"カスタム"をキーワードに自社の価値を伝える、ホンダアクセスの「カエライフ」がIT統制準拠のために取り組んだこと

株式会社ホンダアクセスが運営するWebマガジン「カエライフ ~CUSTOM ENJOY LIFE~」の「はてなブログMedia」導入事例をご紹介します。

株式会社ホンダアクセスが運営するWebマガジン「カエライフ ~CUSTOM ENJOY LIFE~」は、「カスタム」をテーマに、カーライフにとどまらない幅広いジャンルの記事を掲載しています。メディアを立ち上げる際のコンセプトづくりや、大きなグループ企業ならではのセキュリティ課題への対応を聞きました。

自社の独自性とは? キーワードは「カスタム」

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左:株式会社ホンダアクセス 情報システム部 CITブロック 林 謙太郎(はやし・けんたろう)
_2017年にホンダアクセス新卒入社。社内システム開発を担当。
右:株式会社ホンダアクセス コーポレートコミュニケーション部 広報ブロック 鎌倉 淳貴(かまくら・じゅんき)
_IT企業の広報室にて、Webサイト運用に従事。2017年にホンダアクセス入社、デジタルでのコミュニケーション活動を担当。

__御社が「カエライフ」を開設したきっかけや目的を教えてください。

鎌倉さん はい、既存の広報活動では届いていなかった潜在顧客層との接点となり、将来的にHondaや、ホンダアクセスのファンになってもらうためのチャネルを作りたいというのが大きな理由です。私は2017年に中途で入社したのですが、その際に感じたのは訴求ターゲットがクルマ好きや購入を検討している人に偏っていることでした。

弊社が扱うのはHonda車専用の純正アクセサリー、販路はディーラーのみのため、そこに集中するのが効率的で最優先ではあるのですが、若者を中心にクルマ離れが叫ばれる今、新しい層への訴求にもトライしていいのではないかと考えましたし、会社としても課題を認識している部分でした。

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https://kaelife.hondaaccess.jp/

__「カスタム」をキーワードにした話題を幅広く取り上げてらっしゃいますね。

鎌倉さん メディアのコンセプトを決めるにあたり、われわれの独自性を活かせる領域は何か? 潜在顧客層はどんな人たちなのか?と議論をしていく中で見えてきた答えが「カスタム」でした。弊社はクルマのカスタムパーツを扱うことから「カスタム」が入り口になるのではないかと考えたんです。

クルマのカスタムと聞くと、シャコタンや走り屋をイメージする方もいらっしゃるかもしれませんが、われわれHonda純正アクセサリーメーカーが提供しているのは、自分らしくこだわりたい人のための加飾パーツや、カーライフを豊かにするような機能を追加するパーツなどです。突き詰めて考えると「ライフスタイルを自分らしくこだわる」ということに通じる部分があります。そこで、自分のライフスタイルにこだわりを持っている人々に向けて、「カスタム」をキーワードにライフスタイルに関わる幅広い話題を発信し、クルマのカスタムとうまくリンクさせることで、クルマを所有したり、それをカスタムしたりすることの敷居を下げていきたいという思いがありました。

システムからオペレーションまで、セキュリティ対策の舞台裏

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__正式オープンは2019年4月でしたが、その前にプレオープン期間がありました。そこまでの流れを教えてください。

鎌倉さん 2017年冬頃、当時の上長から「独自のメディアサイトをつくりたい」という指示があり、前職の経験から私が担当することになりました。自分としては、クルマ好き層への発信をさらに強化する路線ではなく、新しい層との接点づくりを目的としたメディアにしたいという想いがあり、一人でいろいろ考えて何度も資料を作ったのですが、私の力不足もあり、アイデアに行き詰まっていました。

それが2018年4月頃に2人のメンバーが加わってチーム制になり、本格的に動き出すことができました。チーム内で意見がすぐに一致したので、議論をする中でコンセプトがブラッシュアップされ、部内で提案し現在の形の土台ができました。そこから企画を詰めていくことになるのですが、並行して情報システム部との連携でシステムの部分も進めていきました。

林さん 社内で業務に関わるシステムを導入する場合、担当の部門からこのような企画のためにこのようなシステムが欲しいと、情報システム部に提案をもらいます。そこからいきなり開発するのではなく、何が必要でどう開発・導入するか、自社開発か外部と連携するかなども含めて検討していきます。今回の場合ですと、メディア運営のためのCMS導入に当たってIT統制の面での対応や、業務運用などを細かく詰めていく形になります。

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__そこで「はてなブログMedia」の導入を検討していただいたわけですね。

