http://www.utp.or.jp/bulletin/hasumi.html
トピックス:東京大学出版会
ひとつには偉い人の言ったことを解釈するというかたちでの学問がありましたね。儒教なんてのがそうですよ。孔子(雇われの講師だったりして!)が言ったことをもとめた「論語」による教えというかたちの学問。ヨーロッパでは「キリスト教神学」、ユダヤでは「律法」とか「タルムード」とか詳しく知りませんけども、わたしらみたいなちっぽけな存在が何か大きなものに向かうところに「謎」が生まれ「迷妄」を斥けるべく人は考え、そこに「学問」がうまれたんんじゃないんでしょうかって想えちゃうんですよね。ちっぽけなわたしらよりでっかいものという意味では「天文学」のルーツになったのかな「占星術」とか、やっぱりおれらよりでっかい「自然」や「神秘」をめぐってみんな寝れずに考えた。考えるの初源的なかたちは「感が得る」ことなのですよーーーん!そっから始まる!!
少なくとも、わたしがいまこの時間に口からでまかせでいま初めて考えていえることは、学問はたったひとつの中心から同心円状にひろがったものではなくて、たくさんの関心という名の中心から多発的にひろがり交錯したかたちで発展し融合し吸収されたりしたいびつなかたちの展開をしてきたのでしょう。そのくせinterdiscplinarity(学際性、学際的)なんてふうに学者さんたちの異業種交流は前の世紀の後半からなんですよねえ。で、ご質問ですけど、1ヶ月余裕があったらそういう図を作ってあげたいけどね。あーーー、そういう仕事の探偵稼業があるといいなあ。
http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/415790235d1c60...
オンライン書店ビーケーワン:「知」の最先端 学問の今とこれからが一目でわかる
1998年に出版された『「知」の最先端 : 学問の今とこれからが一目でわかる』(日本実業出版社)があります。学問の全分野ではありませんが,現在までの流れをおおまかに掴むには格好の一冊かと思います。
ありがとうございます。
http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/415790235d1c60...
オンライン書店ビーケーワン:学問のしくみ事典 あらゆる「学」の系譜と相関がわかる
先ほど回答した『「知」の最先端』よりも前に出版されていますが,こちらの方が古くからの伝統を持つ学問体系についてふれられています.プロローグに「学問の成り立ち」として,見開きの系統図があります.
ありがとうございます。早速本屋にいってこようとおもいます!
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0180.html
松岡正剛の千夜千冊『百科全書』ディドロ&ダランベール
── ディドロ&ダランベール《百科全書 19710616-19950717 岩波文庫》
ベーコンの「学問の分類」より、ダランベールの「人間知識の系統図」、
俗に「大綱表」(P363-374)が、近代の“学問学”の体系だと思います。
下記は、過去の「はてな」にも要約した部分です。
ルイ15世の寵妃ポンパドゥール夫人のサロンでは、いつも難しい質問
が用意され、困った表情の客人たちに向って、彼女はこう叫ぶのです。
「その回答は、すべて《百科全書》に載っておりますわ!」
http://www.hatena.ne.jp/1084534349
「URLはダミーです」の語義・由来を論じてください。 もっとわかりやすい、簡潔で的確なメッセージはありませんか?.. - 人力検索はてな
ありがとうございます!
なるほどお・・・記憶、理性、想像の大分類は、私にとっては新鮮です!。
学校は英語でschool
学者は英語でscholar
どちらも語源はスコラ哲学。
大雑把に見ますと、
スコラ哲学
↑
アリストテレスの形而上学
↑
プラトンのイデア論
↑
ソクラテスの問答
となりますんで、
ソクラテスの問答から始まったのが
学問の元の中でも
中心的なものだったと言えます。
ちなみに、
学校の成り立ちを説明しますと、
ソクラテスの問答
↓
プラトンのリュケイオン
↓
アリストテレスのアカデメイア
↓
・
・
・
となります。
注:学問の体系は一つではなく、
あくまでこれは数知れぬ
学派の中の一つです。
ソクラテス生誕以前の哲学者である
タレスやヘラクレイトスといった
自然学派の存在も忘れてはいけません。
余談ですが、家庭教師は
ソクラテスが詭弁家だと
批判していたソフィスト達が
始めました。
細部の説明を省いてしまいましたが、
そこのところは上記URLにて・・・。
ありがとうございます。哲学ですか・・勉強してみます。
学問の系譜の書かれた年表や樹形図があると嬉しいです。
わかりやすく図示してあったりするわけではありませんが、ミシェル・フーコーの「言葉と物」は、学問や思考に共通する認識構造の変遷の中から人文諸科学がどう形成されてきたか(例>ポールロワイヤル文法>言語学へ、富の分析>経済学へなど)ご質問がいかに重要な問題であるかを考えさせてくれるでしょう。また同じくフーコーの「臨床医学の誕生」も解剖学の出現によって医学が大きく変わったこと、そして同種の変容が他ジャンルの学問においても起こっていたことなどが(これも図などはないですが、それでも)パノラミックによくわかります。
こうしたフーコーの方法論については「知の考古学」をご参照ください。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4309707106/hatena-q-22
Amazon.co.jp: 知の考古学 (現代思想選 10): ミシェル・フーコー, 中村 雄二郎, Michel Foucault: 本
ありがとうございます。
各時代のエピステーメーによって学問が支配されているので、学問の変遷を追うことは、エピステーメー自体の変遷を追っていくことからまずはじめる必要があるということでしょうか?
皆様から教えていただいたように、私にとって哲学の勉強はさけて通れそうにないようです。とても勉強になりましたありがとうございました。
ありがとうございます。
「多発的にひろがり交錯したかたちで発展し融合し吸収されたりしたいびつなかたちの展開」というご意見、私もそう感じております。
あえて、それを踏まえたうえで、なんらかの進化過程の分類を知りたいと存じます。
ここ100年くらいの発展過程だけでもあるとありがたいです。たとえば、戦後の大学の開講科目の変遷などを示す資料がありましたら教えてください。文部科学省周りで何か資料があるとベストです。