写がなく、なるべく見ていて退屈しないもの、そして私も一緒に見たい


とのコメントがありましたので、挙げてみますね。 有名過ぎましたか?


またハリウッド映画は好まないそうですが、最近の物とは違うと言う点で

ギリギリOKかなぁと思うのですが、如何でしょうか....?

気に入って戴けると良いのですが、もし外してしまったらごめんなさい。


では

id:nachtzug

回答ありがとうございます。

そうですね、私は「チャーリーとチョコレート工場」よりジーン・ワイルダーの「夢のチョコレート工場」のほうが見たいクチです。

さて、そろそろ締め切ります。皆さまどうもありがとうございました。続いて、子供のための映画でなく、私のための映画をご紹介いただきたく、別に質問をしております。どうかそちらのほうもよろしくお願いします。

2006/01/17 02:44:21
  • id:nachtzug
    丹下左膳余話

    最高でした。これまで私にとって最愛の映画は次の4つでしたが
    ・ダウン・バイ・ロー
    ・気狂いピエロ
    ・予告された殺人の記録
    ・ひなぎく
    新たにこの「百万両の壺」が加わり5つになりました。
    まずあの丹下左膳というキャラをコメディ風に描いたところにやられました。人情味あふれる町人風俗をからっと表現しているので、くすりとさせられながらテンポよく場面が移っていきます。このテンポのよさが私にはとても新鮮でした。古い映画なのに…こんな映画もあったのかと感激です。時間があっという間に過ぎました。明日っからもこの壺を囲んでみなが楽しく暮らしていくんだろうな〜という生ぬるく暖かな幕切れも最高。また見たいと思う映画です。子供だけでなく、実家の祖父母にも見せたくなりました。
  • id:kokezaru753
    映画余話

    nachtzugさま,
    いわし余話でのご報告ありがとうございます。
    「左膳」が最愛の映画の1本、殿堂入りの名誉、本当にうれしく思います。
    キャラをコメディ風に。。。いい監督は料理が上手ですよね。
    人情味からっと表現。。いい監督はサジ加減が見事ですよね。
    テンポよく。。。演出の重要性がわかるところです。
    一切無駄なところがなく全キャラクターに個性(外見、台詞)を持たせるなど見事なお仕事です。
    (私は二人のしゃべり方がスキです。こどもの演技のみがちょっとマイナス(演出が甘かったか。。)
    カメラも普通にみえますが何気に完璧、貞夫恐るべしです。もう一本の「人情紙風船」(悲劇)も是非。

    「予告された殺人の記録」とはまた面白い。どういういった過程を経て探し当てたのか興味津々です。
    まさかルパートを追いかけて。。とは思えませんが。原作のマルケスでしょうか?(彼は凄い)
    (「エレンディラ」もマルケスらしくパワーありましたが、極上お勧めにはならないかな。)
    (「アナザー・カントリー」(エヴェレット主演)抑制された演出(←個人的にすき)が
    彼のキャラクターにあっていた感じかな。)

    さて「予告」のスタッフをご確認ください。

    監督ロージは「エボリ」の人ですが、

    まず脚本にTonino Guerra トニノ・グエッラ!!ぐえっら!

    霧の中の風景、シテール島への船出(アンゲロプロス)ノスタルジア(タルコフスキー)
    そして船は行く(フェリーニ) (ここまでお勧め、というか観ておいたほうがいいです。)
    サン・ロレンツォの夜「グッドモーニング・バビロン!」(タヴィアーニ兄弟)
    「フェリーニのアマルコルド」赤い砂漠、情事(アントニオーニ)
    不条理の世界を描く代表格アントニオーニも1作はみたほうが。。
    (彼の問題点はこのテーマからの発展がみられない。。。) 
    タルコフスキーはノスタルジア、サクリファイスは必見。
    カメラは完璧な美。芸術度入手可能範囲ではゴダールと並び筆頭。
    (みための)完璧度はキューブリック以上かしら?
    アンゲルプロスは個人的に「旅芸人の記録」超長回しカメラの始祖、この歴史物語をいっそう重く。。
    タヴィアーニ兄弟は古いほどいい。映画から愛が感じられる人。「父 パードレ・パドローネ」1本ならこれ。
    「カオス・シチリア物語」美しく詩的な5部オムニバス。(代表作だけど”がつん”は、なし)
    (確か↑ノスタルジアのカメラの人)

