・産総研などの国の関連機関の研究内容を見ると、まだまだ「技術立国・ニッポン」と言えるのではないかと思えます。
・そこで、「へぇー、そんなこと研究しているんだ」「こんなことが可能になるんだ」と思わず唸ってしまうような「日本が世界に誇る最先端技術・科学・研究」の具体例を教えていただけませんか。
・例えば「東北大学/エアロトレイン」「佐賀大学/海洋温度差発電」「NTT/世界最小の地球儀(ナノグローブ)」「産総研/透明な太陽電池」のように、10年後には実現、もしくは何らかに役に立ちそうなものが、求めている回答イメージです。
・「産業技術総合研究所」「NEDO」のホームページは閲覧済みですので、その他からお願い致します。(ただし、「光合成微生物電池」のように、産総研のトップページから辿れないもの・リリース発表されていないものは、ぜひ教えてください)
・ポイント配分は、私の知らなかったものに関しては100Pを考えております。
・以上、よろしくお願い致します。
http://biobankjp.org/plan/object.html
プロジェクトの実施概要 組織体制
質問者の例のようには,ぱっとはしないのですが.
オーダーメイド治療の研究も進んでいます
http://www.nanonet.go.jp/japanese/mailmag/2003/022c.html
Japan Nanonet Bulletin 第22号 : ナノインフォ - 文部科学省 ナノテクノロジー総合支援プロジェクトセンター
人工臓器の研究です
人工眼球は残念ながらアメリカのほうが一歩先を行っています.
http://www.med.osaka-u.ac.jp/pub/gts/
大阪大学大学院医学系研究科遺伝子治療学
阪大の遺伝子治療チームです.
遺伝子治療こそ,10年,20年先の
最先端の医療であると思っています.
http://www.sankyo.co.jp/medical/guidance/jct/0302/T0302C.html
[第一三共] 三共 医療従事者向け情報統合のご案内
まさに,ミクロの決死圏
医療用ナノマシンの開発です.2とも少しかぶりますが.
http://www.jst.go.jp/kisoken/nano/hotani.html
ナノテクノロジー分野別バーチャルラボ
このあたりで研究が行われています.
宇宙太陽発電衛星(SPS: Solar Power Satellite) 構想のためのマイクロ波送電研究は日本において研究が活発化している。 と書いてあります。
回答ありがとうございます。
おおっ!って感じです。宇宙エレベータに匹敵する夢がありますよね。
宇宙太陽発電は知っていましたが、現在、日本においての研究が活発なのは知りませんでした。
http://www.suntory.co.jp/news/2004/8826.html
Suntory News Release No.8826
サントリーで「青い薔薇」について研究されているそうです。
写真ではまだ紫っぽいですが、青色の出る遺伝子を働かせたということがポイントのようです。
> 従来の交配技術による「青いバラ」とは異なり、花弁に青色色素デルフィニジンをほぼ100%(※)含有しているので、今までにはない青さのバラが誕生しました。
> (※)花弁1gあたりの色素含有量の割合。
回答ありがとうございます。
ここ最近のニュースでも取り上げられていましたよね。
SFの世界でも夢の技術だった「青いバラ」ができるなんて。
『私を月まで連れてって! 』竹宮恵子の1シーンを思い出します。
Murata Manufacturing Co., Ltd.
