http://www.hatena.ne.jp/1141744022
人力検索はてな - 合気道は個人的に地上最強の武道だとおもうのですが、無重力空間や月面などでも通用するのでしょうか?
摩擦があれば通用すると思います。
おそらく通用すると思います。
合気道は相手の動きを利用して技をかけていきますが、
これは基本的に重力ではなく、加速度を利用していくわけですよね。
このことは、
「合気道においては、絶対に相手に無理に逆らおうとはせぬ。
相手の攻めかかってくる無謀なる暴力のゆえに、
自らを抑制することができず、自ら空転して倒れるよう、
気・心・体の妙用をもって導くだけの話である。
したがって、相手に無謀なる暴力があればあるほど、
こちらは楽なのである。」
といった開祖の言葉からも分かります。
相手の襲いかかってくる勢いを自らの技の中に取り込み、
円のような動きでそれを捌いていく。
ここにおいて利用する相手の力は加速度ですから、
重力はほとんど関係がないわけです。
むしろ月面などなら、重力が小さくなる分、
少々無理な体勢からでも簡単に小手返しなどが使え、
その威力ははるかに地球上より強いものになると考えられそうです。
また技をかける立場からすると、柔道などの場合は
足場が固まらないと技が決まりませんが、
合気道の場合は力任せに相手を組み伏せることはせず、
むしろ突進してくる相手の正面を避けて
側面に回り込む体捌きが重要ですから、
重力のない足場の決まらない空間でも、
使える技はいくらでもあると考えられそうです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%88%E6%B0%97%E9%81%93
合気道 - Wikipedia
ちょっと失礼します。
合気道は……
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体術の基本は関節技であるが、上達すると、各種の多彩な投げ技・極め技を身につけることができる。また体捌きを有効に使うことにより技の効力がさらに向上する。
開祖の言葉に、実戦について「合気道は、当身が七分で投げ三分」と言われている。
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だそうです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8D%E5%8A%9B
重力 - Wikipedia
投げ技や体捌き等、体の動きが重力を必要とするものだと、
月だと地球上の約0.17倍なので床に叩き付けるられた場合の効果もそれ位に減るが壁等にぶつかる場合の効果は地球と変わらない、
無重力では重力による摩擦が無いので投げられないから効果無し、
となるでしょうね。
合気道の当身や「殴り系」のボクシング等では、床に足が付いている抵抗の分が減ったり、無くなったりするので、当てられたり側の被害はかなり減る筈です。
ボン!とぶつかった途端に、御互いが「作用-反作用」の法則通りに跳ね飛ばされるでしょうし、地に足が付いていない状態では、なかなか勝負にならないでしょうね。
と、云うことは、関節技にさっさと持ち込めれば、どこだろうと、技は通用する、と云う事になりますよね。
柔道等でも同じ事が言えると思います。
だから、
「合気道は個人的に地上最強の武道だとおも」
った場合、先の
「合気道は当身が七分で投げ三分」
の原則から推測すると、
「合気道は個人的に宇宙最強の武道だとおも」うのは、
地球より重力が割りと弱い処だと、関節技に素早く持ち込まない限り、ちょっと無理かな、
ってもいいかも知れませんね。
もしかすると、柔道の方が強いかも知れませんね。実際の処、やってみないと分かりませんが!
