ちょっとおたずねします。法律が変わる前に有限会社を作っておけ！って話を聞いたのですが、作っておくと何が有利なんでしょうか？？？教えてくださ〓い！！

有限会社は株式会社と違って、監査役を置かなくてよい、取締役も1名でよい、役員の任期も特に定めなくてもよい、総社員の同意があれば、書面による決議をすることが可能、といったゆるやかな規則になっています。つまり小規模な会社なら、有限会社は運営がらくちんということがまずあげられます。

それから、新しい会社法の下でも有限会社は存続できますが、もし新しい法律の下で株式会社に衣替えする場合、上のURLの「新会社法ができたら有限会社から株式会社に変更したいのですが」にあるように、登録免許税が少しお得になります。

このように、会社組織の選択肢の幅があり、もし株式会社に変更する場合でも少し費用がお得ということが、今有限会社を設立するメリットだと思います。

新しい会社法が、今年の５月にも施行される予定です。会社法の施行とともに、有限会社法が廃止され、新しく有限会社を作ることができなくなります。

株式会社と比較した場合の有限会社のメリットは、(1)公告の義務がない、(2)役員の任期がない、(3)みなし解散がない、ということで、要するに運営が簡単です。なにで、将来新しく会社を立ち上げる人に対して、有限会社を売るという商売が成り立つと見込んでいる人がいるのだと思います。でも新しい会社法では、最低資本金規制が撤廃されましたし、取締役会の設置が任意になっています。オーナー企業（株主＝代表取締役）であれば、取締役会をおかずに株主総会でみんなきめてしまえばいいことです。

そのあたりについて、新しい会社法では「合同会社」という、運営の楽な新しい会社形態制度を設けています。なので、将来有限会社が高く売れるという保証はありません。

メリットです。

新しい法律です。

有限会社の作り方です。

有限会社だと

役員の任期制限がない

決算広告の義務がない

会社設立費用が安い

などが大きなメリットのようです。