冗談は良くないですか？

他罰主義って言うんですが、要するに他人の揚げ足取りですね。

自分ではなく他人の失策を積極的に捉えて攻撃しようとする精神的傾向のある人が最近非常に増えている。

社畜で使い潰されてるとかでストレスたくさん貯まってるのは分かるんですけどね。

だから、理不尽な攻撃を受けたと思ったらそういう人なんだと思って距離を取りましょう。

知らない人からの指摘を受けるに至った、肝心の「冗談」の内容を書いていないのは、特定を避ける目的があるにしても、『本当は自分にも非があったかも…』という罪悪感と、言われたことへの反発心で揺れているからでしょうね。

あまりにも他者を粗末に扱うような態度や言動は、公共の場でぶちまけるべきではありません。

あなたが大声で口にした冗談は、たとえばあなたが社名の入った社員証をぶら下げた会社員だったとして、同じ言動や態度をとっても、まったく問題ないと断言できますか？

相手のお友達の、両親の目の前で言っても、まったく問題ない内容だと思いますか？

たぶん、出来ない内容なんだろうなと思います。

あなたがひどい冗談を言った相手も、親御さんが手間暇かけて育てた大事な存在。「たとえふざけてたって、よその子供に、そこまで言われたくない」と怒るかも知れないし、

あなた自身だって、親御さんが手間暇かけて育てた存在。「いくら調子に乗ってるからって、よその子にそこまで言わないの！」と、怒ったり心配するかも知れません。

中学、高校と進学すれば、周囲の人に対する言動・態度も、内申点として評価されます。

今回、見ず知らずの人がわざわざ注意してくれたことは、「ああ、わざわざ注意されるほどの内容だったんだな。これは言っちゃいけないレベルだったんだ」と反省して、レベルアップするべき。

「冗談が悪い」というわけではありませんが、その表現や行動は時と場合を選ぶべきだし、程度の問題もあります。他の人から注意されるにはそれだけの理由があると思います。

たとえ当人同士が納得してても、他の人から見ると場の雰囲気を悪くしていて迷惑というのはよくある話です。レストランでシェフが弟子を怒鳴りつけるような店がたまにあります。当人同士は愛のムチとしてありがたく納得していたとしても、客から見て良い気分ではありません。

叱られたということは、2人だけで閉じた関係であれば許される表現でも、公共の場では許されない表現だったということかと思います。2人で遊んでるときなら良いかもしれませんが、他の人もいる場所で遊ぶときはちょっと気を使ったほうがいいですね。

あともう一つ。「仲が良くてお互い冗談だとわかっている」というのが本当にそうかという問題もあります。あなただけ叱られたというのは第三者から客観的に見て、相手が嫌がっていそうに見えたのかもしれません。

いくら仲が良くても相手がどう考えているかなんてわかりません。相手は内心嫌がってたり引いてることは普通にありますし、今は問題なくても今後表現がエスカレートすると、ある日地雷を踏んで嫌われる可能性もあります。茶化されたりディスられたりってのは100%嬉しい表現ではありません。今はそれを許し合えることが友情の証みたいになっていても、許せないラインというのは誰にでも必ずあって、それを見極めることはとても難しいのです。他人から注意されるレベルってのは注意信号です。

フィクションではケンカや茶化してばかりの親友同士や、性格は良いが口の悪いキャラクターというのがよくありますし、そういう振る舞いをかっこいいと思うかもしれませんが、現実社会ではある程度お互いに敬意を払わないと長期的な友情は成立しません。親しき中にも礼儀ありというのはかなり本当のことなので気をつけたほうが良いかと思います。