http://d.hatena.ne.jp/seroritomato/20060228
前回の質問の回答により、窒素充填で食品を密封すると、酸化防止効果があることがわかりました。
http://www.hatena.ne.jp/1140968555
そこでさらに質問なのですが、
◆充填以外で食品を窒素で洗浄できる方法はあるのか。その方法によって食品が清浄され安全なものになりうるのか。
その点に絞って再度質問します。サイトの表現には疑問が残りますが、何か根拠があるかもしれません。
食品への窒素洗浄?について専門的に詳しい方の回答には1000p以上をお約束します。
よろしくお願いします。
窒素洗浄ですが、液体窒素を利用して、水を噴射して洗うのように種子を洗浄することです。
水ですと発芽の可能性がありますし、微量ですが酸素を溶かしている可能性があります。
液体窒素でしたら、酸素が解けている心配がないですし、温度も低く、発芽の心配もありません。
全く酸素に全く触れさせることなく低温度で種子の損傷を防ぎ、洗浄できる方法となります。
低温度は種子の保存には最適ですし、液体窒素は比較的安価です。
液体窒素を窒素充填中の環境下で噴射して洗浄するという方法で、洗浄することが可能です。
ちょっと失礼します。
私は食品への窒素洗浄なるものに専門的に詳しい訳では有りません。でも、健康食品の詐欺的表現や宗教的信心風まやかしが大嫌いです。
さて、産業界では窒素を大体こんな感じで使います。
http://www.japanairgases.co.jp/main/gases01_02.html
ジャパン・エア・ガシズ株式会社
気体を用いて、ある物の内部の微量物質を取り出す方法は有る事は有ります。「超臨界」と云う状態の二酸化炭素を用いて抽出する方法等です。
超臨界状態は二酸化炭素の場合、温度31.1℃の時、圧力が7.38MPa程度必要となります。大体70気圧程度でしょうか。高圧です。窒素充填した袋の中で行う処理ではありませんね。
次に、食品を包装して殺菌する方法と、包装した袋の中に気体を入れる目的等に関する概要です。
さて、御示しのURLで著者が述べられているのは、唐箕(とうみ)と云うものの類なのかも知れません。中の羽根を回転させて風を送り込み、農具の上から穀類を入れて、穀物のゴミや籾殻を吹き飛ばす仕掛けです。日本でも、4,50年前には使っていた古い農具です。
穀物を乾燥させるのに窒素を使っても、酸化防止にはなるでしょう。粉末青汁等の微粉末を作る場合以外は意味が有りませんが。
また、乾燥させるのと同時に、乾燥の為に送り込んだ気体が、乾燥させようとする食品の内部から残留農薬等を取り除く方法は、現代科学しか知らない我々人類は知りません。
まずは御話まで。御役に立てれば幸いです。
細かいところまで目を通してご解説いただきありがとうございます!
示していただいたURL大変参考になりました。
url=dummy,追加回答です。
安全性ですが、液体窒素の状態で反応することはまず考えられません。
窒素単体は人畜無害です。空気も3/4は窒素ですからね。
反応すると車の公害問題とうで言われるNOxになるのですが、
先程述べた方法では酸素がないので、硫化酸素は絶対作られません。
よって、窒素洗浄による害はありません。
また、洗浄効果ですが、噴射する形でしたら十分効果は期待できると思います。
http://www.hatena.ne.jp/1141125509#
人力検索はてな - あるサイトで販売している雑穀には以下のような表現がありました。 http://d.hatena.ne.jp/seroritomato/20060228 前回の質問の回答により、窒素充填で食品を密封すると、..
窒素を吹き付けるやりかたもあります。しかし、菌を吹きつけの力で飛ばすのではなくこの場合は温度でしょう。雑菌が生きる最適の環境はやはり室温なのでこれほどの低温になると雑菌は死滅して保存にはほぼ確実に雑菌に侵されるということはないといえると思います。吹きつけはむしろ泥などの物理的な汚物を飛ばすのに有効といえると思います。酸化は文字通り酸素が結びつくわけだから酸素がない窒素環境では起こらずお菓子などにもこの技術は使われております。窒素は手に入りやすいし扱いやすいのでよく使われます。
回答ありがとうございます!なるほど。超低温で雑菌を死滅させるのですね。この方法も袋菓子や缶飲料の窒素充填と同じく、食品業界では通常行われている方法なのでしょうか。
再び失礼します。
先の御話の中の一番下のURLは、コピー&ペーストのミスで、一つ上のものと同じものが入ってしまっていました。ここの上のURLが入っているものとして、御読み下さい。
……そうでないと、訳分かんないですよね!?……何で、同じのが並んでるんだ!?、なんて怒られちゃいます。
まずは訂正まで。御役に立てれば幸いです。
わざわざお知らせいただきありがとうございます(^^
http://8708.teacup.com/ageless/shop/01_01_03/
エージレスSAエージレスZ-PK
窒素充填は液体窒素を用いる事はほとんどありません。密封容器に酸素吸着剤を入れてやれば自然と残るのは不活性ガスのみになります。大気の80%近くは窒素ですから。中の微生物は酸欠でほぼ除菌されます。液体窒素など使ったら冷えすぎて湿気を持って後がタイヘンです。圧力容器と気化装置と定温装置などを使って密閉環境での特殊な窒素洗浄ならば有り得ますが、食品では意味がありません。窒素だけの噴霧は、開放環境で行うと酸欠事故を誘発しているようなものです。
回答ありがとうございます!大変参考になりました。
◇液体窒素など使ったら冷えすぎて湿気を持って後がタイヘンです。
miharaseihyouさんの回答と、largasealさんの再回答を元に色々調べてみました。
おっしゃるように食品へ液体窒素をスプレーすると冷えすぎて瞬間凍結してしまうようですね。
参考URL
ジャパン・エア・ガシズ http://www.japanairgases.co.jp/frame_profile/index_t_08.html
昭和炭酸株式会社 http://www.showa-tansan.co.jp/html/PDF/FREEZER.pdf#search=
食品への液体窒素の利用は、凍結させる目的以外でみつけることができなかったので
あとは関係企業に問い合わせて最終確認してみることにします。
回答ありがとうございます!
前回の回答により、食品への窒素充填は酸化・劣化防止効果から食品業界では
通常行われていることがわかりました。
ただ、「液体窒素」「洗浄」「雑菌」などのワードでいろいろ調べてみましたが、
それで食品の雑菌を排除できる、洗浄される等の記述はみつけることができませんでした。
参考になる資料があればありがたいのですが。