    美術はクリザンティ ノスタルジア 、肉体の悪魔、エボリ、ニュー・シネマ・パラダイス

    撮影は、パスカリーノ・サンティス!! ラルジャン(ブレッソン)特別な一日(スコラ)、
    イノセント、家族の肖像、 ベニスに死す(ヴィスコンティ)
    「特別な一日」は佳作扱いで知られていないだけに大推薦。
    カメラ、タイトルにかけた2つの意味での絶妙な2層脚本+涙。

    究極に切り詰められた演出のブレッソンも必見(きらいでも)。「抵抗」(「スリ」)も。
    イノセント、家族の肖像 もお勧め。

    と、スタッフ系統別にするだけで(好き嫌いはおいておいて)これだけ名作の宝庫です。
    映画語法をしっかりわきまえた監督はとにかく見る価値があり映画の見方を広げてくれます。
    いい監督は脚本がうまくいかなかった場合でも「映画」を感じさせてくれますし、
    演出、カメラで画面から目がはなせません。

    (「三つ数えろ」ハワード・ホークスだったっか、ヘミングウェイに自作の最低の作品を挙げてもらって
    それを映画にしたというような話があります。)
    「三つ数えろ」のローレン・バコールはロランズ(「グロリア」と並んでかっこいい女優。
    グロリアといえば壮絶な演技第1人者はスワンソン(「サンセット大通り」)
    「イヴの総て」のベティ・デイヴィスと双璧。(以上はビデオ鑑賞でどうぞ。)

    とにかく、みんなで楽しめる作善はいいですね。。。というあたりで。。。
  • id:nachtzug
    Re:映画余話

    kokezaru753 様

    丁寧なご返信、いたみいります。

    映画についての文法といえばいいのでしょうか、たとえば
    「テンポよく飽きさせない場面展開」が左膳の場合「演出」によってもたらされている
    というようなことがわからないため、感想なり語ろうとするときに言葉に詰まってしまいます。
    そういった点も、なにげに勉強させていただいております。

    そう、グエッラです。
    調べたところ、ええこれも?あれもこれも?グエッラグエッラグエッラ…で驚きました。
    実際に私が見ているのは「欲望」「砂丘」「予告された…」のみですが。
    「予告…」は高校生のとき、両親がビデオで見ていたのを途中から見てショックを受けた映画でした。
    画面の濡れたような美しさ、夢の中のような場面場面が強く印象に残っています。
    ところがその後、また見たいと思って探せども見つけたことがありません。
    なので記憶の中で美化されちゃってるのかもしれませんし、
    読むより先に見たのであの小説の世界観に素直に衝撃を受けたのかもしれません。

    さらに多くの作品、系統立ててのご紹介、ありがとうございます。
    実に参考になります。
    これならもう一つの質問のほうに書いてくださればポイントをお渡しできたのに!

    もしもよろしければ、現在たてておりますもう一つの質問にて
    http://www.hatena.ne.jp/1137353777
    邦画で一本おすすめいただけませんでしょうか。
    重ねてのお手間、恐縮ではございますが、よろしくお願い申し上げます。
  • id:kokezaru753
    Re(2):映画余話

    nachtzugさま、

    丁寧なご返信、いたみいります。
    私もnachtzugさまの楽しくコメント拝見させていただいて、いりやのきしぼじんです。

    「映画についての文法」
    これは、まず監督になったつもりでみるということから始まる気がいたします。
    本数を見て(監督・映画の)”視点”を増やしていく。
    http://www.hatena.ne.jp/1137569316
    この写真を見て(拡大してみましょう) どれだけの注意点・視点を持ち合わせているか。
    最後に、このミクロな視点とマクロな視点(コンセプト)の合一が映画を作っているわけですね。

    一般的に脚本はわかりやすい(少なくとも表面的には)ので、
    まず「脚本」をどう扱っているかという視点ですか。(それから脚本の書かれ方:本人が係ったかも重要)