研究段階ではなくて実際に製品として売られているもので地味なものですが、電子回路で使われるコンデンサ、コイル、抵抗といった受動素子は、断トツ日本が世界一の技術力を持っています。例えば、大きさ0.5mmしかないマイクロチップコンデンサなどは、日本のメーカーしか作れません。すなわち、小型軽量の携帯電話などはこういった部品がなければ作れず、なんと受動素子の世界シェアは、日本企業で70%を押さえています。URLとしてあげた村田製作所が、そういった企業の1社です。
回答ありがとうございます。
シェア70%はすごいですよね。
・・・・・
以下に回答していただける方は、
・製品化済み
・ASIMOやAiboなどのロボット
は避けていただけると幸いです。
ただし、「自律応答型調光ガラス(アフィニティー)」のように製品化済みでも、これから普及していくような夢のあるものは大歓迎です。
よろしくお願い致します。
フォトニック・フラクタルは光コンピューティングへの応用が期待されてます
ありがとうございます。
「フォトニック・フラクタル」全く知りませんでした。
デザインとして見ても、美しい形態ですね。
高尚な研究がずらずらと並ぶ中で浮いてしまうと思うのですが(汗)
変り種ということでご容赦ください。的外れでしたらポイントは不要です。
「ときめきメモリアル」というゲームがコナミというメーカーから
発売されています。ゲームの主な目的はプレイヤーキャラ(自分の分身)を
高校3年間の間に人として魅力的に成長させ、異性とデートするなど交流し、
卒業式に目的の異性の告白を受けるという、少々軟派と見られるゲームなのですが、
このゲームのシリーズ2作目から「EVS(エモーショナル・ボイス・システム)」
というものが導入されました。ややこしい名前がついてますがいわゆる「合成音声」です。
このゲームに出てくる全てのキャラクターのセリフには、声優による音声で「しゃべる」演出がされてますが、1作目ではプレイヤーキャラに自分の名前を入れても、そこだけは
何もしゃべってくれませんでした。(人物名は各プレイヤー毎に違いますので)
2作目よりこの「EVS」が搭載され、プレイヤーの名前やあだなを呼びかけてくれるようになっています。
もちろん、単純に「あ」から「ん」まで声を吹き込んで組み合わせれば良いというものではありませんから
(日本語は同じ字・単語でもイントネーション等により全く違う音になったり、伸ばしたり
短く切ったりすることがありますので…)
現在のように商業作品として形になるまで、開発陣はかなり苦労されたようです。
非常にニッチなニーズに応えたものであることは否定できませんが(苦笑)、
例えば…元の音声があれば合成できるということで、既に無くなられた俳優等の声で
新たなセリフを作り直すとか、遠い将来きっとできるであろうロボットの類に
使用するとか(予め決まったセリフを音声にしてそれを組み合わせるるのではなく、
適切な文章を考えて、その文章に合わせた音声を作ることができるロボット、
なんてのも可能のではないかと)…
私の想像力では今ひとつ陳腐ですが(汗)、色んな可能性の生まれる技術だと思います。
(実際、このシステムの開発者インタビューでどこからかアプローチがあれば
応えることもできると拝見した記憶があります。
もちろん応用の為にはさらなる改良が必要でしょうが)
該当ゲームは現在男性向けの3作、女性向けの1作の計4作がシリーズで発売に
なっていますが、シリーズを経るごとに合成音声の精度は上がってきています。
現在男性向け女性向け供に新作を製作中とのことで、今後もゲーム機ハードの進化と供に
このEVSもさらに進化していくのではないかと、ソフト単体のみならず密かに期待しています。
もしかしたら合成音声についてもっと研究の進んだものがありましたらすみません。
(一応提示頂いたURLにて簡単に検索しました。音声認識は多数あるようですが
音声合成はあまり例が無かったようです)
おおっ、変化球。ありがとうございます。
ゲームは「ゼビウス」以降止まったままなので、「ときメモ」は遊んだことがありませんが、ゲーム趣旨からすると、音声合成を搭載というのは正しい進化ですよね。
音声合成としては、NTT ITのHPも面白かったです。(実際に、好きなテキストを入力して視聴できます)
http://www.cc.rd.pref.gifu.jp/beef/CLONE/mammoth/mammoth.html
ロシア共同マンモス復元プロジェクト
マンモス復活プロジェクト
方法と資金に,やや難ありで,実現が?ですが,
夢はありますね,ジュラシックパーク.
似たような,絶滅した生物を復活させようとするプロジェクトは
各国で行われてたりします.
http://www2.mnx.jp/~jba5247/0021.html
URLを変更しました
http://www.es.jamstec.go.jp/esc/jp/
地球シミュレータセンター : The Earth Simulator Center
http://tbs-eco.kanshin.com/index.php3?mode=keyword&id=199403
TBSラジオ eco関心空間終了のお知らせ
ご存じかもしれませんが,世界最速のスパコン.
いまいち結果が出てないとか言われていますが,
気象予測などに利用されています.