まずは御話まで。御役に立てれば幸いです。
宇宙最強の武道は何でしょう?のほうが良かったかな…。でもドラゴンボールの質問をしたかったわけじゃないですし。
合気会 合気道本部道場 AIKIKAI AIKIDO HOMBU DOJO
初めまして。E.A.Poe(知のくずかご)と申します。
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主題:合気会2段の立場から「無重力状態では使用できる技はかなり限定される」と考える
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小生は上述のように考えます。
概論等は既に出ていると思いますので、思い切って細かい技法について考えます。
※全て小生のわずかな経験からの推論ですのでその点をご承知いただけると幸いです。
合気道の技は、大まかに言って「投げ技」「固め技(≒関節技)」当たりに分類できると思います。
#小生も開祖の言葉「合気道は当身が七分で投げ三分」は存じ上げておりますが
#小生のレベルでは、有効な当て身技を教えてはもらえないようです
さて、投げ技(入り身投げ・四方投げ)等は、非常におおざっぱに言うと相手のバランスを崩して投げる技なので、無重力状態では運用がかなり難しいと思います。
宇宙船の中等で、壁に足をかけて壁との摩擦を利用すれば投げられるかも知れませんが、威力はかなり低いものになるのではないでしょうか。
次に固め技ですが、これは「相手を自分で押さえておいて関節を決める技」と「相手を畳に這わせておいて関節を決める技」とあるように思います。
「相手を自分で押さえておいて関節を決める技」ならば、無重力状態であろうがなんであろうがさしたる問題もなくかけられると思いますが「相手を畳に這わせておいて関節を決める技」になると、どうしても相手の体重と自分の体重を無意識にでも利用していると思うので、威力は半減するのではないかと思います。
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ある師範の先生は、稽古の最中に
「立ち方に注意してください。正しく立つということは非常に難しいことなのです」
とおっしゃっていました。
立つという状態を維持するのは、どうしても重力がないとできないですし、おそらくその師範の言いたかったことが
「正しく立って正しく技を運用すれば、合気道が上手になる(≒有効に技をかけられる)」
だとすれば、無重力状態では合気道の技を有効に使うのは難しいのではないかと思います。
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しかし、同じ師範に「体裁きの重要性」のデモンストレーションで、突撃する小生を紙一重でかわして小生の死角に入りながらほいほいと当て身を(寸止めで)入れて下さる(笑)、という離れ業も喰らったことがありますので、上手になれば
「ちょっとした摩擦さえあれば相手の死角に入れる。入ったが最後、むちゃくちゃ有利な状況で好き勝手に攻撃を仕掛け放題」
となりうるかも知れません。
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さらに飛躍して、七段の師範に技をかけてもらうと、
「Poeくん、好きなようにかかってきなさい」
と言われてとりあえず殴りかかると吹っ飛ばされ、裏をかいてやろうと思って下段回し蹴りをカマしたらやっぱり足を取られてひっくり返され
「なんで飛ばされるのかわからない」
「どこを攻撃しても相手に触ったが最後、必ず相手の好きなようにやられてしまう」
という体験も、一応持っています。
このレベルになると、小生は信じてませんが
#ヤバイ、言っちゃった(爆)
「気の力」「呼吸力」
等という、一般には知られていない特殊な力の使い方を専門的に訓練している一群の合気道関係者がいる可能性も否定できません。
こうなると、もう「触ったが最後」なので、「無重力状態であろうがなんであろうが、接触点さえあれば合気道の技をかけることができる」
当たりまで到達している可能性はあります。
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長くなりましたが、小生の個人的意見としては
・一般道場生は、無重力状態で使える技はかなり限定される
・師範クラスになると、体捌きを上手に使うことにより、わずかな摩擦さえあればなんとか戦える
・とても上手になると、接触点さえあれば合気道の技をかけられる
という感じになるのではないかと思います。
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お役に立ちますかどうか。
皆さんありがとうございます。合気道は宇宙最強だと確信しました。
※URLはダミーナリ
合気道に言及せずにおきます。
・月面では地球とほぼ同じと考えて良いでしょう。(締め技以外
・無重力空間で浮遊している場合に下手に振り回したり投げ飛ばすと反動で自分が飛んでしまいます。
・つうわけで殺さない”武道”でなら「関節技」しか使えません。
寝技は判定とする床面が無いので使えません。締め技は宇宙服が邪魔です。
殺して良いならスラスターなり、バーナーなりで相手の宇宙服に穴空けて下さい。
やはり見るだけでなく、経験しないとわからないものですね。納得です。