    同じ場面(リメイクを見ると比較は簡単ですね)をとるにしても監督・カメラの人で違ってくるでしょう。
    カメラ : カメラの位置、アングル、距離、光、セット、色彩、それから人物(位置関係・衣装=色)
         総体的構図・構成(画面をポーズして絵画鑑賞的に見るとわかりやすいかな?)
    本数こなして目に映るものに集中すると勿論全て瞬時に感じられるものでしょう。
    特に映画文法的なものを自分なりに把握していると楽ですよね。
    要するに視点、注意する点など自分がどれだけ持ち合わせているかがポイントかもしれません。

    「テンポよく飽きさせない場面展開」
    これは結局”映画の出来”ということにもなるわけですね。
    見方を変えるならば、早くても遅くても、そのテンポを構成する要素がポイントということになるでしょう?
    それが一番「演出」「編集」にでるのかしら。。

    左膳の「演出」
    山中さんは完璧なお手本のひとつですから(よりよく修正できるところがほとんどみあたらない)
    まずリメイクをご覧になればいかがでしょうか?
    (私は未見ですが)監督になったつもりでご覧になると(=演出)わかりやすいでしょうか?
    よりよくするためのポイントがみつかるかもしれません。
    カメラ関係のことから役者の台詞の言い方、言うタイミング(テンポに大いに関係)、抑揚などなど。
    大河内とその奥さんの掛け合いなど絶妙じゃないですか。
    言い方にしても(あの癖をもってしてもいやみにもならず)台詞も選び抜かれている感じだし。
    冗談にしても”笑い話”をいうのでなく基本的に”映画(演出)”からきているところが
    飽きないわけですね?(台詞自体での笑いでなく、言い方、間のとり方で笑えるみたいな)
    で、それが映画にとって必然性というか必要な台詞であったりするわけで再度の映画鑑賞でも
    (笑えないにしても)映画にとって必要な台詞だから無駄と感じさせない(飽きない)のが、
    いい監督の条件になるわけですね。一般にいいものには「必然性」がかんじられるでしょう。
    ん〜まとめる才能がないのでうまく説明できないです、すいません。
     
    そう、グエッラです。グエッラグエッラグエッラ・・・
    (笑!

    …で驚きました。
    なにせ世界のグエッラですから(意味不明
    監督がうまく具現化できない以外では、この人の脚本自体に文句はつけれない
    よくわからなかった場合は、自分の理解能力を超えたことをしている、
    そういうふうに考えることのできる数少ない映画人の一人だと思っております。
    (最近の動向はよく知らないですが)

    ショックを受けた映画でした。
    こういうのは自分に新たな視点を加えるという意味でいい映画ですよね。

    画面の濡れたような美しさ、夢の中のような場面場面が強く印象に残っています。
    いいですねえ。
    わたしは白い衣装に、赤い何かに、草に南米的(?)な光の強さあたりかなあ。

    ところがその後、また見たいと思って探せども見つけたことがありません。
    映画(ビジネス)の問題点ですよね。よいものでなく売れるものが優先される。。
    「特別な一日」も長らくその憂き目でした。

    なので記憶の中で美化されちゃってるのかもしれませんし、
    これは本人にとっていいのですが、
    ほかの人に推薦するときに危険ですね(笑

    実に参考になります。
    それはうれしいかぎりです。
    どうしてもいろいろ作品が出てきてなるべくご紹介したい余り
    細かいポイントとか大事なコンセプトとか述べることあたわず
    説得力に欠けるのが大変残念です。

    続いて、子供のための映画でなく、私のための映画をご紹介いただき・・
    以来、きたー!って感じで、しっかり考えてますよ〜

    これならもう一つの質問のほうに書いてくださればポイントをお渡しできたのに!
    大丈夫です(笑   充分楽しませていただいてます。

    コーエン、ジム、JLG、ヴェンダース、SK、オゾン のヒントで
    推薦作品の方向性考察入れていたら、勘違いしているかもしれないと思って
    修正したところなのですよ。(全ての作品はご紹介できないですものね)
    JLG, SK, Jim(初期2本=画期的コンセプト)と捉えてしまったのがたぶん間違いかな。
    オゾン、コーエンをもうちょっと考察に入れると、ある種の”面白さ”なのかな。。と

    しかし、クイズみたいでかなり面白いです。(お子さま推薦より難しいと気がついちゃいました)

    邦画で一本おすすめいただけませんでしょうか。
    1本!!