たしか,これを超えるスパコンの開発の予算が下りたようですので(うろ覚え)
世界最速の座はこれからも日本が握っていてくれるといいですね.
http://fesb.ch.a.u-tokyo.ac.jp/p3k/index.html
タンパク3000プロジェクト個別的解析プログラム発生・分化とDNAの複製・修復
タンパク3000 (壮大なプロジェクトです)
ちょっと,専門的になってしまいますが,
ヒトゲノムで遅れを取った日本が今度は
タンパク質の構造解析で挽回です.
このプロジェクトはかなり順調にいっていて
世界的にも誇れる成果を出しているとおもいます.
余談ですが,青い花を作る色素はありますが,黒い花を作る色素って
無いんですよね.
2回目なのでのっかときました
2度目の回答、のっかりはてな、共にありがとうございます!
「地球シミュレータ」私もわざわざ観に行きました。体育館ほどの大きさの建物、薄暗い中にずらりと並ぶノード(コンピュータ)たちが規則正しく点滅する様は、神秘的なかっこ良さがありました。
その際、説明員の方が「点滅はディスプレイ用でして、見学者がいらした時しか点けていないんですよ。通常は真っ暗闇です」とおっしゃた時は、そういえば必要ないよな、と変に感心したのを覚えています。
ヒトゲノムの次は「タンパク質の解析」が進められているとは、知りませんでした。
また、何かありましたら、よろしくお願い致します。
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2002/07/29.html
世界初! 量子コンピュータの基本素子となる量子ドットのサイズ・配列制御に成功- FUJITSU Japan
↑世界初! 量子コンピュータの基本素子となる量子ドットのサイズ・配列制御に成功
http://japan.cnet.com/news/ent/story/0,2000047623,20061671,00.ht...
NECと理化学研究所、量子コンピュータの基本回路を完成:ニュース - CNET Japan
↑NECと理化学研究所、量子コンピュータの基本回路を完成
http://www.itmedia.co.jp/news/0209/19/njbt_11.html
News:人工原子を量子コンピュータのメモリに NTTとJSTが確認
↑人工原子を量子コンピュータのメモリに NTTとJSTが確認
日本が世界に誇る最先端技術・科学・研究は幾多ありますが、「量子コンピュータ」を制するものは情報社会を制すると異口同音に言われている中、日本が世界に誇る研究の大本命は、やはり、上記の富士通やNEC、理化学研究所、NTT等の「量子コンピュータ」の研究です。
「量子コンピュータ」が実用化された暁には、情報処理のスピードが現在のスーパーコンピュータの1億倍以上となり、例えば、現在のコンピュータで解くのに1万年かかる因数分解は、百万分の1秒で解かれてしまいます。
肝心な、実用化の目処についてですが、例えば、
http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/NC/TOKU2/20030804/1/
量子コンピュータ,夢の正体:ITpro
には、
「公開鍵暗号を破る」ような大規模な量子コンピュータの実現には、少なくとも5〜10年かかるというのが一般的な見方だ。
と書かれています。
富士通やNEC、理化学研究所、NTT等の「量子コンピュータの研究」こそ、日本が世界に誇る研究の大本命と言えるのではないでしょうか。
回答ありがとうございます。
「量子コンピュータ」すごそうです。
一つ前の回答とも関連しますが、世界最速のコンピュータの開発は、日本がリードしているのではないかと思えます。
・・・・・
量子コンピュータの前に出来上がる「地球シミュレータの50倍の計算速度を誇る<GRAPE−DR>」も楽しみです。
http://japan.cnet.com/news/ent/story/0,2000047623,20068908,0...
http://www.spring8.or.jp/j/index.html
ホーム — SPring-8 Web Site
砒素の検出で変に有名?になった施設です。(w
周長1.5kmをぐるぐる回る電子ってイメージわきませんが・・・
本当にたくさんの分野に応用がきくようです。
http://www.nikki.ne.jp/news/93036.html
SPring−8放射光利用で : 富士通研究所 セミコン ニュース
こんな利用法なんかもあります。
回答ありがとうございます。
「大型放射光施設」知りませんでした。
周長1,436m・・・で、でかい。施設の中に小山があるぞ!