林さん 実は、最初に別のCMSが候補になっていたのですがIT統制の観点から採用を見送ることになり、次に名前の挙がった「はてなブログMedia」が基準に合致するものとして選ばれたという経緯があります。社内ガイドラインへの適合状況の確認の際は、はてな様の開発部門の方に取り次いでもらうことができて、技術者同士で話ができたことですごくスムーズに進めることができました。

ただ、ガイドラインの項目がストレートにOKになったわけではなく、システム側の対応を詰めるのと同時に、広報ブロックの方と一緒にオペレーションの部分も決めていきました。例えば、ID・パスワードが漏洩して管理画面から未公開の情報を見られてしまうと大変な事態になります。そういった細かな部分について、システム、運用の両面から対策を検討していきました。

__弊社のエンジニアと直接会話していただいたこともありましたね。難しいお話もあったので、伝言ゲームにならなくて良かったです。
林さん CMSのテスト環境を用意していただいて、導入を検討していた外部ツールの動作確認ができたことも良かったですね。

鎌倉さん Hondaグループという規模の大きな組織ならではの部分かもしれませんが、日頃からセキュリティや機密については非常に厳しいので、そこをクリアしていくことが大変でした。2018年の秋にかけて、並行してサイトの設計やデザイン、コンテンツの企画も進めていきました。

__その後、プレオープンという運びになったわけですね。

鎌倉さん はい。毎年1月に開催されるカスタムカーの祭典「東京オートサロン」というイベントに合わせ、2018年12月末にプレオープンしました。最初は東京オートサロンに出展するコンセプトモデルの情報や、過去に弊社のFacebookに掲載した記事を転載する形で始め、徐々に様々なジャンルの記事を増やしていきました。

数字を追いながらも、読んで楽しめる記事に

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出典:カエライフ

__現在の運用体制と記事公開ペースを教えてください。

鎌倉さん 私が所属する広報ブロックのデジタルメディアチームでは、カエライフのほか、公式SNSアカウントや社内ポータルサイトの運用を5名で担当しています。カエライフはメインが私で、他に2名が担当しています。コンテンツ制作は外部のパートナー様にもご協力いただいており、ライフスタイル系からクルマ寄りの記事までそれぞれ強みのあるところにお願いしています。

これまでは月8本、多いと12本ほど掲載することもありましたが、現在はより1本ずつに力を入れることを重視して、月6本以上の掲載を目標に運用しています。その代わりに一記事ごとにペルソナやねらいに関して議論する時間をかけること、取材や撮影にはできるだけ立ち会って、自分たちの意思をいれることを意識しています。また、現在は完全内製のコンテンツにも挑戦しています。

__運用する上でKPIは定めていらっしゃいますか?

鎌倉さん ドメインを全く新しく立ち上げたこともあって、まずはGoogleの評価を獲得するフェーズとして、今期は幅広いテーマで記事本数を増やしPVを得ながら読者の反応を見ていく期間に設定していました。それが、プレオープンを含めて半年経った時点で実績を確認したところ思いのほか順調だったので、前倒しでこの5月からKPIを定めて運用することになりました。

現在は検索からの流入セッション数と全体のPVでKPIを設定しており、まずは検索エンジンからの流入獲得を第一に考えています。また、将来の課題として固定訪問者数や回遊率を高めていきたいと考えているため、リピーター数やページパーセッションもチェックしています。

__記事テーマを幅広く設けたということでしたが、内容によって読者の反応の差は見られたのでしょうか?

鎌倉さん はい、ある程度クルマと関係あるライフスタイル系の記事が、比較的よく読まれているようです。中でもキャンプや車中泊などは、最近のブームもあって検索からの流入が多いですね。事業との相性も良いことから、今期はこの方向を中心に記事をストックしていく方針にしました。グルメやファッション関連の記事も公開しましたが、それらはもう少し固定の読者が増えてから、その人たちを楽しませるために必要になってくるのではないかと考えています。

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出典:カエライフ

__流入獲得のために取り組んでいる施策はありますか?

鎌倉さん そうですね、SEOについてはある程度意識する必要があると思っています。ただ、いかにもナレッジ系のものではなく、しっかり取材して内容の濃いものにしていきたいですね。インフルエンサーとコラボした企画にも取り組んでいますが、こちらも数字を持っていれば誰でもいいわけではなく、我々の世界観と合いそうな人、記事テーマと親和性のある領域で活動している方を起用するよう心がけています。

__KPIで数字を見つつも、コンテンツとして楽しめることを大事にしていらっしゃるんですね。

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鎌倉さん はい。自分たちも楽しめて、お客様が読んでも楽しく、役立つような記事を作っていくことが一番のポイントだと考えています。

__ありがとうございました!

企画・制作:はてな
写真:赤司 聡
執筆:笠井 美史乃

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