    最後に
    「監督がいい!とだけ聞いて適当にタイトルを選び、こけてしまった体験」
    これは大事な点だと思うので。
    まず参考される意見を発した人を考える余地があります。
    人生、時間が限られていることですし、たくさん見た人々の意見は参考になるでしょう。。が、
    評論家でも”いい評論家””あまりよくない評論家”という見極めは重要でしょう。
    その意見がどういう理由で出ているのかという考察も必要でしょう。
    ((淀川先生は、3つの顔を使い分けていたような気がします。(TV,一般、真剣))
    (いろいろ読まれて)本当によいと思える人を探して徐々に視点を広げていくのは
    大事なことかもしれません。
    立ち読みあたりからでも鑑賞したことのある作品に対しての発言を読んだりすると
    わかりやすいかもしれないですね。どういう視点か、深さか、好みか。
    自分ひとりの鑑賞は視点に限界あるように思えるので。。。

    うまく絞れましたら回答させていただきますね。3週間くらいは大丈夫ですよね?
    それまで楽しくコメント拝見させていただきますね。

    長々お付き合いいただきありがとうございます♪ 

    ひとまず、これにて、いざ! (夜に向かって?)
  • id:nachtzug
    Re(3):映画余話

    kokezaru753 様

    私の映画の見方というのがあてずっぽうなもので、
    随分わがままを言わせていただいております(^^;;;
    これまでは、行きつけの映画館・気に入りのレンタル屋で適当に選んでいたのですが
    今は映画館には滅多に行けないし、レンタル屋も遠い…
    たとえ今すぐ見られなくても、いつか見たい作品が増えるのは楽しいです。
    また、おすすめいただくなかで、勉強になったり、
    自分の見てきた映画を振り返って考え直すことができるのも喜びです。

    おおあの車の広告を見比べる質問ですか。
    まるで美学ゼミの講義にでももぐったようで興味深く、注目しています。
    映画についても、美学についても、学生時代にもっと勉強しておけばよかったと後悔しきりです。
    映画に対する目覚めは遅かったと思っています。
    テレビも映画も見ない子供時代、家にビデオが導入されたのは90年代に入ってからでしたので
    長い間映像というメディアに不慣れでした。
    それゆえ私にとっての映画の原体験は、
    実は映画好きだった父が夜鑑賞していた 「暗殺の森」「予告された…」「愛の嵐」(高校生にはえろかった!)
    友達に連れて行かれた映画館で 「寺山修司実験映像集」(ダリの尻とおばはんの笑い顔のアップが忘れられず)

    そんなんで、以降偏った?映画ばかり自分でも選んで見てきました。
    が、近頃は、何を見てもそこそこ楽しめる傾向にあります。駄作は駄作なりに勉強になります。
    はてなの質問ではハリウッド禁止にしていますが実際には嫌いではありません。

    さて、邦画とリクエストさせていただきましたが
    これまで散々洋画については挙げていただきましたので、とりあえず、と。
    どんな作品をいくつ挙げていただいても結構ですよ(^^ 
    楽しみにお待ちしています。

    nachtzug 拝
  • id:kokezaru753
    Re(4):映画余話

    nachtzug 様
    100万両評価に200万両ありがとうございます。
    「私に映画を一本」間に合わず至極残念ですが、
    来週にでも時間できましたらリスト作成しておきますね。