確かに、この大きさの中を電子がグルグル回るイメージは湧きませんね(笑)
パウダーギアと呼ばれる、世界最小の歯車です。
将来的に血管の内部で作動させる医療機器などへの活用が期待されているようです。
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/2002/0521/toshiba.htm
東芝、「曲がる」低温ポリシリコンTFT液晶を開発
なんと、「曲がる」液晶ディスプレイです。
これは幅広い用途がありますね、普及していくとかなり未来っぽいです。
やはり日本は、「小さくする」のが好きみたいですね^^
回答ありがとうございます。
「パウダーギア」・・・何に使えるか分からないけど作った、というコメントが良いです。
http://www.jwri.osaka-u.ac.jp/~mri1/study/3DMW/hp03.html
ラピッドプロトタイピングとは
ラピッドプロトタイピング(RP)。
パソコン上の3Dデータをそのまま実物として作り出せる技術です。
http://hotwired.goo.ne.jp/news/news/technology/story/20001016307...
人間より先に火星に移住するのは(上) | WIRED VISION
人類の火星移住計画。
SFのようですが実際に計画されています。
火星を暖め、植物を植えることで酸素を作るということだそうです。
回答ありがとうございます。
「ラピッドプロトタイピング」聞きなれない言葉だったのですが、3次元造形ですと、もう少し一般的な技術かな、と最初は思いました。
しかし、URLをたどって見ていくと、その研究所は、#5「フォトニック・フラクタル」を研究されているんですね。(その一環としてのRP)
ふむふむ。
mica mortgage insurance companies private at info-mica.com
すでにプレスリリースはあり、ネット上でもニュースになっていますが、切手大の大きさのプラスチックに、1GBのデータを放り込んでしまう技術です。
将来的には10GB程度の量産も可能、ドライブの単価も安くできることから、権利関係でけんかしなければ、DVD-ROMを駆逐してしまうぐらいの技術になってしまうと思われます。
RAMには構造上できないため、ROMとしての用途が期待されています。
回答ありがとうございます。
Yahooニュースで見ましたが、切手サイズで1GBってすごい。しかし、ここから実用化・製品化が難しいでしょうね・・・。
NTTコミュニケーション科学基礎研究所が真面目に研究し、真剣に作成した「ダジャレを永遠に出力するマシン」その名も「B級機関」。名前も機能もHPも、冗談のように感じられるが、ドメイン名からわかる通り、正真正銘、NTTか開発した物です。
はははっ・・・(笑)
ありがとうございます。
最初はだまされているのかと思い、Yahoo電話帳などで調べてしまいました。確かに「NTTコミュニケーション科学基礎研究所」存在します。しかもHPは、とてもお堅い。
なのに、駄洒落マシン「B級機関」とは。
個人的には「先行者」なみに、頭の中に?が飛び交いました。
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2003/05/30/23.html
【レポート】空飛ぶ自動車「ミラクルビークル」(1) 空も飛べて道路も走れる工夫の数々 | ネット | マイコミジャーナル
質問の趣旨にあっているかどうかは微妙です。
冗談でやっているとしか思えませんが、大まじめです。でも私にはただの飛行機にしか見えない・・・。
回答ありがとうございます。
世界に誇る最先端か、というと微妙ですが、面白いですね。
「ジンジャー」しかり、この手のものは日本の法律が厳しいですね。
回答ありがとうございます。
・・・・・
これにて終了させて頂きます。
皆さんの回答に感謝します。
私としては、初めての質問だったのですが、こんなに多数の回答を頂けるとは予想外でした。(質問範囲が狭いので・・・)
ポイントは、私が知らなかった件については100P、その他の件には20P付けさせて頂きます。
またの機会がありましたら、その際もご教授よろしくお願い致します。
早速の回答ありがとうございます。(こんなに早く返信がいただけるとは、驚いています)
回答いただいたURL、どれも読み答えがあり、とても満足しております。経産省関連しか見ていなかったのですが、文科省関連は忘れていました。また、「学問カフェテリア」はとても面白そうなので、じっくり読みたいと思います。
日本人の特性として、微細なものを扱う「ナノ」、自然環境に恵まれているからこその「バイオマス」なんか強いのではないか、と個人的に思っています。