    >私の映画の見方というのがあてずっぽうなもので、
    といわれますが、すごいところご存知で驚きです。

    >随分わがままを言わせていただいております(^^;;;
    だいぶ方向性とか読めてきておりましたよ。(笑

    >>今は映画館には滅多に行けないし、
    レンタル屋も遠い…←これはたいへんたいへんいたい。。。

    >たとえ今すぐ見られなくても、いつか見たい作品が増えるのは楽しいです。
    あと300くらいは余裕でしょう(笑

    >映画についても、美学についても、学生時代にもっと勉強しておけばよかったと後悔しきりです。
    今からでも遅くないですよ〜

    「暗殺の森」これは個人的に彼の代表作に挙げられると思いますよ。
    タイトルは 暗殺のオペラ のほうが好きですが。

    「愛の嵐」(高校生にはえろかった!)
    えろえろ〜 ・・・でもなかなかまじめなテーマで
    真摯な取り組みはよい・・・時代の名残ですか。。。

    駄作は駄作なりに勉強になります。
    あ〜こうなると見る価値のものは倍増ですよ〜
    駄作も楽しめるようになるとすごいと思います。

    ありがとうございました、時間できましたら
    何らかの形で(各国別を企画中)ご返答申し上げたいと思います。
    しばしのお待ちを。

    とりいそぎですが。。。。

    こけざる 拝

    日本映画補足 (常識的なところですが、前述したように)
    「人情紙風船」(いとかなし)
    「幕末太陽伝」(日本映画喜劇の代表格)

    お嫌でも
    腐っても黒澤 
    羅生門(芥川原作! 「藪の中」短いです、立ち読みして
    これを映画化するとしたらどうすると考えるのもお楽しみです )、
    生きる(感動)、用心棒(うまい、すごい)、
    椿三十郎(用心棒の続編的ながらもお笑い 個人的推奨)
    (どですかでん、乱)
    小津 東京物語(ヴェンダースとか欧州系に影響)
    溝口 近松物語(美)
    研究価値は高いです。

    クレジットからなめるようにご覧くださいませ(笑
    (ほかのものはせつめいつけたほうがよいのでまた!)
  • id:nachtzug
    Re(5):映画余話

    kokezaru753 様

    10ポイント送信いただきましたか?
    メッセージが見られない状況ですので、
    お送りいただく理由がわからず恐縮しております。
    先般、残りポイントを全部お送りしたかったのですが
    手持ちが300を切るとポイント送信できないんですね。
    それで200となってしまいましたが
    それだけでは申し訳ないほどに
    既にたくさんご紹介いただきましたよ(^^

    あの後、「特別な一日」「ノスタルジア」「家族の肖像」注文しました。
    到着が楽しみです。
    見たくてもDVDでは入手できないものも多く、
    (我が家にはビデオ再生機がありませんので)
    今後も少しずつ集めていきたいと思っています。

    また寒くなってまいりました。ご自愛くださいませ。
  • id:kokezaru753
    Re(6):映画最終話

    nachtzug さま

    どたばたぼけぼけで、とてつもなく返信遅くなりたいへん失礼いたしました。
    10ポイントですが、いわしで長々引きずるやりとりもどうかと思ってアドレスつけて
    各国リストのほんの一部ためし送りしたのです。(ゼロでは送信できないと思うのですが・・)
    にいちゃんでもななさんでもよかったかもしれないですが、きりのいいところを使ったのでした。

    さて、こけざる商店ではございませんが、興味深いところ、ご注文ありがとうございます。
    (もうご覧になったかもしれませんが)
    「特別」は心打ちやすいかと思われます。神妙にお一人で観られるとよいかもしれません。
    「ノスタルジア」は・・・映画として完璧に近いです。ゴダールのドイツ・ゼロあたり以降の深遠さに及ぶか
    定かではありませんが、字幕を読まないくらいの勢いでひとまず、自分がカメラ回すのを想定しながら
    カメラワークの素晴らしさ堪能してみてください。あと、いい監督がケアする”雑音”(水・風音など)も
    存分味わってみてください。映画の隅々まで完全に神経行き届いているのがよくわかると思います。
    「家族」は単純家族団欒はっぴ〜話ではないと思います。自暴自棄気分の時に・・(冗談です
    話題に上がった黒澤と”似た完璧性(こだわり?)”があったりします。お楽しみください。

    訂正なのですが、個人的に溝口は「雨月物語」お勧めでした。
    あと思いついたところで余り知られてないように思える情報を。
    http://www.nikkatsu.com/movie/history/2006_j/oshidori/
    ↑伝説的な作品です。
    日本映画はどうしても時代劇避けて通れない感があります。マキノは凄い人ですが、
    カメラの宮川一夫は(ある程度)追いかける価値のある人だと思います。
    無法松の一生 坂東妻三郎の主演のもの、傑作!(他に3本くらいあるのでお間違えないように) 
    以下未見ですが割と最近までとっていたような感じですが、60,70年代で。
    沈黙  (遠藤原作)篠田正浩がどこまでやってるか
    おとうと  (幸田文原作) 市川昆がどこまで・・・
    炎上  (三島金閣寺)市川・・
    世界の宮川といえる人です、いつも何か工夫があります。
    羅生門、雨月のあと検索などしてお楽しみください。

    中国の監督一言:
    いまや(たぶん)有名になったチェン・カイコー&チャン・イーモウ、田荘荘が、まず基本ですか。
    田は「青い凧」(未見)有名みたいです。
    チェンとチャンは少なくとも「さらば-我が愛 覇王別姫」ころまでは世界トップレベルだった気がします。
    チェンは「黄色い大地」(1984)デビューで大評価(私はぴんとこなかったですが多分大傑作)を受けま
    したが、個人的には涙の「大閲兵」(タイトルに魅了ないのか不当な扱い)お勧めです。
    両方とも撮影はチャン・・素晴らしい。
    チャンは第1作「紅いコーリャン」で大評価を受けましたが、個人的にはさらにビビッドな色彩を
    生かす設定の「菊豆」が私は好きでした。
    両者とも(少し?ハリウッド的になってきた感じですが)よく名前は出るみたいなので
    知っておいて損はないでしょう。(最近かつてほどいいのかどうかは知りませんが)

    現代では一般にアクセスできるものでゴダール、メルヴィルと並び最高峰ではないかと思われる
    ジャン=マリー・ストローブ, ダニエル・ユイレ監督。
    最近ようやくDVD2作リリースされました。
    http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/search-handle-form/250-6793644-9241853
    (カフカ、セザンヌを参照してください。ここにあるレビューは的確かどうかはともかく
    映画鑑賞方法としても参考になると思います。誰でも目にするゴダールと違いかなり突っ込んでいかないと
    この人たちの作品に出会うことはまずないので書く人もそれなりに・・・)
    で、結構楽しいレビューだと思います・・過酷な訓練とは言い得て妙。
    紀伊國屋書店も素晴らしいものを出してきます。(新宿)書店の1階のショップは充実の宝庫です。
    映像も幾つか流しておりますよ。(ただしお高いのでオークションとか利用がいいです、本当に)
    ついでに「ジャンヌダルク」テオ・ドライヤー(&ブレッソン)必見です。
    ”重たい”感じで4年に1回のオリンピック作品かもしれませんが、「市民ケーン」「ポチョムキン」
    を凌駕するのではと思うくらい映画技法の宝庫です。テオの「奇跡」もまさに奇跡です、本当に。
    大傑作が、どさくさまぎれに(?)今や本屋さんとかでも500〜1500円で売られています。
    こういうものは、逐一チェックしてみてくださいね。とんでもない大物いますから。

    個人的にちょっと気になることもあったので
    1.ジャームッシュですが、実は私的には最初の2作(以降全部観ているわけではないです)が
    全てという感じなのです。最近たまたま「コーヒーと・・」を観たのですが、どうも安直な感じがして・・
    ヴェンダースもしかりで個人的には「ベルリン・天使」と感動で「パリ・テキサス」か、かっこよさで
    「アメリカの友人」(かロード・ムービーあたりか)で「天使」以降どうも・・・・なのですが・・・・
    実際のところ、このお二人最近どうなのでしょう??
    2.ご覧になった作品の感想は勿論大いに気になるところなのですが、特に「特別」、
    販売戦略にカラムにしてもあまりに話題に上がらないのは自分が思っているほど
    感動できない作品なのかな(実は大閲兵しかり)、と自分の客観性に疑問があったりするのです。
    (涙ものだと思うのですが・・・・そこまでいかないですか??)
    他の作品のご感想も気になるところなのですが、特に「特別」に関して
    正直なところ思われたこと、お時間許される時にでもkokezaru753@infoseek.jp までメールでも
    いただけると大変ありがたいなと思ったのですが・・

    結局、長くなってしまい失礼いたしました。
    日本映画もまだまだ宝庫ですね。体調お気をつけ、気長にお楽しみくださいませ。

    こけざる拝

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